おわりのそこみえ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
メンヘラ感がリアルですごい読んでて面白かった。 最初の疾走感もあるし、怠惰な感じもすごい好き。 オチというか後半は好き嫌い分かれると思う。 私はなんか文章が続きが気になる書き方で好きだった。 アメと美帆の頭悪くて、それが故の?自己中な感じはとても人間ぽいなーと思った。
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出だしは面白かったな。ぶっ飛んだ倫理観の主人公が周囲の人たちを巻き込みながらもひたすら我が道を突っ走るドタバタ喜劇かのような始まりだった。それを期待して読み進めたのだが・・・。ところが、実は家庭環境に悩み、やたらとSEX に依存する、破滅的なものに憧れているだけの常識的な人物だと...
出だしは面白かったな。ぶっ飛んだ倫理観の主人公が周囲の人たちを巻き込みながらもひたすら我が道を突っ走るドタバタ喜劇かのような始まりだった。それを期待して読み進めたのだが・・・。ところが、実は家庭環境に悩み、やたらとSEX に依存する、破滅的なものに憧れているだけの常識的な人物だとわかってからは、物語はとたんに魅力を失った。しかも人が死んでしまうエピソードはこの物語のトーンに合わない。最後もなんだか唐突に家族団結みたいな雰囲気になってるけど、お前らみんな、ただの無自覚な犯罪者だから。
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衝撃作すぎて読了後は動けなかったです。 地獄に向かっているのか、地獄が迎えにきているのか。 主人公の気持ちがわからないシーンも多いけど、実際こういう子はいるのかなあ とにかく魂の向きが変わる作品でした
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私はこういうのは駄目だなあ。 結構、後ろ向きというか、ペシミズムっぽい話は嫌いじゃないけれど、なんだろう、 単に表現が未熟なのかもしれないが、読んでて疲れる。
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借金、買い物やセックス依存、更には、、、あれよ、あれよという間に、どん底に落ちてゆく美帆から目が離せなかった。自ら破滅の道へ進む美帆に、はじめは疑問を感じていたが、見当識が機能しておらず、自分でもどうにも止められないことが伝わってきた。 そして、なんと言っても、ラストが衝撃的...
借金、買い物やセックス依存、更には、、、あれよ、あれよという間に、どん底に落ちてゆく美帆から目が離せなかった。自ら破滅の道へ進む美帆に、はじめは疑問を感じていたが、見当識が機能しておらず、自分でもどうにも止められないことが伝わってきた。 そして、なんと言っても、ラストが衝撃的だった。
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さらっと読めてよかったけど、刺さるものというか感情移入できる部分がなかった てことは私は幸せ者なのかもしれないけど〜
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わけわからん疾走感のインスタント絶望。主人公は愛を理解せず善悪も感情もわからず、可愛さから許されてきたって一点で許されたい人を好きだと思いこんで短期依存繰り返してるし全体的に登場人物最悪。自覚したクズのアメだけは死が救いじゃない、って言ってるのも傷つけた他者に思い入れがないことの...
わけわからん疾走感のインスタント絶望。主人公は愛を理解せず善悪も感情もわからず、可愛さから許されてきたって一点で許されたい人を好きだと思いこんで短期依存繰り返してるし全体的に登場人物最悪。自覚したクズのアメだけは死が救いじゃない、って言ってるのも傷つけた他者に思い入れがないことの証明みたいだった。
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とてつもなくseize the dayを思い起こさせる小説でした。 崖っぷちで死がちらつく日々を描くものはそれなりにあるけれど明日が無い感じをここまで描くものはなかなかにないよね。 タイトル通り終わりの底が見えたのか?というのは結構読み手次第な気はします。
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カラフルな装丁に惹かれて。 なかなかの衝撃作だったな〜(°_°) 買い物依存で性依存、借金まみれのメンヘラな主人公の美帆。 この作品、美帆ももちろんだけど、その周りの人達もだいぶイカれててヤバかった〜 だけどこういう現状の人って結構いるんだろうな〜ってなんかリアルを感じる。 ...
カラフルな装丁に惹かれて。 なかなかの衝撃作だったな〜(°_°) 買い物依存で性依存、借金まみれのメンヘラな主人公の美帆。 この作品、美帆ももちろんだけど、その周りの人達もだいぶイカれててヤバかった〜 だけどこういう現状の人って結構いるんだろうな〜ってなんかリアルを感じる。 破滅的で自暴な美帆の生き方は、ほんとなら嫌悪感持つし共感も出来ないのだけど、語りが明るく軽快なタッチだからか、ちょっとミステリ要素もあったからなのか、しんどくならず面白く読めた。 それにしても、出てくる人がみんな不器用すぎた。 母親の『人がちゃんと正しいことができるのは、健康な時だけ』という言葉には、ほんとそうだなぁ〜と妙に納得。 だから素直に愛情表現も上手く出来なくなってしまうんだろうな。 思いがけずラストはウルっときてしまった。 図野さんのデビュー作なんだそう。 なんとなく芥川賞ノミネート作品に選ばれそうな雰囲気の作品だな〜と感じた。
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安直な救済はなく地獄の状況でありながらも一筋の希望があって良かったし、こんな状況でもまだ現実のあれこれはそんな都合良くいかないよなぁとも思ってしまって辛い あれこれ好き勝手やるのは良かった
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