贄の聖女と救済の契り の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
どう考えてもシャノンは例の相手であり(ネタバレ過多のため伏せ)一途なキャラなのではと察していたら、ですよねという。 この一途さがなければ、ガイの言う通りの破綻を迎えていたに違いない。 一方のリゼルカ。 教会所属ゆえに世間を知らず、人の役に立たないと自分に価値はないと思い込んでいる難儀な性格。 そこにシャノンの用意した「保護」という建前があったとしても、教会の外に出て、自分の目で見、耳で聞き、肌で感じたことで世界が広がったことはよかったのではないかと。 だからこそ、シャノンの噂と違う姿こそが本当と受け入れることができたのでは。 紆余曲折あったけれども、結局はお互い初恋を一途に大切にしてきたお話。 それでいて、相手からの好意に互いに疎いというね。 最後の最後まで、その点はもどかしかった。 きみたち、とっくに両想いだったよ!
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