BLANK PAGE 空っぽを満たす旅 の商品レビュー
僕、やっくん。 ってな事で、内田也哉子の『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』 樹木希林と内田裕也の娘である内田也哉子の対談エッセイ集 谷川俊太郎 小泉今日子 中野信子 養老孟司 鏡リュウジ 坂本龍一 桐島かれん 石内...
僕、やっくん。 ってな事で、内田也哉子の『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』 樹木希林と内田裕也の娘である内田也哉子の対談エッセイ集 谷川俊太郎 小泉今日子 中野信子 養老孟司 鏡リュウジ 坂本龍一 桐島かれん 石内都 ヤマザキマリ 是枝裕和 窪島誠一郎 伊藤比呂美 横尾忠則 マツコ・デラックス シャルロット・ゲンズブール と豪華著名人が亡くなった樹木希林(ちょっと内田裕也)との生前の関わりを対談し、母親を亡くした虚無感や複雑な家庭環境での人生を振り返ったりと内田家の壮大で歪ながら溢れた家庭愛にグッとくる良い本じゃった。 2025年30冊目
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『うわのそら。 この言葉が今、最も自分の心の有り様を表している。 9月に母が他界してからというもの、不思議なくらい、哀しみも、歓びも、焦りも、怒りも、あらゆる 感情が靄に包まれ、どこか 意識から離れたところで 浮遊している感覚なのだ 』 こんな文章で始まる内田也哉子さんの対談集...
『うわのそら。 この言葉が今、最も自分の心の有り様を表している。 9月に母が他界してからというもの、不思議なくらい、哀しみも、歓びも、焦りも、怒りも、あらゆる 感情が靄に包まれ、どこか 意識から離れたところで 浮遊している感覚なのだ 』 こんな文章で始まる内田也哉子さんの対談集です。「母」は女優、樹木希林。父はロックンローラー内田裕也。変わった両親の娘という目で見られてきた也哉子さん。ご苦労されたのですね…。その傷つきを内包しながらも、温かく誠実な人柄を端々に感じられる対談です。 対談相手や読者を傷つけることない慈しみのある文章に癒やされます。 也哉子さんのBLANKな心のページが、対談者に会いに行き、傾聴し、文章をお越し、推敲していく過程で、少しずつ埋まっていくのがわかります。 《対談者》 谷川俊太郎 (詩人) 小泉今日子(俳優/歌手) 中野信子 (脳科学者) 養老孟司 (解剖学者) 鏡リュウジ (心理占星術研究家) 坂本龍一 (音楽家) 霧島かれん (モデル/クリエイティブディレクター) 石内都 (写真家) ヤマザキマリ (漫画家/画家/文筆家) 是枝裕和 (映画監督) 窪島誠一郎 (無言館館主/作家) 伊藤比呂美 (詩人) 横尾忠則 (美術家) マツコ・デラックス (コラムニスト/タレント) シャルロット・ゲンズブール (俳優/映画監督)
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いつも図書館で本を借りているが、20冊に1冊くらい、買って手元に置いておきたくなる本がある…そんな1冊。自分も両親を亡くし、空っぽというよりも拠りどころのない浮遊感と共に生きてきたが、うまく言葉にできないさまざまな感情がここにすべて詰まっていて、そうそう!同じ同じ!そういうことだ...
いつも図書館で本を借りているが、20冊に1冊くらい、買って手元に置いておきたくなる本がある…そんな1冊。自分も両親を亡くし、空っぽというよりも拠りどころのない浮遊感と共に生きてきたが、うまく言葉にできないさまざまな感情がここにすべて詰まっていて、そうそう!同じ同じ!そういうことだったのか!と目から鱗やら涙やらがこぼれてやまない1冊となった。対談相手がいい。それを受ける也哉子さんがまたいい。ずっと漂っている樹木希林さんの気配がすごくいい。「まるで蜃気楼のように、でも確かに存在した二人」。ほんとうに父母の存在、一緒に生きた日々は蜃気楼のよう。お盆に読むのにぴったりの内容でもあった。
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身内との別れは思いもよらぬ空洞ができる。どんな別れであっても、納得はできない。悲しみ、喪失、混乱。誰かと話すことでくっきりする故人の姿。思い出す朧げな姿。何をどうしたって娘である事実からは逃れられないと同時に、母である事実からも逃れられない。悲しみに溺れきれたら。家族や仕事が、生...
