ほうかごがかり(01) の商品レビュー
よく行く本屋さんで並んでいるのを見かけて購読。あらすじに惹かれて読み始めたのですが、非常に秀逸なホラーでした。本来ホラーモノが苦手なんですけど、ぐんぐん引き込まれちゃってページを読み進める手が止まりませんでした。読み終わって表紙を見返した時の感想は筆舌に尽くせません。これはぜひ読...
よく行く本屋さんで並んでいるのを見かけて購読。あらすじに惹かれて読み始めたのですが、非常に秀逸なホラーでした。本来ホラーモノが苦手なんですけど、ぐんぐん引き込まれちゃってページを読み進める手が止まりませんでした。読み終わって表紙を見返した時の感想は筆舌に尽くせません。これはぜひ読んでみて!ってしか言えないのがもどかしいところ。続きも出ているようなので、近いうちに読みたいですね。
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ライトノベルホラー。「ほうかごがかり」に選ばれた子どもたちが怪異を記録することによって怪異に立ち向かったりなすすべなく敗北したりする話。一巻めなのでがっこうがかりの説明が中心で特に大きく話が動いたりはしない。 この作家さんの話は好きなので楽しく読んだ。 今までのよりもホラー自体は...
ライトノベルホラー。「ほうかごがかり」に選ばれた子どもたちが怪異を記録することによって怪異に立ち向かったりなすすべなく敗北したりする話。一巻めなのでがっこうがかりの説明が中心で特に大きく話が動いたりはしない。 この作家さんの話は好きなので楽しく読んだ。 今までのよりもホラー自体はやわらかめな手触りだけれども、よく考えるとものすごく絶望的だよね……という雰囲気。特に思い入れもないままにパタパタとキャラが死ぬ。一応主人公はいるけれども時々視点が変わるので、オムニバスホラーみたいな趣もあった。 親友の惺、とても良い奴でいいやつ過ぎてちょっと歪んでるんだけれども、良い奴なのでそのうち死にそうだなあと思った。
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待ちに待った甲田さんの最新作。 甲田さんならではの学校の怪談という"メルヘン"が詰まっていて楽しめた。 まっかっかさん、赤マントが自身を投影したものという見解も面白かった。
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放課後の教室で黒板に書かれた「ほうかごがかり二森啓」、突然の自分の名前と謎の言葉。その日の深夜、自室にチャイムの爆音が鳴り目の前に不気味な学校「ほうかご」があった。 真夜中のメルヘンという事だが、メルヘンって何?と考えてしまうほど一般的に考えるメルヘンと距離感がある。 対象年齢が小学校高学年からといった印象だが、私がその年代の時に読んだら読んだ事を後悔しただろう。作者の創り出した「ほうかご」と「無名不思議」の不穏で不吉で不気味な雰囲気、それが怖い。始めは何が起きたのかが分からない恐怖。そこから事態を説明されるが、それぞれの動き方はもちろん違う。動く事は恐怖の対象と相対する恐怖、動かなければ事態を把握出来ずに変化していく恐怖。生徒たちの心理描写の読者は時に共感し、時に異常性を感じる。つねに何かに対して強弱はあるものの恐怖がある。 1巻では主人公の二森啓とまっかっかさん、読者モデルの見上真絢と赤いマントがメインになっているが、最初なので怖さはまだこれでも抑えられているのだろう。 怖さの中でもしっかり読者に作者が何を伝えたいのかが書かれている作品だと感じた。
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個人的に怖いのは苦手なのでたぶん続きは読めないかも。 先が気になるので残念。 最近のラノベではあまり見かけない、場の表現が上手だなと思った。昔のラノベはこういった作品が多かった気がする。 掴みも引きも良い作品なので刺激の欲しい作品を読みたい方にはおすすめ。
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Missing以来のファンで全作品読んでます。 私が大人になってしまったのか、設定やキャラクターを見直して一般向けに書いた方が、著者の知識や見聞を活かせるのではないかと最近は思ってしまいます。(Missingやグリムの時はそういった感じは受けなかったのですが) 文章や表現や題材は...
