1,800円以上の注文で送料無料

アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王 の商品レビュー

4.5

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/06/19

Naotyさんの本棚から いやーもうまず分厚い! そしていやそりゃ分厚いやろ!アガサ・クリスティーの一生やでっていうね Naotyさんの言う通り有名作品のネタバレがエグいので、注意を促したい だが、こっから始める人はおらんやろとも思う アガサの一生から入るひとはおらんやろ ア...

Naotyさんの本棚から いやーもうまず分厚い! そしていやそりゃ分厚いやろ!アガサ・クリスティーの一生やでっていうね Naotyさんの言う通り有名作品のネタバレがエグいので、注意を促したい だが、こっから始める人はおらんやろとも思う アガサの一生から入るひとはおらんやろ アガサ作品が大好きで少なくとも有名どころは一通り読んだ人が手にする本だもの そしてそんなアガサ作品大好きな人の期待を十分満足させるつくりとなっておりますよ! なにより、文体が良かった おもきし演出過剰でクセ強w これがとっても合ってたんよな アガサの人生に そして、ヤバイっす 直前に『オリエント急行殺人事件』読んでめちゃ面白かったっていうのもあるけど、色々読み直したくなってきた どうすんねん! どうしてくれんねんNaotyさんよ〜、どう責任とってくれんのこれ?(指定暴力団の手口) 晩年アガサはインタビューで、どういうふうに覚えていてもらいたいかと訊かれ 「探偵小説のなかなかよい作家」と答えたいう いや、アガサおばあちゃん、それは無理〜!世界でどんだけ読まれてると思てんのよ!w

Posted byブクログ

2025/04/18

ブクログメンバーの本棚にあって知ったもの。これまでクリスティの伝記本は何冊か読んだが、これが一番よかった。クリスティの生まれた1890年から10年区切りで、1890年代、1900年代、と区切りクリスティの私生活、執筆事情を作品や自伝、手紙、さらにはメモ、新聞記事などから書き込む。...

ブクログメンバーの本棚にあって知ったもの。これまでクリスティの伝記本は何冊か読んだが、これが一番よかった。クリスティの生まれた1890年から10年区切りで、1890年代、1900年代、と区切りクリスティの私生活、執筆事情を作品や自伝、手紙、さらにはメモ、新聞記事などから書き込む。区切りの扉にはクリスティの写真を載せ、黒地なので目印になる。表紙の写真は初々しくて美しいなあ。40代、50代の写真が早川文庫なんかに載っている一番油ののっている時かな。最後は70代、80代の写真になって皺だらけだが、最後まで彼女は書き続けていたのだ。 著者は1973年生まれ。2022年上梓とあり、クリスティ没後46年経ち、曾孫が現在「クリスティー・アーカイブ・トラスト」の管理者で、クリスティの書簡や書類をみられるようになって、この本の執筆が可能になったとある。 2004年には娘のロザリンドが85歳で亡くなった。著者はクリスティの人生を語り終えて、ロザリンドは母親の伝説を存続させるために、独立した人間としての自分の人生のある部分が死ななければならなかったように感じる、とある。・・有名人の子供ならではの宿命・・ クリスティは1926年の失踪事件以来、人をだます人、というレッテルを張られ、作品も分かりやすい文体からあまり評価されてこなかった。遺族公認伝記は1984年にジャネット・モーガンにより、アーカイブを一部見ることが許可され書かれ、それによりモーガンは「この作家は完全なプロであり親切で幸せな人間だ」とした。そして2022年の現在、1980年代にはできなかったことができるようになっているという。それは女性の生き方は複雑であると社会が容認するようになってきているというのだ。 皮肉なことに、彼女の低評価は、作品のテレビドラマ化の大成功にもよるという。1990年代のポワロ、2000年代のマープル物だ。これによりクリスティの世界が均質化され、原作本より刺激が少なくなっているというのだ。しかし2015年のBBCドラマでは解釈が大胆に変化した。 そしてこの15年の間に、「文化」を構成するものと、研究に値する者の定義が覆った。学者たちが、こんなに広く読まれている人物が、どうしてこんなに少ししか研究されていないのかと、現在は講義や論文に定期的に現れているという。 著者は、クリスティは「彼女の社会階級やジェンダーのルールを再定義した人物でもあった」とする。生まれた時代により、二度の戦争、病院での職業生活、離婚、再婚、前例のない仕事上の成功は、自らの意志の力と、独立心と、努力で自分自身を作り上げたものだ、とする。 戯曲、蜘蛛の巣に出演したマーガレット・ロックウッドは「アガサには、すべての女性がしたいと思う事をする天賦の才能があるの。彼女は何かを成し遂げる・・本音では、女性はみな・・そういうことをしたいのよ・・でも、わたしたちにできるのは、せいぜい夢見るだけ」と言う。 巻末の出典、人物事項の索引があるのも助かる。 2022年刊 2023.12.25第1刷 図書館 〇クリスティの曾孫、ジェイムズ・プリチャード(6歳の時曾祖母が亡くなる)へのインタビュー 2023.9.13 ねとらぼ 「ベネチアの亡霊」~時代に沿った表現の変更を「わずかな代償」とする覚悟。100年前の読者も、現代の読者も同じ気持ちで楽しめる作品に。 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2309/13/news037.html

Posted byブクログ

2025/03/20

気分的に今は小説ではなくて、クリスティーの人生がもっと深く知りたくて読んだ。 この作品はゴシップではなく、現存するクリスティーの手紙や2人の夫たちとの手紙などから、できるだけ忠実にクリスティの実像を描こうとしている。 作中でガッツリとネタバレしている作品も多いので、これからクリ...

