さようなら、私 新装版 の商品レビュー
色んな苦労や悲しみがあってそれぞれの人生がある。それを他人と比較するのではなく、自分の人生を精一杯行きたいなって思った。
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どれも何かに行き詰った女の人のお話なのだが、どうにもこうにも共感できない。子供を亡くした悲しみゆえにおっぱいをいろんな男に吸わせる妻を、黙って待ち続ける夫??? おいおい、なんだそれ。
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新しい自分に、モンゴルで、バンクーバーで、 おっぱいの森で、 彼女たちは出会う 美子さんのだんなさん、おっぱいの森の下に迎えに来てくれてありがとう…
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3話全てよかった。 モンゴルの自然や、不便な原始的な暮らしに癒されていくのも分かるし、元恋人の2人の距離感がよかった。 あとの2話もほっこりと心が温まるかんじ。
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本を読むと毎回思うこと。それは、本を読んでいると、自分の気持ちに気が付きやすくなる。 私はこれが好きとか、自分の気持ちに名前をつけやすくなる。今まで知らず知らずのうちにうちに決めつけていたことが、もしかしたらそうではないのかもとか、背伸びしていたいつかの自分を、否定ではなく肯定的...
本を読むと毎回思うこと。それは、本を読んでいると、自分の気持ちに気が付きやすくなる。 私はこれが好きとか、自分の気持ちに名前をつけやすくなる。今まで知らず知らずのうちにうちに決めつけていたことが、もしかしたらそうではないのかもとか、背伸びしていたいつかの自分を、否定ではなく肯定的に包み込んであげられたりとか、過去の気持ちにだって名前をつけて読んであげられるようになる。 私はこんなふうに、誰かを好きになったことも、好きになってもらったこともないなぁ。よく分かってなかったなぁ。今なら素敵な恋愛が出来そうだなぁ。読み終わった今、私はそんなふうに思うんだ。
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ネガティヴな主人公が最後には前を向いて生きていける!というポジティブで終わるお話3つ。 日々の生活で過去から脱出できないのであれば、物理的に違う場所や立場を経験してみることが、明るい未来への第一歩なのだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小川系さんの作品はもう何作品か読了していますが、この本が1番性との結びつきが強いように思いました。 なので、誰にでもこれ読んで!とおすすめしやすいかと言われると正直そうではないのですが...笑 ただ、個人的には出会えて良かった、読めて良かったと思える1冊です。 タイトルの『さようなら、私』からも想像できるように、過去の自分との決着をつけて、未来に向けて一歩踏み出すところまでのストーリーが短編で描かれています。 今さらっと過去の自分との決着と書いてしまいましたが、現実的にはそう簡単に過去の自分との折り合いをつけるのって難しいですよね。本書に出てくる女性達もなかなか未来に向けて踏み出せず、もやもやと行き詰まっている様子でした。私も割と過去の出来事を引きずるタイプなので、各話の主人公が感じているもどかしさには共感を覚えました。 ですが、場所や、時間や、人との出会いなど色々なものに触れて、自分でも予期しないふとした時に過去の自分や、これまでの人生を許してあげられる瞬間がくるんだな、と感じました。 各話の主人公達がその後どうなるのかはわかりませんが、きっと一歩でも踏み出せた人達は強いから。また同じように行き詰まった時にも、また歩き始めることができるだろうな。 読んでいてハッピー!となる本ではないですが、読んだ後は救われる気持ちになりましたし、どん底を経験した人にこそ響く作品だと思います。
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どのお話も、今まで生きてきた生活から距離をとって自分を見つめ、受け入れ、気持ちを新たに進んでいく希望のあるお話でした。 短編集ですが、それぞれのお話が一冊の小説になるくらいの物語があります。 個人的には、2話目の「サークル オブ ライフ」が好きでした。
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トラウマや痛みを抱えた女性3人が 旅をきっかけに過去の自分を清算して大切なものに気付く3つのお話。 ほろほろ泣けた。傷が少しずつ、ゆっくり癒えていく。
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短編集でどれも死がテーマにある。 モンゴルの話が一番好きだな。 少しずつ彼と近付く感じが。 身近な人がまだ亡くなったことがないのでここまでの悲しみを味わったことがないけど、いつかよりこの登場人物の気持ちが分かるようになるかも。
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