静かな働き方 の商品レビュー
▼感想 ・第6章の元コンサルタント・ジョシュの話に痺れました。キャリアや収入額は違いますが、現状の葛藤から思考・行動した結果、満ち足りている心象風景が鮮やかに伝わりました。 ・その他に登場する8名のお話も読み応えがあり、お勧め出来る書籍です! ▼メモ ・「愛することを仕事に...
▼感想 ・第6章の元コンサルタント・ジョシュの話に痺れました。キャリアや収入額は違いますが、現状の葛藤から思考・行動した結果、満ち足りている心象風景が鮮やかに伝わりました。 ・その他に登場する8名のお話も読み応えがあり、お勧め出来る書籍です! ▼メモ ・「愛することを仕事にすれば、1日たりとも働かずに済む」という言葉について ⇒ 「仕事はどうやったって仕事だ。一部の人は好きなことを仕事にしている。仕事以外の時間に好きなことができるように働いている人もいるどちらがより貴いということはないよ」 ・「日々をどのように過ごすかは、人生をどのように過ごすかである」:作家アニー・ディラード ・元世界的コンサルティング企業に勤めたジョシュの3つの働き方の実験 (1)やる価値があると思える仕事のみ引き受けること (2)報酬が良い仕事のみ引き受けること(時給130ドルの仕事) (3)週に20時間以上は働かないこと ※たいていは週に10~15時間働き、6桁ドルの年収を維持している ・「人間の短い人生の価値は、経済的な報酬がある企業に貢献することだけで決まるなんて、僕はそう信じているのか?」と問いかけた。「そんなことはない。その問いに対する僕の答えはノーだ」。次に本当はどうしたいのか考えた。特に予定のない日々を過ごし、川沿いの道を何度も歩いて答えが見つかったという。「畏敬や感動に突き動かされた生活がしたい」と木々の間を縫うように進む中ジョシュは言った。「自然に身を置いて、そこで感じることを味わいたいんだ」「そういう人生を送りたい」と言った。 ・あなたが価値を置くものと市場が価値を置くものを考慮に入れた、あなただけの「成功」を定義することが重要だ。神学者フレデリック・フブナーの言葉を借りれば、「個人の大きな喜びと、世界の大きなニーズが出会うところ」を見つけることである。 ・ベーシックインカムの実験結果の最も励みになる部分は、お金に余裕ができたことで、「自己決定、選択、目標設定、リスクを取る余裕」が生まれたことだ。端的に言えば、個人の自律性が増したのである。 ・「仕事を主役にしない生き方の対極にあるのは、人生を主役にする生き方である」
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取材に基づくノンフィクションかな?仕事主義の蔓延,仕事がパンのための労働を超えた価値を持つようになっていること,自己実現と仕事など,テーマとしては興味深いのだが,深掘りはできていないような。あと,雇われ労働者と経営者・起業家とではまた別のような気もする。 自分自身は仕事ばかりして...
取材に基づくノンフィクションかな?仕事主義の蔓延,仕事がパンのための労働を超えた価値を持つようになっていること,自己実現と仕事など,テーマとしては興味深いのだが,深掘りはできていないような。あと,雇われ労働者と経営者・起業家とではまた別のような気もする。 自分自身は仕事ばかりしているようでいて,お金にならないことが多いので,それは仕事と言えるのか?と感じている。基本的には資格(肩書)に基づいた活動なので仕事なのかもしれないが,稼ぐという意味ではボランティア活動に極めて近い。 仕事を取ったとき何が残るかというと,この自分自身が残るだけで,この自分自身がたまたま今の仕事をしているという意識なので,アイデンティティにどれほどの影響があるのだろうかと思う半面,別の(それなりに満足できる)仕事がなければなかなかしんどいかもしれないなとも思う。10代の頃の何の肩書きもない開放感を思えば,目標さえあれば不安はないのだろうけれども。
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現在就活中のもので、働くってなんだろう?私はどんな働き方をしていきたいだろう?と思っている今、読めてよかったなあと思う本です。 紹介されている事柄はアメリカの出来事ですが、(私にアメリカの人々がそんなに資本主義というイメージがなかったので)日本のことでは!?えっアメリカの人たちも...
