みらいってなんだろう の商品レビュー
小学生向けのカテゴリにしたけど、4年生以上っていう感じかなと。 大人のわたしはなんだかジンときて泣きそうになりました。。 「だれでもいまよりよくなる方を選んでいる」 っていうページが、シンプルなんだけれどもとてもいいな、と。 子どもの不安を打ち消すような明るいページに救われました...
小学生向けのカテゴリにしたけど、4年生以上っていう感じかなと。 大人のわたしはなんだかジンときて泣きそうになりました。。 「だれでもいまよりよくなる方を選んでいる」 っていうページが、シンプルなんだけれどもとてもいいな、と。 子どもの不安を打ち消すような明るいページに救われました。 同時に、自分のことしか考えてなくて、自分にだけよくなる方を選んでいるのかな、とかも思ったり……(邪推ですねすみません)
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「これから先のことって “みらい” って言うよね。 “みらい” って、どうなるか分からないから、心配になっちゃうよね」「未来って、よく分からないから心配になるんだよ。だから心配するのは、悪い事じゃないんだよ」「じゃあ、未来って、どんなもの?」・・・赤ちゃんのときは、何も心配してなかった。大きくなって、いろんな経験をするうちに「心のひきだし」ができていき 「こうすれば、うまくいく」ということを自動的に選べるようになる。・・・未来への不安と心配、体験の引き出しからの選択など、心の学びの絵本です。
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本書(2023年)は、小学生に向けた「みらい」というものについて、絵本プラス漫画のような、とても分かりやすい形で教えてくれながら、様々なものの見方を知ることもできて、読んでいて前向きな気持ちになれますし、大人が読んでもハッとさせられるものが、きっとあると思います。 来年、...
本書(2023年)は、小学生に向けた「みらい」というものについて、絵本プラス漫画のような、とても分かりやすい形で教えてくれながら、様々なものの見方を知ることもできて、読んでいて前向きな気持ちになれますし、大人が読んでもハッとさせられるものが、きっとあると思います。 来年、小五になる「ちぃちゃん」には、いろんな心配事があるらしく、それは何かというと、明日の遠足について、バスで行くから乗り物酔いしたらどうしようとか、半日森を歩く体力が無いから、みんなについていけなかったらどうしようといった、こうした細かい不安は誰もが持っているように感じられて、思わず、うんうんと頷いてしまうが、ここで細川さんは未来について、優しく寄り添いながら教えてくれる。 『これからくる 先のことって 「みらい」っていうよね』 『みらいって どうなるか わからないから 心配になっちゃうよね』 心配なのは辛いし、辛いのは嫌だしと、そうした堂々巡りが延々と続くのではないかといった気持ちが生み出す、悲しくてやり切れない思いは、まだ実際にそうなった訳ではないのに、なぜか強く信じ切ってしまう、それは『よくわからないから』であり、だから心配するのは悪いことではないと、細川さんは書かれていて、それは『こころのもっている しくみのひとつ』であることから、自分のことを自分が心配してくれているとも捉えることができる、自分の持つ心の優しさなのかもしれない。 また、未来は遠い先のことだけではなくて、今のちょっと後も未来であり、その時にどうするのかといったら、これまで経験してきた中から、どうしたらうまくいくのかを選ぶ、それが未来なんだということを知ることで、ああ、未来はもう目の前にいるんだといった安心感を与えてくれる。 そして、その安心感はおそらく成長するにつれて、徐々に増えていくように思われて、なぜかというと、誰でも経験したら、それを覚えている『きおくのひきだし(過去)』ができて、これからくる未来に対しては、それを開けて(以前起きたことをもとに)、「じゃあ、これからはどうしたら良くなるだろう?」と、自分で未来を選んでいる、この繰り返しになり、こうした積み重ねによって、『だんだん「こうすれば うまくいく」ということを じどうてきに えらぶようになる』ことから、得られる安心感なのだと思う。 また、「あのとき こうすればよかったのかな」と思ってしまう後悔心も、後から『きおくのひきだし』がどんどん増えていくことにより、自然と思ってしまうことなので気にしなくてもいいが、客観的視点に立つと、たとえいろんなことを思ったとしても、『あるいている道は だれでも一本』であり、それは『自分でえらぶ道』『自分だけがすすむ道』、そして『それが みらい』なのだということ。これが大切なのだと感じられた。 さらに、未来への不安感を和らげてくれるものとして、『他の人のひきだしのなかみを聞いてみる』ことで、ものの見え方が変わることや、その後に経験したことを日記に書き留めておくことに加えて、他の人(家族)に話して、その思いを共有することは、それを知った人の『ひきだしにも しまってもらえる』ことで、自分以外の人にも安心感を与えてくれて、そうした気持ちのやり取りには、人と人とが手を取り合い、お互い支え合いながら生きていく、ひとつの理想像を見る思いであり、それは、自らも子どもの頃から生きづらさを抱えてきた細川貂々(ほそかわてんてん)さんだからこその、こまやかな優しさに満ち溢れた、確かな説得力を感じられたのだと思います。 ちなみに本書は、「こころって なんだろう」の続編にあたり、そちらも是非読んでみたい。
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絵の感じがヨシタケシンスケさんに似ており、内容も面白そうだったので、ちょっと見てみる。絵本なのですぐ読めるので、とっつきやすいが実際に内容を理解するのは、小学生高学年かな。 中学生のころとか、ミライという先の見えないものは希望でもなんでもなく、不安に満ちているものでしか考えられな...
絵の感じがヨシタケシンスケさんに似ており、内容も面白そうだったので、ちょっと見てみる。絵本なのですぐ読めるので、とっつきやすいが実際に内容を理解するのは、小学生高学年かな。 中学生のころとか、ミライという先の見えないものは希望でもなんでもなく、不安に満ちているものでしか考えられないときがあったが、そんなことを思っている子どもたちがいたら、読ませてあげたい本です。
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ほとんどひらがなで、漢字もふりがながついているので、小学1年生からでも読めそう。内容は高学年向けかな? 小学3年生の息子は心配性で、初めてのことに対して考えすぎてしまう傾向があるけれど、ぜひこの本を読んでほしいと思った。 心配する対象や内容は人それぞれで、自分と違うことを考える...
ほとんどひらがなで、漢字もふりがながついているので、小学1年生からでも読めそう。内容は高学年向けかな? 小学3年生の息子は心配性で、初めてのことに対して考えすぎてしまう傾向があるけれど、ぜひこの本を読んでほしいと思った。 心配する対象や内容は人それぞれで、自分と違うことを考える人もいるのだということも描かれていて、親としても「そんなこと気にしなくて大丈夫!」と笑い飛ばすのではなく(時にはそれくらいの明るさも効果的かもしれないけれど)、子どもや他の人の心配事を受け止めて、一緒に対策を考える姿勢でありたいと思った。 「きっとあしたは たのしい一日になるし しょうらいのあなたも すてきなところにいるよ」 この温かいメッセージが心をゆるませてくれた。私も、この気持ちを子どもたちに伝えていきたいと思った。
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