世界奇想美術館 の商品レビュー
世界のキワモノ芸術紹介。個人的には超個性的かつ人間味のある(人間味しかない)ジョセフ・デュクルーの絵とフランツ・クサファー・メッサーシュミットの頭部像を生で見たいわー
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一味違った切り口で絵画紹介。画家にまつわる逸話や絵の変遷も興味深かった。贋作やAIによる作品にも感心した。
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非常に読み応えのある、そして美しく不可思議な作品が目白押し。 日本の釣り人には馴染み深い「魚拓」だって、確かにそう言った文化のない国から見れば不思議な作品だ。 生成AIの作品はもはや人間の想像を超えている。 と言っても。 AIが学習するためには人間の想像がなければならない。 そう...
非常に読み応えのある、そして美しく不可思議な作品が目白押し。 日本の釣り人には馴染み深い「魚拓」だって、確かにそう言った文化のない国から見れば不思議な作品だ。 生成AIの作品はもはや人間の想像を超えている。 と言っても。 AIが学習するためには人間の想像がなければならない。 そうでなければAIは創造できないはずだが、いずれはAIが自ら何かを創り出す世界が来るのだろうか…? 傷の解説図や、星座を人体に当てはめるのは何とも非科学的。 これで一体どんな診断をしていたんだろう? 200年前はそれが最新だったけれど、今の最新医学だってもしかしたら10年もしないうちに、馬鹿げている、と思われるのかも。 2012年、あまりの酷さ(へたくそ!)で話題となったキリスト像、「この人を見よ」の修復前後の絵も収められている。 「地獄への道は善意で舗装されている」という諺は的を射ている。 でも笑えない。 日本人だって明治維新の時、貴重な版画を燃やしたり包み紙にしたり…文化というものはいとも容易く破壊される。 奇怪な宗教画として、聖母子像から乳を与えられた絵があるが、昔、私がタイガーバームガーデンで見た、親孝行の立像を思い出した。 老いた父に娘が乳をやって空腹を満たしていた、らしいのだが、疑問しかない。 どこから突っ込めば良いのやら。 頭沸いてんじゃね?と私の中のヤンキーがむくむくと。 「我が子を食らうサトゥルヌス」や、「マダムXの肖像」や、デュシャンの作品のように有名ものも、あまり見たことのないものもたくさんある。 正統派でない、奇妙な絵、彫刻などの美術品は、記憶に残って不思議を駆り立てる。 こんな奇想美術展、開いてくレたら絶対行くのに。 お金がかかりすぎるかな。 ナショナルジオグラフィックの本はいつも不思議な世界を開いてくれる。
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厚くて重い本。 私は、ボス、ブリューゲル、 象徴主義のオディロン・ルドン、ギュスターヴ・モロー、クリムト、アルノルト・ベックリンの「死の島」、ミレー、ラファエロ前派の画家、トーマス・コールの「タイタンの酒杯」「帝国の推移」が なぜか?好き。 日本の百鬼夜行も好き。 「奇想天...
厚くて重い本。 私は、ボス、ブリューゲル、 象徴主義のオディロン・ルドン、ギュスターヴ・モロー、クリムト、アルノルト・ベックリンの「死の島」、ミレー、ラファエロ前派の画家、トーマス・コールの「タイタンの酒杯」「帝国の推移」が なぜか?好き。 日本の百鬼夜行も好き。 「奇想天外」という言葉があるけど世界中の奇想を集め、分類し解説するなんて大変だったろうなぁ~。 それとも、毎日ワクワク楽しかったかしら? 自分の好きな物の分析って興味深く、初めましてのものはドキドキ。 さて、読み終えるまで何日かかるかしら? 世界でシリーズ累計64万部超えのベストセラー最新作。 お仲間?がどこかで読んでるのね。
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珍奇で異様な作品ばかりを集めた本。とはいえ高い評価を受けた作品ばかり。驚くような緻密さ、釘付けにされるような魅力を作者の来歴や作品の変遷と共に紹介しています。美術が好きな方、中でも奇画珍画に興味がある方はぜひ。同作家の『愛書狂の本棚』もおすすめです。
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これは裏の美術史。仮想の奇画珍画を集めた美術館へようこそ! ・はじめに 目次には61の美術作品名。収録図版は270点以上。 主要参考文献、索引、図版クレジット有り。 それらは常軌を逸した摩訶不思議な、美術作品の数々。 オーレ・フェルスのヴィーナスから始まり、 人工知能が制作した...
これは裏の美術史。仮想の奇画珍画を集めた美術館へようこそ! ・はじめに 目次には61の美術作品名。収録図版は270点以上。 主要参考文献、索引、図版クレジット有り。 それらは常軌を逸した摩訶不思議な、美術作品の数々。 オーレ・フェルスのヴィーナスから始まり、 人工知能が制作した絵画まで。 日本では、魚拓、九相図、屁合戦絵巻、 葛飾北斎の春画、火消半纏が紹介されています。 補足するような作品を添えた、61の作品に込められた物語を 興味惹かれる文章での解説は、読み応え&見応え有り。 偽預言者の蛇身像、暗号、絵に潜む画家の姿、 修復という破壊、美しい謎、「モナ・リザ」がいっぱい、 世界最大の板画、異形、奇抜な宗教画、諷刺画、 アンチンボルド、盗まれた作品、驚きの事実、平和な呪術、 様々な顔と頭部、悪夢、マミーブラウン、空想?妄想? 嘲笑、ダダ、心霊絵画と抽象絵画、シュルレアリスム、 エタニティ、アウトサイダー・アートの幻視、 様々な現代美術、悪戯と捏造等々。 AIの作品はこれからも登場しそうな予感。 グロテスク有り、極美有り、謎に満ちたもの有りですが、 それらは想像と創造の賜物。鑑賞の味わいを感じてしまいました。 お気に入りはジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージの 「仮想の牢獄」。エッシャーやギーガーを彷彿とさせ、 「ONE PIECE」のインペルダウンを夢想してしまったぞ。
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"THE MADMAN'S GALLERY" ©️ Edward Brooke-Hitching, 2022 面白かった。美麗な作品の写真と、完結にまとめられた文章。 結構読み応えがあって、満足した。 たしかに、古いおおらかな時代の作品などは、性的...
"THE MADMAN'S GALLERY" ©️ Edward Brooke-Hitching, 2022 面白かった。美麗な作品の写真と、完結にまとめられた文章。 結構読み応えがあって、満足した。 たしかに、古いおおらかな時代の作品などは、性的表現も多く 修復時にその部分を消されたりなど、悲惨なことも起きているが 宗教的背景もあるので、理解はできる(許せないけど) それよりも、”善意による破壊” 有名な慈悲の聖域教会で行われた、80代信徒セシリア・ヒメネスによる「この人をみよ」に施された”修復”はSNSでも話題になって目にした人も多いと思われる。こうして、書籍になっているのを見ると、本当にふつふつと怒りが湧く。 日本からは魚拓、九相図、火消し半纏、屁合戦絵巻 こういう系統の画集や解説本は色々出版されているが、 作者のチョイスが私のツボに近かったため、 とても面白く仕上がっている。 こういうのはほんとに合うか合わんかだと感じた。 古代の作品、世界的に著名な作品、モダンアート、盗難、贋作、冒涜やアートにまつわる興味深いエピソードなど。 図版270点超
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