ルポ歌舞伎町の路上売春 の商品レビュー

春増翔太(著者)

2024/11/04

『ルポ新宿歌舞伎町路上売春』に続いて入手。
前に読んだのはその道のプロのライターがインサイダーに接近という感じの読み応えだったが、本書は一般紙記者による丁寧な取材が良い。主に支援団体の視点に依拠している(その活動には読んでいるだけでも頭が下がる)が、特に警察取材が興味深かった。

2024/08/20

本書の一例ではあるが、
SNSでホストと知り合う→歌舞伎町のホストのお店に行く→ホスト通いのために路上売春→稼いだお金はホストと自宅代わりのネットカフェ代で消える→誰の子かわからない子どもを妊娠→住所不定、無職にも関わらず自分で産み育てると決める。
嘘みたいな本当の話。
歌舞伎町のコインロッカーに赤ちゃんが捨てられていた事件もきっと、このような背景があったのだろう。読んでいて暗澹たる気持ちになった。

2024/08/09

ルポなので別にどうということもない。
最後の鈴木涼美と宮台真司のコメントはそうだろうな、というまとめ。警察の取り締まり側からの視点の方が面白い。

2024/06/13

路上売春をする女性たちの中でもさまざまな背景がそれぞれにあり、やめられない原因もそれぞれであった。
居心地のよい場所がほかにできない限り、彼女らが売春から抜けることはほとんど不可能なのかもしれない。

2024/02/13

★★★
今月2冊目
話題の大久保公園の立ちんぼ。
なぜそうなるのか、やはりベースは親からの愛情の問題、元々の知的障害、そしてそこに漬け込んだホストによるホス狂い。そのために立ちんぼで稼ぐ。
トー横もこんな感じ。ここで妊娠して出産しても子供は間違いなく幸せにはならないだろう、