仕事のためには生きてない の商品レビュー
※ 何のために働いているのか。 どんなふうに生きたいのか。 会社という組織の歯車として働きながら、 自分にとって大切にしたいことは何かを 考えて悩み、探してもがきながら、 より良い毎日を求めて生きるお仕事小説。 思い悩んで心が迷子になった先に “職場も世の中も捨てたもんじゃな...
※ 何のために働いているのか。 どんなふうに生きたいのか。 会社という組織の歯車として働きながら、 自分にとって大切にしたいことは何かを 考えて悩み、探してもがきながら、 より良い毎日を求めて生きるお仕事小説。 思い悩んで心が迷子になった先に “職場も世の中も捨てたもんじゃない“ と感じられたらどんなに幸せだろう。
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初読みの作家さん お仕事小説とか、職場で戦う!みたいな話は結構好きなので題名からずっと気になっていた作品 図書館で借りようとしてた本がことごとく空振りで、ちょうどこの本が目に入り、私を呼んでるわと思って借りてきました♪ 仕事はするけどバンドをするために仕事をしているとい...
初読みの作家さん お仕事小説とか、職場で戦う!みたいな話は結構好きなので題名からずっと気になっていた作品 図書館で借りようとしてた本がことごとく空振りで、ちょうどこの本が目に入り、私を呼んでるわと思って借りてきました♪ 仕事はするけどバンドをするために仕事をしているという割り切った考えの勇吉。 勇吉が勤めている会社では異物混入事件で世間を騒がせた翌日、社長がSNSで「スマイルコンプライアンスの精神で信頼回復に努めてまいります」と投稿したことで大炎上。 その直後、勇吉はその謎の社長の思いつきで発したスマイルコンプライアンスという形のないものを形にする部署へ急遽異動となってしまう。 会議のための根回し、話し合ったという実態を作るためだけの長すぎる会議、決裁スタンプラリー、全然現場をわかってなくて社長の顔色ばかり気にし言いたい放題の役員、、、、中身のない仕事に忙殺され、バンドにも顔を出す余裕もなくなってきた中、なんで働いているのか、何のために働くのかを考えていく物語。 話に出てくる勇吉の仕事内容や、会議に参加してる役員たちがあまりにもひどくて、めっちゃムカムカしながら読んでました笑 でもこういうことってよくあるんかな、、、と思ったり。 「どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいいですね」は本当にその通りですね 内容自体はすごく納得で展開も好きなはずなのに、なんとなく入り込めずで星は3つ。 特に掲示板の内容は結構好きだったんだけどなー 困ったら騒ぐは昔先輩に言われたことを思い出しました(^^) 新卒の時のハードな仕事も好きだったけど、 生活リズムに合わせた今の仕事も、どちらも好きだなーと思ったりしました(*^^*)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいいですね。 かつて経験した、大量の仕事や厄介なクレーム対応は、ある程度ゴールが見えていた。頑張ればなんとかなる類のものだ。しかし今回の仕事には、頑張ってもどうにもならない何かがあった。何で忙しいのか訳も分からぬまま、いたづらに怒涛のような日々が過ぎていった。 「トップダウンで大きな方針やルーツが作られると、それに付随した細かい規則や手続きが山ほどできて、部門間の軋轢も増えます」 「俺は今、満員電車で会社に通いたい。くだらない会議にも参加したい。仕事や会議を陳腐で退屈なおのにしているのは自分自身なんだって、言ってやりたい。どんなにくだらない会議だって、楽しんでやろうと思う。そうすりゃ周りも面白くなるかもしれない。生きてるだけで、どれほどすげえことか、今ならわかるんだよ」 「自分のことって、案外分からないものですね(ヤマキョー)」 詩人・金子みすゞの有名な詩の一節「もう遊ばない」と言えば「遊ばない」と返ってくる。「ごめんね」と言えば「ごめんね」と返ってくる。 それぞれの半径五メートルが少しだけでも良くなるようなものを作りたい ただ、ひとつだけ自信をもっていえることがある。スマコンは、社内のだれの存在も否定しない、職場の良心を信じてみるところから始まる行動規範だ。
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「どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいいですね」 最近はルールにがんじがらめになって疲れてしまう。でも、この本を読んで明日も頑張ろうと思った。うちの職場に似てる!と思う。この作者の話は偶然にもうちの職場の課題がテーマになっている気がする。 職場にいる時間は一日の3分の1以上で、...
「どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいいですね」 最近はルールにがんじがらめになって疲れてしまう。でも、この本を読んで明日も頑張ろうと思った。うちの職場に似てる!と思う。この作者の話は偶然にもうちの職場の課題がテーマになっている気がする。 職場にいる時間は一日の3分の1以上で、それに要する通勤時間も入れるともっと長い。だからこそ、楽しい職場がよい。小難しいルールに溢れる中で、プリンシプル=原理原則に立ち返ることが大切だと思ったし、オープンでフラットって分かりやすいようで分かりにくいけど、つまりはスマコンだなと。 私ももうベテランの域に入っている。組織全体を良くしようとは思わないけど、自分の身近な方が楽しく働けるように頑張りたい。巻末で紹介されていた本も読んでみたい。そして、管理職には強くお勧めしたい一冊です^_^
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仕事を自分の生活の全てとする必要はないし、プライベートや心身に支障をきたす程に頑張る必要もない。 だけど、当たり前に毎日仕事ができるのは幸せなことだし、人生での働いてる時間の長さを考えるとどうせなら気持ちよく働きたい。 仕事の向き合い方について考えさせられる話だった。 役員がと...
仕事を自分の生活の全てとする必要はないし、プライベートや心身に支障をきたす程に頑張る必要もない。 だけど、当たり前に毎日仕事ができるのは幸せなことだし、人生での働いてる時間の長さを考えるとどうせなら気持ちよく働きたい。 仕事の向き合い方について考えさせられる話だった。 役員がとにかくわからずやで、とてつもなく嫌な感じだが、職場やバンド、それぞれの仲間達と、良い方向へ向かうように奮闘し、最後はハッピーエンドのスッキリした終わりだったので、とても気持ちの良い作品だった。
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用事の前に15分くらい暇だったので本屋に立ち寄り、棚の中でなんとなく気になって手に取り、冒頭だけ読んでみておもしろそうだったので読むことに。 読み終わって気づいたけど、『崖っぷち芸人、会社を救う』と同じ作者の方か! サラリーマン経験してそうだなあ、と思ってWikipedia見た...
用事の前に15分くらい暇だったので本屋に立ち寄り、棚の中でなんとなく気になって手に取り、冒頭だけ読んでみておもしろそうだったので読むことに。 読み終わって気づいたけど、『崖っぷち芸人、会社を救う』と同じ作者の方か! サラリーマン経験してそうだなあ、と思ってWikipedia見たら、結構いろいろなご経験されてそう…。そのご経験があるからこそ、いろんな人にやさしい話を書くのだなあ、と思った。
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『どのみち毎日通うなら、楽しい職場がいい』全く同感。共感できるあるあるネタが多くて楽しく読めた。一度できたルールを無くすのって、本当に難しいんだよね。
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何気無しにタイトルを見て借りたが、途中、涙目になってしまった。昨今のワークライフバランスを考えさせられると共にどう働くかについても考えさせられた。「どうせ働くなら楽しい職場が良いよね。」
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勤め人小説。 社長の一言から、配下の役職社員たちが大騒ぎし、それに振り回される一介の社員を描いた作品。 会議のための会議、会議のための会議のための資料作りのための打ち合わせ、根回し地獄、生産性のない資料作り、見もしない資料の印刷(大量)、スタンプラリーなどなど… 「上の人」たち...
勤め人小説。 社長の一言から、配下の役職社員たちが大騒ぎし、それに振り回される一介の社員を描いた作品。 会議のための会議、会議のための会議のための資料作りのための打ち合わせ、根回し地獄、生産性のない資料作り、見もしない資料の印刷(大量)、スタンプラリーなどなど… 「上の人」たちの気質や、会社の制度上のしがらみなど、社会人あるあるの描写が見事。 間に入る大人たちが、自己の保身や権威を示すために、1を10にも100にもややこしくしてるんだと、つくづく思わされた。 まじで発出元と直接話させてくれと思うことしきり。 してその本質は、「なんのために働くのか?」を考えさせる内容。 結局のところ、生きるため、お金のためというのは大前提として、それだけでは折れちゃうから、何かやりがいを、という主題。 どんなに腐った現場でも、考え方次第で云々というのは、自己啓発書なんかでよく見かける結論ではある。 そこで見限って場を移すのではなく、居続けながらもじゃあどうするか、が描かれる。 真っ向から立ち向かうばかりが手段じゃないということにも気付かされる。 小説ゆえ、「そうはならんやろ」的な部分も見受けられるが、爽快なオチには帰結している。 リアリティがあるかどうかは別として。 あるあるを楽しめて、いろいろ考えさせられて、物語としても楽しめた。 そういう意味では、満足度の高い作品。
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自分の好きなことをするために仕事をする。 勇吉の好きなことはロックだ。 バンドを組んで演奏するのが、何よりの楽しみだ。 けれど、働いていれば好きなことが出来ないこともある。 くそな仕事をさせられて、くさっている勇吉。 そんな時にバンド仲間が余命宣告を受ける。 仕事のためには生き...
自分の好きなことをするために仕事をする。 勇吉の好きなことはロックだ。 バンドを組んで演奏するのが、何よりの楽しみだ。 けれど、働いていれば好きなことが出来ないこともある。 くそな仕事をさせられて、くさっている勇吉。 そんな時にバンド仲間が余命宣告を受ける。 仕事のためには生きてない。 けれど、しなければならない仕事なら楽しいほうが良い。
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