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汚穢のリズム の商品レビュー

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2024/03/02

死・身体・糞便・分泌物・生き物・生活空間・都市空間・言語規範といったテーマで「汚穢」を語るアンソロジー。広範なテーマを扱いながらも一つ一つが関連し合い、読後はきたなさやおぞましさを見る観点が広がったように感じます。嫌悪や恐れに興味がある方におすすめの本です。

Posted byブクログ

2024/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

汚穢とは命が滲み出し境界に出現・侵入してくること、また忌避行動の結果現れるもの、としてゴキブリやゴミ屋敷、家畜、介護などを広く語っており面白かった。川崎市民なので、特にジェントリフィケーションの話が刺さった。においなのだ、問題は 都市が脱臭された人情を売りにしてもそんなものは上っ面で、ホントの共生は違うにおいの人同士が同じ空間を共有している状態を指すんじゃないの、はその通り。でもこの次の沖縄の養豚の話でもある通り、既に分離されてしまっているし、外部からの視線や発言に晒されて方向づけられてしまっているんよ

Posted byブクログ