身内との別れは思いもよらぬ空洞ができる。どんな別れであっても、納得はできない。悲しみ、喪失、混乱。誰かと話すことでくっきりする故人の姿。思い出す朧げな姿。何をどうしたって娘である事実からは逃れられないと同時に、母である事実からも逃れられない。悲しみに溺れきれたら。家族や仕事が、生きる支えや希望にもなる。空っぽを満たす旅。きっと、これからも続いていくのだろう。
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樹木希林さんと内田裕也さんを両親に、モッくんを旦那様に19歳で結婚した内田也哉子さんのエッセイ。ご両親を亡くし、心の整理に著名人と語らう。文筆力に驚いた
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白紙のように見えた人生にも濃い筆跡は残る。内田裕也のロックな魂、樹木希林の静かなる強さ。その間に立ち言葉でつむぐ内田也哉子のまなざしは痛みも愛も見逃さない。本木雅弘という寡黙な支柱もまた家族の静けさを守ってきた。破天荒と沈黙、喧騒と祈り。そのすべてが交差する家族の記憶は白紙には描...
白紙のように見えた人生にも濃い筆跡は残る。内田裕也のロックな魂、樹木希林の静かなる強さ。その間に立ち言葉でつむぐ内田也哉子のまなざしは痛みも愛も見逃さない。本木雅弘という寡黙な支柱もまた家族の静けさを守ってきた。破天荒と沈黙、喧騒と祈り。そのすべてが交差する家族の記憶は白紙には描けぬ深みをもつ。だからこそ彼女は語らぬことにも耳を澄ませる力を持つのだ。表層より内実に迫ろうとする。
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天才と天才の子供はやっぱり天才 天才ってことではないかもしれないけど、也哉子さんもすごい人だなって思います。 なんていっても、もっくんと19歳で結婚したんだもんね。 もっくんと同じ年のあたしとしてはそりゃもうびっくりよ。 この本読んで、やっぱりただものではないって感じました。
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樹木希林、内田裕也という強烈すぎる個性の両親のもとに生まれ、10歳上の本木雅弘と18歳で結婚した内田也哉子が相次いで両親を亡くしたアイデンティティの喪失の空白を埋める旅のような対談・エッセイ集。この対談相手が両親との関わり(心象風景的にも)のあったヤマザキマリ、谷川俊太郎、横尾忠...
樹木希林、内田裕也という強烈すぎる個性の両親のもとに生まれ、10歳上の本木雅弘と18歳で結婚した内田也哉子が相次いで両親を亡くしたアイデンティティの喪失の空白を埋める旅のような対談・エッセイ集。この対談相手が両親との関わり(心象風景的にも)のあったヤマザキマリ、谷川俊太郎、横尾忠則、中野信子、マツコ・デラックスほかビックネームばかりで凄い。 彼女は猛烈なマザコンでファザコンでおまけに夫コンでもあった。この空白を受け入れるために彼女は他者との対話という言葉の旅が必要だったように思う。特に母と娘の関係性は深く断ちがたいもののように思える。
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この本を読んでから半年以上経っていますが、未だに自分の中で生きている読書体験だったと感じています。 これを読んだタイミングは戦争や紛争のニュースばかりで人間や世の中に対する疲弊感を感じていた時でした。 ここではいろんな方と内田也哉子さんが対談し、その内容が書かれていますが、...
この本を読んでから半年以上経っていますが、未だに自分の中で生きている読書体験だったと感じています。 これを読んだタイミングは戦争や紛争のニュースばかりで人間や世の中に対する疲弊感を感じていた時でした。 ここではいろんな方と内田也哉子さんが対談し、その内容が書かれていますが、也哉子さんだからこそお相手の方が話してくださったんだろうなと思うことや、着眼点がありとても魅力に思えました。 自分が1番救われたのは ここにいる方々がとても面白いことでした。 先にも書きましたが、自分の中で人間や世の中に対しての疲弊があったのですが、この本により、『自分が知らないだけで面白い人や面白いことが実際、こんなにあるんだ』と気付かされました。 希望が生まれたような瞬間だったのを覚えています。 この本に出会えて良かったです。
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対話エッセイとあったので、全てが対話形式と思ったが、数名のインタビューしかなくて残念。 特に小泉今日子さんとの話が聞きたかった。 也哉子さん特有の表現は時に美しく時に遠く感じる為、読みやすい時と読み進めにくい時とあった。 ご両親を相次いで亡くされたことによる喪失と生、死とは。 ま...
対話エッセイとあったので、全てが対話形式と思ったが、数名のインタビューしかなくて残念。 特に小泉今日子さんとの話が聞きたかった。 也哉子さん特有の表現は時に美しく時に遠く感じる為、読みやすい時と読み進めにくい時とあった。 ご両親を相次いで亡くされたことによる喪失と生、死とは。 また、独特なご両親を持つ子供としての立ち位置、育ち方などそれぞれにあって面白い。 母親とは母性を持って子供を育むものだと思うのは当たり前とは思ってはいけないもの。 母親にもそれぞれ個性があって、子供ともいろんな接し方があってしかるべし。しかし、個性的な親に育てられると言うことは、しっかりと子供にも繋がっていくものだと思う。 生きることは、千差万別。 しかし、難しいことは考えず、なんか生まれてきたから生きてていいんだ、で良いのかもしれない。
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