美味しいサンマはなぜ消えたのか? の商品レビュー
本書は、日本の水産業界における様々な問題点を提起している。 様々な要因が絡み合って、根が深く一筋縄ではいかないと痛感した。 千葉県銚子市の岩牡蠣の殻でつくるタレに浸けておく保存方法は、初耳だった。 ・スーパーで4Tと言われる、価格、量、品質、規格が重要視されている。いつでも...
本書は、日本の水産業界における様々な問題点を提起している。 様々な要因が絡み合って、根が深く一筋縄ではいかないと痛感した。 千葉県銚子市の岩牡蠣の殻でつくるタレに浸けておく保存方法は、初耳だった。 ・スーパーで4Tと言われる、価格、量、品質、規格が重要視されている。いつでも、同じ品揃えのスーパーが手間を掛けたくない消費者に受ける。簡単、便利、に価格は安くが今の消費者のニーズで、逆にいつもばらばらの品揃えだと安定感に欠け不人気になる。 ・とにかく安いが支持され、一枚100円の鯵の開きをほぼ原価で売ると、高級魚の干物の売れは悪くなり、加工業者も廃業に追い込まれ、高級魚も需要がなければ卸値も下がり、漁師も辞めざる負えなくなる。まさに、悪循環、負のスパイラルである。 他、ノルウェーの輸入魚やサンマの不漁小型化、海鮮丼が全国何処でも同じ、日本の漁業の現状など勉強になった。 てか、今年はサンマふえてるみたいですね。 良かった!
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平易な言葉で構成されていて苦なく読める。 日本の水産業の現状について、歴史的経緯を踏まえて説明されている。 鯖は好きだけど油っこすぎる……と常々思っていたため、鯖の話が1番興味深かった。 火を通す用の切り身は鮭、生で食べるものはサーモンと呼ぶ理由もノルウェーの戦略ということなの...
平易な言葉で構成されていて苦なく読める。 日本の水産業の現状について、歴史的経緯を踏まえて説明されている。 鯖は好きだけど油っこすぎる……と常々思っていたため、鯖の話が1番興味深かった。 火を通す用の切り身は鮭、生で食べるものはサーモンと呼ぶ理由もノルウェーの戦略ということなのだろうか。
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漁業大国だった日本もいまや過去。ノルウェー産を中心に日本の漁業を取り巻く環境、厳しい現実を描く。特に回転寿司のネタなんてほぼ輸入。特に魚を買う場所が魚屋からスーパに変わったことが大きい。
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配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10276467
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タイトルこそキャッチーだが、中身は日本の魚食と漁業の行く末を真剣に憂う内容。海鮮丼の具になる魚が、日本全国何処で食べても似たような種類になるのは、そして食べる側もそれを良しとしてしまうのは、やはりどう考えてもおかしい。イワシ、美味しいよ?。
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