写真でみる 紫式部の有職装束図鑑 の商品レビュー

仙石宗久(著者)

2024/04/28

最初にイラストで十二単を着る順序を見せる。
①小袖を着て袴をはく。１、２枚目（小袖の下にはさらに下着を着ている）
　　足には指股のないソックスのようなものをはく。
②単を着る　3枚目
③五衣、4～8枚目　この色目を競った
　内衣、9枚目
　表着を着る　10枚目
④唐衣を着る　11枚目
⑤裳をつけて檜扇を持てば完成　12枚目
写真が大きいのがよい。

絹糸の大きい写真もあり、よく女性が透けた白い布を頭からたらしていて当時そのような布を織れたのかと思ったが、１本ずつ織れば透けてくるのだろうと思った。

続けて男性の装束もあります。

千石宗久：NPO法人有職文化研究所主宰

2023.11.20第１版第１刷　図書館

2024/02/17

『源氏物語』や『紫式部日記』には、宮廷のハレの場や日常生活における些細なことも描写されており、当時の様子を現代に教えてくれています。本書では、装束の解説はもちろん、源氏物語にまつわる衣食住を紹介します。
古典の中に登場する日常の道具から、貴族たちの心情を読み解く『古典モノ語り』山本淳子／著（笠間書院）もあわせてどうぞ。