なるようになる。 の商品レビュー
『人生は、なるようになる』―これがひとまずの結論で、幼少期の最初の記憶から、虫と猫とバカの壁と出会った八六年を語りつくす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」(聞き手・鵜飼哲夫)を大幅加筆、「五〇の質問」を増補。養老先生はじめての自伝。【目次】 Ⅰ 幼年時代と戦争 Ⅱ 昆虫少年、...
『人生は、なるようになる』―これがひとまずの結論で、幼少期の最初の記憶から、虫と猫とバカの壁と出会った八六年を語りつくす。読売新聞の好評連載「時代の証言者」(聞き手・鵜飼哲夫)を大幅加筆、「五〇の質問」を増補。養老先生はじめての自伝。【目次】 Ⅰ 幼年時代と戦争 Ⅱ 昆虫少年、医学部へ Ⅲ解剖学者の奮闘Ⅳ『バカの壁』と〈まる〉との出会い 養老先生への五〇の質問―朝起きて最初に何をやりますか/最後の晩餐で食べたいものは/自分をバカだなと思うことはありますか/いろいろな発言をされると誤解されることが多くて困りませんか/大人になるってどういうことですか/死についてどう思いますか……など
Posted by
われことにおいて後悔せず わがことにおいて後悔せず のあたりのはなしが面白かった。 わかり合えない人とのことで悩んでるところだったから、バカの壁も読んでみようかなと思った。 医学の道の先輩としては賢すぎて…別次元だと思った。散歩しながら参考書読むってやり方まねしてみようかなぁ〜...
われことにおいて後悔せず わがことにおいて後悔せず のあたりのはなしが面白かった。 わかり合えない人とのことで悩んでるところだったから、バカの壁も読んでみようかなと思った。 医学の道の先輩としては賢すぎて…別次元だと思った。散歩しながら参考書読むってやり方まねしてみようかなぁ〜…。
Posted by
養老先生の本は 【バカの壁】当時 読んで おもしろかった! と、ざっくりさした 記憶しか残って無くて 本書が2冊目 (どんどん読むけど どんどん忘れちゃう) (だから今はブクログとても有り難い!) ◆きっかけ 職場の先輩が貸してくれた まる(=^・^=) が、いいのよ ...
養老先生の本は 【バカの壁】当時 読んで おもしろかった! と、ざっくりさした 記憶しか残って無くて 本書が2冊目 (どんどん読むけど どんどん忘れちゃう) (だから今はブクログとても有り難い!) ◆きっかけ 職場の先輩が貸してくれた まる(=^・^=) が、いいのよ って ◆おもしろかったところ 理系と文系で なかなか理解し合えない 壁を超えて平たく言えないか、と 脳内の入出力を計算式に示したところが 特に おもしろかった 極端になると戦争になるってことがスパッと わかった気がした y=ax x 五感から脳に入力される情報 y xへの反応 うなずいたり無視したりする出力 a 好き嫌い 興味関心などのバイアス(偏り) 係数aが0だと 無関心 何を入力しても出力はない、無反応 a が無限大になると ある情報だけを絶対視する 狂言的原理主義になりかねず、危ない 好悪関心は主観的なものだ、と 理系では言うが まったく排除してはいけない それが広がると テロ、紛争、戦争になってしまうから ◆共感したところ ①猫が好き 要するに 好き勝手してて あまり 社交的でない それがいい ②どこに行くにも本が手放せない ホテルで朝食を食べに行くときも必ず 何かすることがなくなったときに 困るでしょう あ〜! すごい どんぴしゃ!
Posted by
養老先生の本は今まで色々読んできたが、いつ読んでも心に響く。「脳化」した世界で、自然じゃないことにも気づかず、色々な物事をきちんと処理しようとアクセクしてしまう自分には、時々養老孟司の本が必要かも。養老先生の自伝の部分も、Q &Aの部分も、とても興味深く、共鳴するところが...
養老先生の本は今まで色々読んできたが、いつ読んでも心に響く。「脳化」した世界で、自然じゃないことにも気づかず、色々な物事をきちんと処理しようとアクセクしてしまう自分には、時々養老孟司の本が必要かも。養老先生の自伝の部分も、Q &Aの部分も、とても興味深く、共鳴するところがある。 養老ファンにも、養老孟司を読んだことない人にもおすすめの本です。
Posted by
直あそこまでやったなと思う人は、アフガニスタンに貢献した中村哲さん、中村さんこそ国葬にしてよかった人だと思う。 死について、自分にとって自分の死はないと同じ、自分で実証的に確認できないから。考えたって意味は無い。 孫悟空とお釈迦様の手のひらの関係みたいだある。
Posted by
有名な解剖学者で虫好きな養老先生。よくものを考える人なんだなと思った。人が作った人工物ばかりに囲まれていないで、もっと自然と触れ合うといいというメッセージが強烈だった。読書好きが高じて、私もこの頃少しはものをよく考えられるようになったので、ちょっと嬉しい。
Posted by
『今思うと、臨床には本気になれなかったんでしょうね。昆虫採集で野山を歩き回っていた子どもの頃から、自然はなるようになるもので、人間ができるのは手入れだと思ってきた。患者の身体も自然だからそれと同じ。医者は病気を治すと思っているけれど、患者は治るときにはひとりでに治る』―『Ⅲ 解剖...
