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大絵画展 の商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2024/01/04

新聞広告を見てなんとなく購入してしまったが、2011年に出版された作品の再文庫化だった(単行本・文庫は光文社)。なんとね(-_-;)。後発ゆえ大幅に加筆修正され、名画の口絵もある。 転落人生のどんづまりで投資詐欺に引っかかり、後のなくなった男と女が、誘われるまま名画強奪に荷担する...

新聞広告を見てなんとなく購入してしまったが、2011年に出版された作品の再文庫化だった(単行本・文庫は光文社)。なんとね(-_-;)。後発ゆえ大幅に加筆修正され、名画の口絵もある。 転落人生のどんづまりで投資詐欺に引っかかり、後のなくなった男と女が、誘われるまま名画強奪に荷担するというお話。あまり深く考えずに読めばそれなりに楽しいが、ちょっと考え出すとあれこれ気になってくる。あまりにも御都合主義だし、懲りない馬鹿ばかりで呆れてしまった。美術界の不都合な事情を歯に衣着せず暴くのは爽快だったが。 続篇・続々篇もあるようだ。こちらも新潮文庫で出るのかなあ?

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2023/12/23

望月諒子さんの作品、初読。 店頭に積み上がっていて、ジャケ買いならぬ帯買い。 登場人物それぞれの背景もちゃんと読めて、画壇の暗さも垣間見えて、帯の通りの大どんでん返しに、びっくり!面白くてさくさく読めた。 美術展見るのも好きなのでなおさら。 アート界の闇は他の作品でもちらほら見か...

望月諒子さんの作品、初読。 店頭に積み上がっていて、ジャケ買いならぬ帯買い。 登場人物それぞれの背景もちゃんと読めて、画壇の暗さも垣間見えて、帯の通りの大どんでん返しに、びっくり!面白くてさくさく読めた。 美術展見るのも好きなのでなおさら。 アート界の闇は他の作品でもちらほら見かけるけど、やられて終わりではなく、ただの復讐劇でもなく。面白いとしか言えない。 参考にしたであろう実際の事件についても知りたいし、続編もぜひ読んでみたい。

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2023/12/21

光文社文庫を読もう読もうと思っていたら、新潮文庫から出ていた!!!ので即購入。 規模がゴイゴイスー。 英語翻訳版は、 「ワイルドスピード ボム・フォー・ジ・アート」 と名づけたい。 望月諒子さんはいつも重厚!読み応えがいつもすごい。木津シリーズとはまた違った感覚で読めて、とてもよ...

光文社文庫を読もう読もうと思っていたら、新潮文庫から出ていた!!!ので即購入。 規模がゴイゴイスー。 英語翻訳版は、 「ワイルドスピード ボム・フォー・ジ・アート」 と名づけたい。 望月諒子さんはいつも重厚!読み応えがいつもすごい。木津シリーズとはまた違った感覚で読めて、とてもよかった。 歴史に名を残す絵師たちが、「何を描いたのか」。彼らの絵には「何が描かれているのか」。 すごく壮大で美しい,と思った。 読後感もよくて、満足でした。

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2023/12/16

書店で平積みにされていて、 表紙を見て「!」となった一冊。 ------------------------- 美術ミステリー史上 もっとも鮮やかに描かれた 大どんでん返し! ゴッホ、モネ、ルノワール…… 2000億円の名画を強奪せよ ---------------------...

書店で平積みにされていて、 表紙を見て「!」となった一冊。 ------------------------- 美術ミステリー史上 もっとも鮮やかに描かれた 大どんでん返し! ゴッホ、モネ、ルノワール…… 2000億円の名画を強奪せよ ------------------------- 詐欺に遭い、多額の借金を抱えた二人がいる。 この詐欺を挽回するため、金を手に入れるため、 絵画強奪に加担することになる……。 もともと美術館とかアートが好きで興味はありましたが、 原田マハさんの本で、さらに好きになり、 前情報が少しある中で読めて良かったです。 途中は、あれ誰、これ誰となり、 冒頭の主要登場人物を チラチラみながら読み進めました。 悪い奴はちゃんと悪くて、 搾取される人間は、搾取され続ける。 そこに大どんでん返し。 と言っても、完全なる正義もヒーローもなく。 ただ、絵画を取り囲む世界って、 こんな世界なのか、と驚きました。 確かに絵を描くためには、 買ってくれる人、 支援してくれる人が必要なのはわかりますが、 そこからビジネスや資産となると…。 騙し騙され、奪い奪われ。 最後まで読み切ったときは、脱力でした。苦笑

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2023/12/03

母から借金を重ねる群馬の地主の長男。元銀座のクラブのトップホステス。今は東京の片隅でスナックを経営しているがホステス時代の借金に怯えて暮らす。2人がゴッホの医師ガシェの肖像の強奪計画に参加することになる。 何重にも張られた仕掛けが最後まで続く。 美術品の存在意義まで語られる。 面...

母から借金を重ねる群馬の地主の長男。元銀座のクラブのトップホステス。今は東京の片隅でスナックを経営しているがホステス時代の借金に怯えて暮らす。2人がゴッホの医師ガシェの肖像の強奪計画に参加することになる。 何重にも張られた仕掛けが最後まで続く。 美術品の存在意義まで語られる。 面白い。

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