奥州仁義 の商品レビュー
北条氏が滅亡して、大きい戦いがなくなるなか手柄を立てようと焦る辰蔵。城に苦戦しながらも攻め上る連合軍。次巻も期待しています!【小6】
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豊臣秀吉天下統一最後の仕上げとなった「奥州仕置」に抗った「九戸政実の乱」で、茂兵衛が重要な役割を担ったというお話。 このあたりの歴史は、ほとんど記憶になかったが、後で調べ直してみると、一般的とされる史実や言い伝えをそれなりにふまえながら、茂兵衛という架空の人物をうまくはめこんで...
豊臣秀吉天下統一最後の仕上げとなった「奥州仕置」に抗った「九戸政実の乱」で、茂兵衛が重要な役割を担ったというお話。 このあたりの歴史は、ほとんど記憶になかったが、後で調べ直してみると、一般的とされる史実や言い伝えをそれなりにふまえながら、茂兵衛という架空の人物をうまくはめこんでいるの感。
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手柄はそこそこでも、戦死者の数は少ないのが茂兵衛隊の特質である。このお頭について行けば家に帰れる、このお頭は無茶な下知はしねぇから、その信頼感が歓声と熱狂に表れている
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本拠を江戸に移すことになった家康。配下武将の茂兵衛宅も新築されてワクワク感がすごい。お隣さんが因縁のライバル、服部半蔵の家とか笑っちゃう。なんだかほんわかしたムードの第13巻。 後半は奥州征伐で待ってましたの攻城戦も展開される。久しぶりに戦場で100丁の鉄砲斉射音が聞けて、これま...
本拠を江戸に移すことになった家康。配下武将の茂兵衛宅も新築されてワクワク感がすごい。お隣さんが因縁のライバル、服部半蔵の家とか笑っちゃう。なんだかほんわかしたムードの第13巻。 後半は奥州征伐で待ってましたの攻城戦も展開される。久しぶりに戦場で100丁の鉄砲斉射音が聞けて、これまたワクワク感。既に40歳を越えた茂兵衛の命からがらの一騎打ちもあり、これもうファンサービス多すぎじゃないですか? ラスト、親子の身代わり話にも胸を打たれる。 はー、お腹いっぱい。 甲斐の武田勢といい奥州の九戸勢といい、あるいは今川・北条にしても、戦国を彩る個性的な武者たちが、三河兵・植田茂兵衛という土臭いフィルターによってなぜか意思を通わせていくドラマが本当に楽しい。信長・秀吉・家康の流れをディフォルメしながら、人がどういう人についていくのかが描かれている。 敢えて一言でいうならば、遠回り。なのかなと思う。遠回りしている人間にエールを送っているのかも。 焦らず。腐らず。 よしよし、もっと遠回りしてやろうとポジティブ変換完了。明日も泥臭くがんばるぞ。
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戦は終わってはないが、戦国時代からは移ろい、世代間のギャップが現れ始める描写が面白い。 戦乱から太平へと動きながらも、戦に備えて若者を育てること、現場や実戦がなくて人を育てる苦労に茂兵衛が悩むところなどは、今の時代にも通じる。 コンプラやら、ハラスメント、所属する人材の多様化など...
戦は終わってはないが、戦国時代からは移ろい、世代間のギャップが現れ始める描写が面白い。 戦乱から太平へと動きながらも、戦に備えて若者を育てること、現場や実戦がなくて人を育てる苦労に茂兵衛が悩むところなどは、今の時代にも通じる。 コンプラやら、ハラスメント、所属する人材の多様化などで、大きく変わる中で、どう、人を育てるのか、成果を出してもらうのか。戦国の世にも、同じような悩みがあったのかどうかわからないが、どの時代も同じような悩みはあったのかもしれぬ。そう言えば、エジプトのピラミッドにも、最近の若い者はという落書きがあったそうだから、真実かも。
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シリーズは愛読してるが、九戸政実の設定だけはガッカリ。最後は騙されて殺されるんだから東北人の骨太で不器用で真っ直ぐなキャラにして欲しかった。
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朋輩辰蔵の重症、綾女との決着、娘との対決(未満)、奥州仕置九戸政実の乱と、胃に穴があきそうな中間管理職の茂兵衛。 活躍と史実との辻褄合わせも楽しく読み終わり。 因縁の相手綾女の潔さに痺れました!
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秀吉の天下統一の最終仕上げ、奥州仕置。この物語は天正19(1591)年に、江戸に移封された家康への出兵命令で幕を開ける。井伊直政の寄騎として、茂兵衛率いる鉄砲百人組が同道を命じられた。九戸政実の乱では、上方勢への恨みを力に死闘を演じる奥州武士と、政実の最期に茂兵衛が見せた武士の情...
秀吉の天下統一の最終仕上げ、奥州仕置。この物語は天正19(1591)年に、江戸に移封された家康への出兵命令で幕を開ける。井伊直政の寄騎として、茂兵衛率いる鉄砲百人組が同道を命じられた。九戸政実の乱では、上方勢への恨みを力に死闘を演じる奥州武士と、政実の最期に茂兵衛が見せた武士の情けが印象的。豊臣秀次の暴虐な振る舞いを読んでいると、やがて訪れる徳川の天下になって良かったと思えてならない。物語前半の、まだ初期の頃の江戸城および町割りの様子も興味深かった。
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