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蛸足ノート の商品レビュー

4.2

39件のお客様レビュー

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2024/09/22

力の抜けた日常エッセイ。読売新聞の夕刊に連載中のエッセイをまとめたもののようです。 体言止めの文章は、偉そうというか怖い感じがするものもありますが、このエッセイは、体言止めなのに優しい。 「〜かなあ」とか「〜だなあ」が多用されているからでしょうか。 穂村さんは独身時代が長くて...

力の抜けた日常エッセイ。読売新聞の夕刊に連載中のエッセイをまとめたもののようです。 体言止めの文章は、偉そうというか怖い感じがするものもありますが、このエッセイは、体言止めなのに優しい。 「〜かなあ」とか「〜だなあ」が多用されているからでしょうか。 穂村さんは独身時代が長くて、モテない僕みたいなキャラが定着していましたが、結婚して、エッセイには妻もたくさん出てきます。 この妻が天然な感じで一風変わっていて面白いのですが、妻の言動をネタにしている作品は、なんだかずるい感じがしてしまいます。妻の自慢をしているように感じるのかしら…。 一方、90歳超えのお父さんがでてくる作品は好きで楽しみに読みました。 余計な一言と反対で、穂村さんは最後の一言がよいです。

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2024/08/20

2ページ分の短いエッセイが読みやすく、エピソードもおもしろい。(声を出して笑えるくらい) 奥様との関係も微笑ましくて素敵!! 穂村さんのエッセイには、かかわる人たちへの愛情を感じる。 ブク友さんのレビューを見て、穂村さんに出会えた。ありがとうございます。

Posted byブクログ

2024/07/21

すべてのエッセイが見開き2ページに収まっていて、隙間時間に読むのに最適。願わくは、こうして単行本で読むより新聞でリアルタイムで読めるといいなと思う。読売新聞オンラインに無料で載せてほしいが、自分でも虫がよすぎるとは思う。

Posted byブクログ

2024/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読売新聞の夕刊に連載しているエッセイ集。見開き2ページに1つの話題が収まっているので,テンポ良く読める,切りよく中断できる。筆者の日常には妻と猫と父親が多めにあるのだろう。その他も,他者によって日常が彩られる。一人で孤独に生きている人にはエッセイのネタはなかなか生まれないだろう。この手のエッセイは二度読むことはないけど,著者は読むのだろうか。人がエッセイを読む動機とは,人の私生活,心,を見たい,のか。普段は見えないから。個人的には,自分が体験していない世界を見て楽しんでいる感覚に近い。雑談に近いのかも。

Posted byブクログ

2024/06/09

胃カメラの飲み方を褒められ、似合わない服装に赤面し、おばちゃんの会話術に学び、仔猫を飼い始める…。日常に予期せぬ笑いと魔法が絡みつくエッセイ集。『読売新聞』夕刊連載を単行本化。 くすっと笑える。

Posted byブクログ

2024/06/02

穂村弘はエッセイをたくさん出しているし、どれも面白いが、文体や語り口はいつも同じではない。シュールだったりファンタジックだったりちょっとブラックだったりするが、今回はふわっとしている。 どれも短いが面白い。 最期のまとめ方が優しい。これも戦略(あるいはテクニック)の一つなのか?そ...

穂村弘はエッセイをたくさん出しているし、どれも面白いが、文体や語り口はいつも同じではない。シュールだったりファンタジックだったりちょっとブラックだったりするが、今回はふわっとしている。 どれも短いが面白い。 最期のまとめ方が優しい。これも戦略(あるいはテクニック)の一つなのか?それとも還暦を過ぎて穏やかになってきたのか? 戦略や加齢はあっても、どこか心を射抜くところはいつもと変わらず、特に「透明人間たちの飲み会」は深く共感してしまった。 こういう人たちと飲み会(お茶会でもよし)してみたい。

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2024/05/29

読売新聞夕刊に連載のエッセイ集。 穂村さんって、やっぱりいいなぁ~。穂村さんの奥さんも、いいなぁ~。お二人、仲良しだなあ〜。

Posted byブクログ

2024/05/28

エッセイは、日常生活の微細すぎて気が付かないようなことを鋭い感性と文体ですくい上げるのがよくて、このエッセイもそうですね。自虐と卑下が入るエッセイが多いが、これはそれでもAクラス。

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2024/05/25

多分雑誌の新刊情報に載っていたのを見て、図書館で予約。借りるまでに2ヶ月半ほどかかったので、半ば忘れてました(笑) まず300頁ほどの頁数に怯みましたが、よく見ると1エピソードに付き見開き2頁なので、なら読めるかなと思ったのですが…逆に言うとエピソードがその分多いって事でしたねw...

多分雑誌の新刊情報に載っていたのを見て、図書館で予約。借りるまでに2ヶ月半ほどかかったので、半ば忘れてました(笑) まず300頁ほどの頁数に怯みましたが、よく見ると1エピソードに付き見開き2頁なので、なら読めるかなと思ったのですが…逆に言うとエピソードがその分多いって事でしたねw これはこれで盲点でした…。 思ったのは、こういうエッセイ集は追われて読むものではないですね…。まったりと布団の中で読むのが一番良いのかなぁ。現実は他の本も借りていた兼ね合いもあったので、読める時にガンガン読むってスタンスになっちゃいました。なので、「読んだ」と言うより「目を通した」が近いかも。 一通り読んでみて、著者さんはちょっと変わった人なのかなと思ったけど奥さんは更にその上を行く変わった人というか感性が独特と言うか(宇宙人と言う表現は言い得て妙と言うか)、私の感覚では共感しづらかったのと、図らずも胃カメラへの恐怖が植え付けられてしまったのが印象に残った部分でしょうか。 あと途中で挟まれる俳句とか短歌とかが、どこで区切られるのかがよく分からなかったです(;´Д`) スペースないのがデフォルトなんですかね?おーいお茶のラベルに載ってた奴はスペース区切りだった気がするんだけどなぁ。 本書に挿絵を付けるとしたらサザエさん(長谷川町子)が雰囲気的に合いそうだなとも思いました。

Posted byブクログ

2024/05/25

ほむほむのエッセイはしんどさがなくていい。自分と年齢は倍近く違うし性別も異なるが、共感できる話が多い。

Posted byブクログ