SWITCH CRAFT 切り替える力 の商品レビュー
認知心理学者・神経科学者であるエレーヌ・フォックス先生の長年の研究や経験から書かれた絶対必読の本書。「SWITCH CRAFT」と題した本書は現代で最も必要な力は「切り替える力」なのだと力説している。著者が切り替える力を支える4つの柱として紹介する「すばやく柔軟に対応する」「自分...
認知心理学者・神経科学者であるエレーヌ・フォックス先生の長年の研究や経験から書かれた絶対必読の本書。「SWITCH CRAFT」と題した本書は現代で最も必要な力は「切り替える力」なのだと力説している。著者が切り替える力を支える4つの柱として紹介する「すばやく柔軟に対応する」「自分を知る」「 感情への気づき」「状況をつかむ」を主軸として、話を展開していくが、この能力を高める理論や根拠が心理テクニックのオンパレード。何冊も心理学、脳科学の本を読んでいるとエビデンスが確かで実際に試す価値のあると知っているテクニックが満載。もちろん新たな知見も得られ、メンタル的自己研鑽の書のオードブルのような満足感と読み応えがある。レジリエンスの向上、シングルタスクの有効性、知的謙遜の必要性、バイアス対策、リフレーミング、マインドフルネスなど内容が多岐に亘る。一読では絶対足りず、二度、三度読む価値があり、その度にさまざまなテクニックを試し、自分に合うものを探していく楽しさが感じられる一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
変化に適応するとより充実した日々になる ・変化に対する自分の反応を見つめろ →日々の体の変化も見逃すな ・マルチタスクをやめて1つのことに集中 ・直感は今までの経験の蓄積 →心を休める時間も意識的にとる
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SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 切り替える力: すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略 著:エレーヌ・フォックス 訳: 栗木さつき 充実した人生に必要な「切り替える力」は、先の見通しがつかず、予期せぬ方向からトラブルが下りかかってくる世界で充実した人生を...
SWITCHCRAFT(スイッチクラフト) 切り替える力: すばやく変化に気づき、最適に対応するための人生戦略 著:エレーヌ・フォックス 訳: 栗木さつき 充実した人生に必要な「切り替える力」は、先の見通しがつかず、予期せぬ方向からトラブルが下りかかってくる世界で充実した人生を送る力となる。 仕事でも趣味でも、1つのことにこだわりすぎない人のほうが成功をおさめ、幸せな人生を送っている例は多い、なにかをあきらめるのではななく、自分の才能や関心にもっとあうものを見つけることが大切である。 「切り替える力」には4本の柱があり、それぞれが重要な役割を担っている。4つの能力をあわせて活用すれば真のパワーが生じ、どんな困難も乗り越えられることができる。①すばやく柔軟に対応する②自分を知る③感情への気づき④状況をつかむ。4本の柱にさせられた「切り替える力」は人生の航海に必要な方位磁針のようなものである。 構成は以下の5章から成る。 ①「切り替える力」の基本 ②「切り替える力」第一の柱 すばやく柔軟に対応する ③「切り替える力」第二の柱 自分を知る ④「切り替える力」第三の柱 感情への気づき ⑤「切り替える力」第四の柱 状況をつかむ 本書にもあるように、明確なゴールが見えていれば、GRIT( (やり抜く力)が必要になるものの、現代のような先が読めない不明確な今では、切り替える力がより重要となる。本質・軸をk貯めながらピボットをしながら、上記の4つの柱を根底に切り替えていく。切り替えをミスすることなく、スムーズに切り替えた後いも対応しながら突き進む。何気なくやっていることも体系的に捉えることが確実に歩を進めることができる。 切り替えることは逃げることではなく、適切な切り替えなくして繁栄はない。
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4つの柱①すばやく柔軟に対応する②自分を知る③感情への気づき④状況をつかむというこの項目は意識したいなと思いました。 後、「何もしない時期を置く」というのは仕事でバタバタすることが多い中で必要な視野かなと個人的には感じました。
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やり抜くか、切り替えるか、状況を見ながら、柔軟に対応していくことが生き抜く力になる。 こだわり続けると、遅れをとってしまうことがあるので、注意すること。より長く働くのではなく、より賢く働く。
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何より冒頭に書かれている著者が体験した人生の大きなターニングポイント、その経緯に驚いた。 それは、高校卒業後に就職したが、直ぐにその選択が間違いであったことに気づき、母の勧めですぐさま遠路を電車に乗り大学受験の申請をしに向かった…というものだ。 人は岐路に立った時、つい決断を先...
