空と星と風の歌 の商品レビュー

小手鞠るい(著者),堀川理万子(絵)

2023/12/03

「朝鮮」というワードは、私にとってよくないイメージがあります。クラスにいたら、いじめる側についてしまうのだろうと思います。では、それはなぜか？その人も、この国に生まれ、生きている立派な日本人であります。なぜ、酷い差別が生まれるのでしょうか。なぜ、アメリカ合衆国の人々のように人種が違うことを認められないのでしょうか。私たちは、金さんや主人公に何かよからぬことをされたでしょうか？金さんたちは私たちのイメージしている朝鮮の人のように、何か罪を犯しただろうか？そんなことを考えさせられる本でした。また、自分の中の朝鮮国籍の人のイメージを覆される本です。是非読んでみてください。

2023/12/03

父親がいない空奈は、その理由を知ろうとも知りたいとも思わない。母親との関係もどこか投げやりだ。だが、ある人との出会いをきっかけに、考えが大きく変わっていく。

無意識に誰かを傷つけていないか？傲慢ではなかったか？知らなかったでは済まされない、数々の証言に、私たちは多くのことを考えさせられることになるでしょう。

自分の足元を見失いそうになった時、いつでも読み返して抱きしめたい一冊。