科学文明の起源 の商品レビュー
江戸時代の日本が銅山を発見して「世界一の銅大国」になったきっかけは、一頭のゾウ!? ニュートンの万有引力はインカ帝国のおかげ!? 常識のように疑いもしなかった科学史観が覆される一冊。
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読了。近代科学の発展は、あたかもヨーロッパに始まり欧米だけで発展してきたかのように言われることが多いが、実際には南米やアジアなどとの関わりの中で進歩してきたのであり、グローバルなつながりを見落としている、という解説。これを読むと、特に19世紀以降は日本、中国、インドの科学者による...
読了。近代科学の発展は、あたかもヨーロッパに始まり欧米だけで発展してきたかのように言われることが多いが、実際には南米やアジアなどとの関わりの中で進歩してきたのであり、グローバルなつながりを見落としている、という解説。これを読むと、特に19世紀以降は日本、中国、インドの科学者による貢献も無視できないことがわかる。 時代ごとのテーマ設定と、人物を中心にした節の設計と文章量がちょうど良く、読み物としても楽しく読めた。
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知らなかったエピソードも多数あり面白かったが、やはりエピソードの連続でしかなく、科学文明の「起源」について、根底からひっくり返す議論がされているわけではなかった。
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膨大な史料に基づいた科学史 とにかく洋の東西を問わず、全世界の科学史を文献に基づいて詳細に記載。 日本の科学史についてもかなり詳細で正確なので、全編にわたってそうなのであろう。 非常に公正な視点。信頼できる資料として保存版の本。 医学の祖 イリヤ・メチニコフのことなど、知らなかっ...
膨大な史料に基づいた科学史 とにかく洋の東西を問わず、全世界の科学史を文献に基づいて詳細に記載。 日本の科学史についてもかなり詳細で正確なので、全編にわたってそうなのであろう。 非常に公正な視点。信頼できる資料として保存版の本。 医学の祖 イリヤ・メチニコフのことなど、知らなかったことを知ることができた。
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欧米中心で語られる科学史を、そうではなくグローバルな相互関係で発展してきたことを明らかにする。コペルニクスの地動説はサマルカンドでの天体観測の成果に由来すること、新大陸発見後の博物学は現地の知識に大きく依存していたこと、量子力学の発展も日本や中国の研究者に由来する部分があることな...
欧米中心で語られる科学史を、そうではなくグローバルな相互関係で発展してきたことを明らかにする。コペルニクスの地動説はサマルカンドでの天体観測の成果に由来すること、新大陸発見後の博物学は現地の知識に大きく依存していたこと、量子力学の発展も日本や中国の研究者に由来する部分があることなどの事例がこれでもかと紹介される。また、科学も社会的な人間の営みであるので、社会情勢や政治による影響を受ける。例えば、植民地経営の一環で博物学が発展したことや、新興国や植民地では国力増進や独立のために科学力が重視されたことなどが紹介されている。 しかし、本書は欧米中心でないことの証左をかき集めた印象もあり、何故これまで欧米が科学の中心として見做されてきたのかや科学の発展にとって重要となるファクターやデータの分析などは少なく物足りない感じがした。
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はしがき―近代科学の起源 第1部 科学革命 1450年頃~1700年頃(新世界との出合い;天文学の興隆) 第2部 帝国と啓蒙 1650年頃~1800年頃(ニュートンの発見を導いたもの;経済のための博物学) 第3部 資本主義と紛争 1790年頃~1914年(進化論と生存競争;ナショ...
はしがき―近代科学の起源 第1部 科学革命 1450年頃~1700年頃(新世界との出合い;天文学の興隆) 第2部 帝国と啓蒙 1650年頃~1800年頃(ニュートンの発見を導いたもの;経済のための博物学) 第3部 資本主義と紛争 1790年頃~1914年(進化論と生存競争;ナショナリズムと国際主義) 第4部 イデオロギーと戦争の余波 1914年~2000年頃(政治の時代の物理学;冷戦と遺伝学) エピローグ―科学の未来
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