気分的に今は小説ではなくて、クリスティーの人生がもっと深く知りたくて読んだ。 この作品はゴシップではなく、現存するクリスティーの手紙や2人の夫たちとの手紙などから、できるだけ忠実にクリスティの実像を描こうとしている。 作中でガッツリとネタバレしている作品も多いので、これからクリスティーを読もうと思ってる方にはオススメできません。 クリスティーは、2人の夫、母の死、実兄、娘、社会階層やジェンダーのルール、お金のことなど、様々なことでたくさん悩んでいた。 悲しくて辛い繊細な気持ちは、作品の登場人物に投影していたようだ。 自分がクリスティーにこんなにも惹きつけられるのは、クリスティの描く人間の「喜・怒・哀・楽・愛・憎」などの繊細な心理部分から、クリスティー自身の繊細な部分が伝わってきて共感するからだと思う。 クリスティーもたくさんのことで悩み、落ち込み、失敗もして、どんなに辛い状況でも克服して、時には作品に自分を投影して、たくましく強く生きていたんだ。 クリスティー作品100冊のうち68冊読み終わった。 クリスティーが人生をかけて描いた残りの作品も、ゆっくり楽しみながらいつになるかわからないけど全制覇したい。 たくさんの辛いことを乗り越えたクリスティーの晩年は、とても幸せだったことが本当に嬉しかった。

Posted byブクログ

2025/08/19

アガサの評伝。 TVドラマシリーズのポワロやミス・マープルを観ていると、戦争(特に第一次大戦)の影を感じますが、そういった背景も含め、かなり誠実な本だと思いました。噂に踊らされていない、というか… そして、第二次大戦も、かなり影響していたとわかりました。 これまで最初の夫は不貞...

アガサの評伝。 TVドラマシリーズのポワロやミス・マープルを観ていると、戦争(特に第一次大戦)の影を感じますが、そういった背景も含め、かなり誠実な本だと思いました。噂に踊らされていない、というか… そして、第二次大戦も、かなり影響していたとわかりました。 これまで最初の夫は不貞を働いた悪い奴、と思っていましたが、娘・ロザリンドとの関係から、人としては悪い奴なわけではなかった…ものごとを一側面から捉えがちな、私の悪い癖です。 ただ、やはりアガサの人生の前半と後半では、私生活もですが、戦争が2回目があったり、イギリスの国自体も変わったり…で、大変でした。 裕福な家に生まれ、それがだんだん没落していく中、体面は保つ、実は借金まみれ…そんな、アガサの作品に出てくるような人たちが実際にいた(アガサの家)というのも初めて理解したように感じました。 作品の映像化にまつわるいろいろや、税金に関わるいろいろや…ああ大変。 本人の書いた作品の登場人物並み。 いろいろな作品の登場人物の、アガサの気もちを投影したセリフなども紹介されています。 鳩の中の猫 の校長のセリフが効いています。 アクロイド殺しが比較的初期の作品であること、晩年の作品がもしかすると何かの影響である意味凡作かも…といった考察なども納得。 葬儀を終えて ドラマの、マイケル・ファスベンダーの演じたキャラや、コーラおばさんのキャラクターで、わが家では人気というか、よく話題になります(人気、というには、酷い話なので…)。 それが章タイトルに もなっていて、喜ぶマニアです(笑) もう一つ、参考文献に、14の毒薬が! これもうれしいネタでした〜

Posted byブクログ

2024/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アガサ•クリスティーがどういう人物だったのか? 後世に資料から読み解いた作業の記録。 いつも文庫本でみていた著者紹介が、厚みとリアリティをもって伝わってくる。(本自体厚く、資料写真も充実している) そのときどきで対外的な自分像を作り変え、「演じてきた」という評価が印象的。 世間と戦いながらも、自分の気持ちには正直に生きた人だったのかなと想像した。

Posted byブクログ

2024/03/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても興味深く読めた。 最初の20ページほどの写真が素晴らしく、これだけでも元が取れそう。 アガサの作品はもちろん読んだことがあるが、彼女のことは何も知らずによんだのでとても楽しめた。 2つの州を騒がせた失踪事件は小説のように面白かったし、女性が今ほど自由ではなかった時代に、傷心旅行で、それも単身で、イスタンブールやバグダッドを巡ったエピソードが気に入った。

Posted byブクログ

2024/02/18

日本で言えば明治中期に生まれ戦後まで生きた 長い人生。  いくら野心や才能があっても 階級社会イギリスならではの そのクラスに合った考え方や暮らし方が先。 ある人種への差別感情とか 自分は専業主婦だという自覚とか、 使用人への変わらないスタンスとかを 持ち続けたのもなるほどと...

日本で言えば明治中期に生まれ戦後まで生きた 長い人生。  いくら野心や才能があっても 階級社会イギリスならではの そのクラスに合った考え方や暮らし方が先。 ある人種への差別感情とか 自分は専業主婦だという自覚とか、 使用人への変わらないスタンスとかを 持ち続けたのもなるほどと思いました。 あの旅情あふれる作品設定も 夫の赴任先に付いていった様々な土地で 生まれたものが多かったと思われ、 自分の稼ぎで夫を支え、 家庭と仕事を両立させたウルトラな女性。 アガサさま、天晴れです!

Posted byブクログ

2024/02/11

日本経済新聞の土曜版で紹介されていたので手に取ってみた。これまでのアガサ・クリスティー本とは大きく違い、彼女の実際の生活や家族を詳細に調べている。

Posted byブクログ