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2024/07/09

リンバスカンパニー イサンより。 同ゲームのキャラの元ネタで興味を持った。 李箱は、韓国では非常に高い評価を得ており、生前の売れない時代との対比がある。 詩に関しては正直全く分からないが、「翼」は面白い。 天才なんだろう。 常人には分からないが、韓国では解説の探究が続いている...

リンバスカンパニー イサンより。 同ゲームのキャラの元ネタで興味を持った。 李箱は、韓国では非常に高い評価を得ており、生前の売れない時代との対比がある。 詩に関しては正直全く分からないが、「翼」は面白い。 天才なんだろう。 常人には分からないが、韓国では解説の探究が続いているらしい。 作品集は短編小説の部分はかなり上手く纏まっている。 抽象・観念的すぎず読みやすい。 読んでみれば分かるが前衛的な小説家であった事が伺える。翼なんかは二重線で囲まれた部分から始まる。 (グッバイと聞くとロボトミーを思い出すからやめてほしい)

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2023/12/02

出版社(光文社古典新訳文庫)のページ https://www.kotensinyaku.jp/books/book388/ 「破格と哀切!」 李箱(イサン) 이상 [1910 - 1937] 斎藤真理子氏(訳者)の「訳者まえがき」リンク 「朝日新聞」藤井光による文庫短評 ...

出版社(光文社古典新訳文庫)のページ https://www.kotensinyaku.jp/books/book388/ 「破格と哀切!」 李箱(イサン) 이상 [1910 - 1937] 斎藤真理子氏(訳者)の「訳者まえがき」リンク 「朝日新聞」藤井光による文庫短評 https://digital.asahi.com/articles/DA3S15807295.html

Posted byブクログ

2023/11/28

 作者李箱(イサン)は、日韓併合直後の京城に生まれ、短い作家活動の末、1937年東京にて死去した人とのこと。韓国文学にはほとんど触れたことがなく、本書で初めてその作品を読んだ。  正直、詩は苦手なのだが、ましてモダニズム系の詩なおさらだ。  それに対し小説は、「翼」といい、「蜘蛛...

 作者李箱(イサン)は、日韓併合直後の京城に生まれ、短い作家活動の末、1937年東京にて死去した人とのこと。韓国文学にはほとんど触れたことがなく、本書で初めてその作品を読んだ。  正直、詩は苦手なのだが、ましてモダニズム系の詩なおさらだ。  それに対し小説は、「翼」といい、「蜘蛛、豚に会う」といい、妻との奇妙な関係が男に鬱屈した感情を抱かせる、そのモヤモヤしたところを上手く表現化していると思った。  植民地下で作家として生きることの困難など作者が当時置かれていた状況や作品自体の鑑賞の手引きなど訳者の丁寧な解説が付されており、大変参考になる。

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