何より冒頭に書かれている著者が体験した人生の大きなターニングポイント、その経緯に驚いた。 それは、高校卒業後に就職したが、直ぐにその選択が間違いであったことに気づき、母の勧めですぐさま遠路を電車に乗り大学受験の申請をしに向かった…というものだ。 人は岐路に立った時、つい決断を先送りしてしまいがちだ。危険な賭けを犯すくらいなら、現状に甘んじている方がマシなのではないか?と考えてしまう。 そういった思考の悪癖をクリアにしてくれるヒントが散りばめられている。 ただ、ジェンダーギャップ指数を考えると、2024年現在9位のアイルランドと118位の日本では、性別に関係なく障壁の大きさも数も異なるように思える。 人々が新たなチャレンジや選択を躊躇なく選べる社会にしていくには、政界や財界からの変化もまた必要であろう。
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著者は認知心理学者・神経科学者である女性。イギリス政府のメンバーとしてメンタルヘルス研究の国家戦略も担当しているという。 前著は「脳科学は人格を変えられるか」で、本書はその実践書という位置づけ。 不安やネガティブな思考に悩んでいる向きには、様々な気付きが得られると思う。 切り替...
著者は認知心理学者・神経科学者である女性。イギリス政府のメンバーとしてメンタルヘルス研究の国家戦略も担当しているという。 前著は「脳科学は人格を変えられるか」で、本書はその実践書という位置づけ。 不安やネガティブな思考に悩んでいる向きには、様々な気付きが得られると思う。 切り替えて、前向きに生きたいですよね!
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変化の激しい現在において、最適に対応するために必要となる切り替える力。 切り替える力に関する研究結果を、著者やその関係者の経験をふまえまとめられている。 切り替える力には次の4つの柱がある。すばやく柔軟に対応する、自分を知る、感情への気づき、状況をつかむ。普段の生活で無意識レベル...
変化の激しい現在において、最適に対応するために必要となる切り替える力。 切り替える力に関する研究結果を、著者やその関係者の経験をふまえまとめられている。 切り替える力には次の4つの柱がある。すばやく柔軟に対応する、自分を知る、感情への気づき、状況をつかむ。普段の生活で無意識レベルで習得するのは難しいが、迷った時はこの基本にそって行動し、より良い結果を残していきたい。
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科学的根拠のあるテクニックがたくさん紹介されていた。 柔軟性を持って生きることが大事だなと思った。 最近はGRITを否定しがちな論文とかが多いけど著者はGRITを否定していないところが良かった。 状況の見通しが良かったら引き続きGRITするのが重要だし、上記の見通しがつかなかった...
科学的根拠のあるテクニックがたくさん紹介されていた。 柔軟性を持って生きることが大事だなと思った。 最近はGRITを否定しがちな論文とかが多いけど著者はGRITを否定していないところが良かった。 状況の見通しが良かったら引き続きGRITするのが重要だし、上記の見通しがつかなかったら柔軟性を持って新しいことに取り組むべき。
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◆切り替える力 4本の柱 ①すばやく柔軟に対応する →思考・感情・行動を機敏に切り替える ②自分を知る →内面を見つめ、コアバリューや能力を把握する ③感情への気づき →自分のあらゆる感情を受け入れる ④状況をつかむ →自分の内面と外の世界、両方を意識する ◆変化を起こす5段階...