『今思うと、臨床には本気になれなかったんでしょうね。昆虫採集で野山を歩き回っていた子どもの頃から、自然はなるようになるもので、人間ができるのは手入れだと思ってきた。患者の身体も自然だからそれと同じ。医者は病気を治すと思っているけれど、患者は治るときにはひとりでに治る』―『Ⅲ 解剖学者の奮闘』 養老先生の著書は何冊も読んでいるし、それらの本の中で時々ご自身の来し方を語っているのを読んでもいるけれど、本書の聞き手である鵜飼哲夫が言うように自伝的なものは読んだことが、確かに、ない。そんなもの知らなくても言っていることは分かるでしょ、と養老先生なら言いそうなものだけれど、人が環境と連続して繋がっているというのと同じように、その人の考える癖というのも来し方と不可分であるだろう。であれば本書の自伝的な逸話を聞くこともまた養老孟司の考え方(養老先生ご本人を、ということではない)を理解する一助となるだろう、と言ってもいいのではないかと、恐る恐る言ってみる。 考え方を形作ったという意味で、その著書によく出て来る話としては、戦後の教科書の墨塗りの話がある。ああ確かにそういう出来事があったら人の言うことを鵜呑みにしない考え方の基本が形作られるだろうなと思っていたのだけれど、それは後先が逆なのであって、そもそもそういう性格の子供であったというだけなのだということが本書を読むとよく解る。別に判ったところでどうとなるものでもないけれど、人の癖というものは「ああすればこうなる」という風に理屈付けることは決してできないものなのだなということを、改めて認識させられたような気にはなる。 気になると言えば、判ったような気になる、というのが、すべからく養老先生の著書を読む時の感想になってしまうのだが、まあ、それは頭のいい人から何かを教わる時に常に起こってしまうことでもある。もちろん、自分自身の経験からも実感してはいるけれど、もう何十年か前に、リチャード・ファインマンの教え子たちが同じようなジレンマに陥るケースが多かったと、ファインマンの同僚だったカルテクの物理学者が話してくれたのを聞いたこともある。「気になる」から「理解する」への壁を乗り越える為には、自力でその論理展開を辿り直して見なければならないのだけれど、それが実は容易ではない。それは、話を聞いている時に使っているのは「論理的」な理解と「感覚的」な理解の両方だけれど、自力で辿り直す時には「論理的」な理解ばかりとなりがちだから(似たようなことを内田樹導師もしばしば語っているけれども)。なので、本を読んでいる時に「ふんふん、そうだよね」と思っていても、いざ他人にその話をしようと思うと存外自分が理解出来ていないことが露呈する。悔しいからまた考え直す(頭を鍛錬し直す、とでも言ったらよいか)。まあ、そういうことが大事なんだということくらいは養老先生の教えとして理解はしている。 実は、読後に本の感想を書くようになったのも、自分が何を考えていたのかを備忘録的に書き残すという目的の他に、自分が何を感じていたのかを言語化してみることが(何しろ、個人的な体験を共通の理解の場に移すことこそ言語の機能なのだから。これもまた養老先生の教えの一つではあるけれども)、もやもやとしたものを自分の中にその状態で内在しておく為にも必要なのかなと考えているからなのだけれど(だから自分の書くものにレビューとしての意味はほとんどないと思うのだけれども)、その為にもあまり判り易い結論を出さないようには気をつけている。とまあ、そんなことを本の感想として書いているのを読まされる方には、お気の毒さまとしか言いようがない訳だけれど、こんなことをくどくどと考えさせられるところが養老先生の本のいいところ。特に、養老ファンを自認されている方には、本書は案外目から鱗が落ちる、というようなことがあるんじゃないかなと思う(知っているような話ばかりのようで、実は知らなかった話が多いです)。
Posted by
若い頃は「なせばなる!」って思っていたけど、今は「なるようになる!」そう思うとほとんどのことが解決するような気がする。
Posted by
養老先生の自伝本、これまでの先生の生い立ちがコンパクトに描かれていました。まるへの思いは切なかった。養老先生いつまでもお元気で、バカの壁を超えられない我々に教えをお願いします
Posted by
そういえば養老孟司さんの自伝に出会ったことはなかったと思い読んでみた。ご本人の執筆ではなく、鵜飼さんが聞き手となって書かれたものであるにも関わらず、まるでご本人が描いたかの書いたような細かなエピソードがたくさんあった。 養老さんの思考は時に難しく、時に驚かされることもある。ほんの...
そういえば養老孟司さんの自伝に出会ったことはなかったと思い読んでみた。ご本人の執筆ではなく、鵜飼さんが聞き手となって書かれたものであるにも関わらず、まるでご本人が描いたかの書いたような細かなエピソードがたくさんあった。 養老さんの思考は時に難しく、時に驚かされることもある。ほんの少し頭の中を覗けた気がする。
Posted by
- 1
- 2