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古川日出男(訳者)
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平家の本当の滅亡。 壇ノ浦で平家は幼い安徳天皇の死をもって負けたのに、その後もいろいろな人が処刑されて本当に悲しかった。特に六代と最後の建礼門院は胸にぐっときた。 驕っていた平家の最期がこんなに悲しいなんて、平家物語は本当名作だと思った。
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平家の滅亡から建礼門院の出家と死で終わる。 彼女の栄光に満ちた日々から一転、山奥で侘しく暮らす姿は、この物語の伝えたい事を一人の女性に仮託して書いているようだ。