◆切り替える力 4本の柱 ①すばやく柔軟に対応する →思考・感情・行動を機敏に切り替える ②自分を知る →内面を見つめ、コアバリューや能力を把握する ③感情への気づき →自分のあらゆる感情を受け入れる ④状況をつかむ →自分の内面と外の世界、両方を意識する ◆変化を起こす5段階 ①無関心期 : 「うまくいっていること」「うまくいっていないこと」を書き出し、状況分析 ② 関心期 : 「変えたいこと」を決めて、明確な目標を立てる ③準備期 : 行動を変えるための計画を立てる ④ 実行期 : 計画を実行に移す ⑤ 維持期と逆戻り : 新たな行動をどうやって週間づけ、今後も継続していくか、その方法を考える ◆ フリーズする脳 捕食者は、こちらのわずかな動きでさえ察知する。そのため、昔から人間は恐怖を覚えたら、とにかく動かないようにしたのである。この反応の痕跡がいまでも脳に残っているので、私たちは恐怖を感じると、一瞬の場合もあるだろうがフリーズするのだ。 ◆思考日記 * なにが起こったのか? * どう感じたか? * なにをしたか? * その出来事に対して、どう考え、どんな結論を出したか? ◆本当の自分の見つけ方 《パーソナルストーリー》 ①人生のどん底 ②人生のピーク ③ターニングポイント ④自分という人間のことがよくわかった時 →定期的に考えるようにする。数カ月かかってもかまわない。 ◆評価のポイント ・感情の質 (全体的にネガティブか、ポジティブか) ・意味 (教訓を学ぼうとした姿勢があるか?) ・複雑性 (詳細か?出来事だけか?) ◆ 「気持ち」の説明は獣しい 感情の回路は、あなたの気持ちを言葉で説明してくださいと頼んだ場合、その回答を「恐怖」「悲しみ」「喜び」「嫌悪」といった基本的な感情のカテゴリーにきちんと分類することもできない。 心理学の分野における多くの研究では、感情の違いをきちんと説明するのは事実上、不可能だった。 ◆ ネガティブ思考への対応 * その考えば白黒がはっきりしすきていないだろうか? * その考えに思い込みはないだろうか?「いつも」「絶対」といった危険ワードで物事を考えていないだろうか? ・「他人が考えていることが、自分にはわかる」という前提に基づいて、思い込んではいないだろうか? * ネガティブなことばかりに目を向けていないだろうか? * 「こうすべき」「こうしてはならない」と、あなたが強く思っている規範が反映されてはいないだろうか? * 他人を責めていないだろうか?自分のことを「被害者」だと思っていないだろうか? ◆感情の粒度 多彩な言葉で表現できる人は、怖い、嫌悪している、怒っている、悲しい、怖れるといった感情を詳細に区別して表現できる。「感情の粒度」が低い人は、「不快です」とか「気分が悪い」といった単純な表現でしか説明できない。 自分の感情をより正確に表現できれば、感情がいっそう明確になり、その意味を把握しやすくなる。すると、自分の急所や弱点が見えてくる。なぜ不安になるのか、なぜ心配でたまらなくなるのか、なぜ相手に腹を立てるのかがわかってくるからだ。自分の感情を豊かに表現できれば、状況に対処する際に感情を細かく調整できるようになる。 ◆ 「切り替える力」12の法則 ・心を開き、好奇心を持つ ・はっきりしない状況を不安に思わない ・対応力を伸ばす ・自己認識を深める ・感情を受け入れる ・直観力を伸ばす ・自己中心的な認識から抜け出す「脱中心化」を心がける ・呼吸法を練習し、身体をリラックスさせる ・幸せな記憶のアルバムをつくる ・ストレスに適応する ・《賢い心》を育む ・旅を楽しむ
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