Missing以来のファンで全作品読んでます。 私が大人になってしまったのか、設定やキャラクターを見直して一般向けに書いた方が、著者の知識や見聞を活かせるのではないかと最近は思ってしまいます。(Missingやグリムの時はそういった感じは受けなかったのですが) 文章や表現や題材は相変わらず大好きなので、おそらくこれからも作品が出れば読み続けますが…慣れてしまったのかあの頃文章を読んで感じた新鮮な感動みたいなものが薄くなっていて、難しいですね。いつだったか数年前にWEBでのみ無料で読めた作品(タイトル忘れました)は久しぶりに良かった気がしたので、まだまだ期待しております。
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『missing』に出ていた人物の名前が出てくるとは思わなくて驚いた。 バックボーンの掘り下げや彼がどうして怖い絵を描いているのか、という源流を知れそうで今から続きが楽しみだ。
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『Missing』の甲田学人先生の新作と聞いたら読むしかない。 怪談は知られ、語られることで感染し、増殖していく。でも皆に知られる前に「登場人物」が「それ」を知り尽くして記録してしまえば怖くない、と安心させておいて……。 続きが気になる。 「学校の怪談」なので、グロテスクなホ...
『Missing』の甲田学人先生の新作と聞いたら読むしかない。 怪談は知られ、語られることで感染し、増殖していく。でも皆に知られる前に「登場人物」が「それ」を知り尽くして記録してしまえば怖くない、と安心させておいて……。 続きが気になる。 「学校の怪談」なので、グロテスクなホラー描写はそこまでありません(ないとは言わない)。 というか、いい意味で小学生に読んでほしい。 子供向けな感じを一切感じさせないからこそいい。「ほうかごがかり」に任命されそうな「内向的」「特別」「はずれもの」「子供でいられなかった」人にこっそり読んでほしいです。
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この方の作品は恐らく全て読了しました。 ホラー小説がSNSで話題になっており、それらのポストのひとつでこの作品がおすすめされているのを見て購入。期待外れでした。 序章でまたいつものファンタジー路線だと察しました。帯の真夜中のメルヘンを見落としたのが悔やまれるところ。 序盤の黒板の...
この方の作品は恐らく全て読了しました。 ホラー小説がSNSで話題になっており、それらのポストのひとつでこの作品がおすすめされているのを見て購入。期待外れでした。 序章でまたいつものファンタジー路線だと察しました。帯の真夜中のメルヘンを見落としたのが悔やまれるところ。 序盤の黒板の「ほうかごがかり」の描写こそ一瞬期待しましたが、何者かに突き飛ばされるところでシステムめいたものを感じ興醒め。 一話から二話までは恐怖描写らしい描写もなく、登場人物の内心の葛藤のみ。三話もほんの5ページ程度しか恐怖描写がありません。もう少し溜めのある恐怖描写が見たかったところ。 以前は「ほうかごがかり」でのあっさりとして葛藤のみに重きを置いた恐怖描写よりも、湿度と生々しい痛みや惨憺とした恐怖描写だった気がしますが、今作ではそれらが一切感じられません。 電撃文庫の対象年齢である中高生よりも少し下の、小学校高学年から中学生ぐらいが対象のホラーといった雰囲気。 これよりファンタジーとバトル色強めの「断章のグリム」の方が痛みの描写としてはもう少し上だったように思いますし、「夜魔」のカッターナイフの方がもう少し薄気味悪い。「ノロワレ」の方が恐怖描写の質が良い。 十叶詠子、空目恭一、真木夢人、今回でいえば太郎さんなどのキャラクターの癖が強過ぎて、それらキャラクターの描写で対象年齢の下がるホラーになっているような気がします。上記のキャラクターはあまりにアニメ・漫画的なキャラクターで、この方の著作がメディアワークス文庫より電撃文庫の方が多いのはだからかな、と思っておりました。断章のグリムの「時槻風乃と黒い童話の夜」も時槻風乃がいない方が面白かったと個人的には思いました。 登場人物を固定せず、やたらと癖の強いキャラクターの登場しない短編集のようなものが読んでみたいです。この方の惨憺とした恐怖描写は好きなので。 続き物なので次を購入するかは悩むところです。電撃ノベコミ+で五話の最新話まで読みましたが、恐怖描写なし。五話の3の「ハントゥ」などは作者の豊富な知識がうまく小説と噛み合っていない印象を受けました。
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