現在就活中のもので、働くってなんだろう?私はどんな働き方をしていきたいだろう?と思っている今、読めてよかったなあと思う本です。 紹介されている事柄はアメリカの出来事ですが、(私にアメリカの人々がそんなに資本主義というイメージがなかったので)日本のことでは!?えっアメリカの人たちも働きすぎなの!?と驚きの連続。新しい考え方が得られて面白かったです。
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働くことの意味や人生の価値観について、様々な人の生き方から学ぶことができた。この本を読み終えて、なんだかすごく気持ちが楽になる。 今、仕事で何かの人生の岐路に立ち悩んでいる人は、この本を読むと良いと思う。 自分自身の今までの働き方を振り返って、もっと早く、仕事に対するこのような考...
働くことの意味や人生の価値観について、様々な人の生き方から学ぶことができた。この本を読み終えて、なんだかすごく気持ちが楽になる。 今、仕事で何かの人生の岐路に立ち悩んでいる人は、この本を読むと良いと思う。 自分自身の今までの働き方を振り返って、もっと早く、仕事に対するこのような考え方を、少しでも身に付けていれば良かったかなとも振り返り思った。 キーワードのほどよいが、とても心地良かった。
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出てくる事例が極端に仕事に情熱を持っていた人の話が多く、読んでいて疲れてしまった… 多方面にアイデンティティを持って、仕事だけに傾注しない方がいいのはわかるんだけど、いつまでこれ続くんだろうと思ってしまった
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テーマ別に、さまざまな人物の実例をもとに、仕事と自分との距離感の取り方について考えるきっかけを与えてくれる本。 仕事以外に自分のアイデンティティを沢山持った方が良い、というのは自分の実感としてもそう思う。 仕事以外にアイデンティティがない人は意外と脆いというか、レジリエンスの面...
テーマ別に、さまざまな人物の実例をもとに、仕事と自分との距離感の取り方について考えるきっかけを与えてくれる本。 仕事以外に自分のアイデンティティを沢山持った方が良い、というのは自分の実感としてもそう思う。 仕事以外にアイデンティティがない人は意外と脆いというか、レジリエンスの面で劣るなぁと常日頃感じていた。 また、仕事の評価=自分自身の評価、になってしまうのはしんどいだろうな、と思った。「仕事では失敗したけど、私の良いところは変わらずそこにある」ぐらいの距離感が丁度いいんだろうと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
多面性がある人ほど鬱になりにくい(←ざっくり)というのは、確かにその通りだなと思いました。 自身が部活や仕事など一つのことに集中して真面目に取り組みすぎる性格で、実際にメンタルが落ち込んだ経験が何回もあるので、まずは一つからでも別コミュニティへの参加や活動をしてみようと感じました。
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対象読者がアメリカ人のためなのか、日本人の私にはギャップを感じる記述もある。 が、就職サイトや企業のホームページに見られる「仕事で自己実現しよう」という風潮に、一石を投じるものとなっている。 仕事をそんなに重たく考えなくてもいいんじゃない?という提案とも読み取れる。
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アメリカの少なくとも大学出の人は、働き過ぎらしい、根本にあるのは、収入の多少、経歴の立派さ、忙しさ自慢などの価値観による。アメリカ人に言われるのも変ではあるが、吾唯足知(われただたるをしる)を考えろ、他人が決めた価値観に従って生きるな。自分は何をしたら満足なのか自分で決めろ。とい...
アメリカの少なくとも大学出の人は、働き過ぎらしい、根本にあるのは、収入の多少、経歴の立派さ、忙しさ自慢などの価値観による。アメリカ人に言われるのも変ではあるが、吾唯足知(われただたるをしる)を考えろ、他人が決めた価値観に従って生きるな。自分は何をしたら満足なのか自分で決めろ。ということである。転職した人の話しが続くが、転職のしにくい(収入が減る)日本でも、働けば十分に貯金ができ、転職市場が充実しした世界になれば、参考になると思う。 アメリカでは、朝昼晩の食事はタダ、ハッピーアワーと言って、みんなで集まって酒を飲むのもタダ、仕事で遅くなるとタクシー代も出してくれるらしい。筆者は、会社に縛り付ける会社の策略だと言っているが、時間になると、強制的に消灯になり家に仕事を持ち帰る日本人のことを考えると。日本人は恵まれてないなと心から思う。 、
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刺さりはしなかったけど、やはり仕事至上主義ではなく、ちょうどいいところを見つけて 自分で納得して楽しめる人生が良いと思った
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