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台湾ホモナショナリズム の商品レビュー

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2025/10/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカ ・強大な力を持つ国家 ・同性愛嫌悪的他者は構造的弱者であるムスリム 台湾 ・国際的に国家とは認められていない場合がほとんど ・同性愛嫌悪的他者は構造的強者である中国 この前提をもって台湾ホモナショナリズムを考えないと、 "アジアで初めて同性婚を可能とした、全ての愛の形が尊重される理想的な場所"という優位性の強調を単純なナショナリズムとして批判してしまう恐れがあり、国際社会の中での立場をなんとしても確立させたい台湾の意図を汲み取れなくなる。 また、同性婚ができるという仕組みの中にも下記のような問題が残されていることも忘れてはいけない。 ・既存の台湾結婚制度に対する批判があること ・東南アジア諸国に対する根強い差別(劣等的な存在として捉える、健康保険の搾取者といった偏見など) ・中国-台湾間での結婚は異成婚も含めて高いハードルが存在すること 台湾という場所の持つ特殊性が、米国的ホモナショナリズムとは異なる形を持っている事を認識できた。インタビュー形式をとってくれているため、生の声を聞けたのもありがたい。またこの形式のおかげで、論文的な文章も読みやすくなった。

Posted byブクログ

2025/03/30

民主的で、性的マイノリティに理解のある進んだ国家、のイメージに対してちょっと待てよと知識を与えてくれる本。インタビューで綴られていくので読みやすさありつつ専門的で難しい部分もありつつ。同性婚合法化はゴールではない。二項対立からの脱却。難しいけど面白い本でした。

Posted byブクログ

2024/01/21

同性婚の合法化という美しい響きからこぼれ落ちた事実とどこまでも二項対立や自身のステレオタイプと思い込みから抜け出せない人類の悲しさも浮き彫りにする。 単純化された運動やスローガンやわかりやすさに飛びつくのではなくどのように考え、どのような社会を目指すのかを示唆する本であった。 ま...

同性婚の合法化という美しい響きからこぼれ落ちた事実とどこまでも二項対立や自身のステレオタイプと思い込みから抜け出せない人類の悲しさも浮き彫りにする。 単純化された運動やスローガンやわかりやすさに飛びつくのではなくどのように考え、どのような社会を目指すのかを示唆する本であった。 まだまだ甘い。私たちはもっとその先を目指さないといけない。

Posted byブクログ