ポアロのクリスマス 新訳版 の商品レビュー
結局、クリスティに騙される。 遺産相続や怨恨の情報をあれだけ出されたら、疑うべき人物が限られてしまう。けど、それこそがクリスティの罠。まんまと罠に引っかかってしまった。
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2025年 1冊目 私が塾に行っているときにお父さんがこの本を借りてくれたので読むことにしました! 私はアガサ・クリスティーさんのポアロシリーズがとても好きなのですが、今回の本も期待以上に面白い本でした。家族だから姓が全員同じで少し誰が喋ってるかわからないところもありましたが...
2025年 1冊目 私が塾に行っているときにお父さんがこの本を借りてくれたので読むことにしました! 私はアガサ・クリスティーさんのポアロシリーズがとても好きなのですが、今回の本も期待以上に面白い本でした。家族だから姓が全員同じで少し誰が喋ってるかわからないところもありましたが、事情聴取をしているうちに誰が何をしたかというのが霧が晴れるようにどんどん分かっていってとても面白かったです!事件が終わった後も意外な事実が発覚してとても面白かったのでぜひ読んでみてください!
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最後の方まで犯人がわからなかった。クリスマスに読んで欲しい一冊。アガサクリスティのほぼ台詞だけで展開されていくのに世界観がしっかり描写されていく文章には本当に脱帽です。
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清々しいほどに やられましたー!!!! 血族を聖夜に呼び寄せた偏屈な老当主 不仲だった兄弟に対して 辛辣な言葉を浴びせる老当主 金で子を支配し 長きにわたる家族の不協和音… そこに放り込まれた思いもよらないゲストたち… 血族に辛辣な言葉を浴びせる老当主は 密室でその代...
清々しいほどに やられましたー!!!! 血族を聖夜に呼び寄せた偏屈な老当主 不仲だった兄弟に対して 辛辣な言葉を浴びせる老当主 金で子を支配し 長きにわたる家族の不協和音… そこに放り込まれた思いもよらないゲストたち… 血族に辛辣な言葉を浴びせる老当主は 密室でその代償をはらうことになる… アガサクリスティーから届いた 血で染まる凶暴な殺人という 時代を超えたクリスマスプレゼント… 私もポアロのように謎解きに挑むが… 予想外のトリックと犯人にビックリ!! ポアロの終盤の推理劇は圧巻でしたー!! ポアロの洞察がとにかくすごい!! 王道のミステリー最高ですね
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3年前に読んだ作品だが、新訳が出たというので読んでみた。 自分の記憶力の無さに驚くばかりだが、すっかり忘れていて直前まで全く犯人がわからなかった! 旧訳がどうだったかも全く記憶がないが、今回の翻訳はとても読みやすかった。
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クリスマスというタイトルとはかけ離れた、ドロドロした物語。冒頭の所が少し長いけれどそこさえ超えてしまえばこちらのもの、続きが気になって一気読み。 前回のマープル同様、今回も犯人は意外で全く検討もつかずまんまと騙された(笑)
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今回は人間の遺伝や性格、気質に焦点が当てられた作品。 (家族のクリスマスパーティーがテーマだからね) 登場人物が欲深く途中ちょっとしんどかったけれど、 最後まで読み終えると綺麗で安堵です…。 密室と聞くといくつかトリックが浮かぶと思いますが、 今回は他の要素も合わさって当てられ...
今回は人間の遺伝や性格、気質に焦点が当てられた作品。 (家族のクリスマスパーティーがテーマだからね) 登場人物が欲深く途中ちょっとしんどかったけれど、 最後まで読み終えると綺麗で安堵です…。 密室と聞くといくつかトリックが浮かぶと思いますが、 今回は他の要素も合わさって当てられず、、、! ポアロ作品が作中でパズルに喩えられますが、これが言い得て妙で、登場する要素は不要に感じるもの含めて全てハマるべきところにハマるのだな….と。 流石アガサ・クリスティ、天才ですね。
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「クリスマスにクリスティーを」「もっと血にまみれた、思いきり凶暴な殺人を」なるほど。わたしは謎解きが主題のミステリは得意ではないと思っているし、シーズンやイベントに合わせた読書も余りしないのだけれど、それでもこの時期にこのタイトルは気になるし、真鍋博の素敵なジャケ(版は登録されて...
「クリスマスにクリスティーを」「もっと血にまみれた、思いきり凶暴な殺人を」なるほど。わたしは謎解きが主題のミステリは得意ではないと思っているし、シーズンやイベントに合わせた読書も余りしないのだけれど、それでもこの時期にこのタイトルは気になるし、真鍋博の素敵なジャケ(版は登録されてなかった…)に惹かれて読んでみることに。初アガサ。12/22〜28の1週間の物語が1日ずつの章立てになっていたので、章の日付の日にそれぞれ読んでいこうと思いつつ、気がついたら既に23日だったのでイヴイヴから殺人の起こるクリスマス・イヴにかけて読んでしまったのでした。こういうレイジーなところも謎解きミステリに向いてない気がしますね。多分。 ポアロ登場までの100ページの時点でちょっと長くないですか、とも思ったり、時代がかった話し言葉に躓いたり、名前と設定が最初一致しなくて何度も折り返しの登場人物紹介を見直したり、やっぱり向いてないかもと思いつつ終盤まで読み進める。そして「名探偵、皆を集めてさてと言」うシーンでトリックと真犯人が暴かれると、わあ、まさかあの人が……と他の登場人物と同じタイミングで一緒に驚き、示される証拠には、たしかにそんなこと書いてあった、と納得し、あそこのミスリードずるいぞ!と思ったりした。そんなわたしは素直で良い読者なのだった。その素直さはやっぱりミステリに向いているのかもしれない。 「クリスマスにはクリスティーをいつまでも」か。なるほど。毎年クリスマスにアガサ・クリスティーを読むというのもありかもしれない、と思ってみたけれど多分忘れちゃいますね。レイジーなので。でも今年の聖なる読書は思いのほか楽しめたので良かった。更に解説を読んではっきり気がついたポアロ=アガサのクリスマス批判の件にも素直に納得したのでした。メリー・クリスマス。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった…やっぱりクリスティー作品には登場人物たちの様々な会話、行動、思惑を絡め合わせて事件を複雑に見せる技術はもちろんのこと、それ自体に魅力があることがすごい! そもそもポアロが外国人というのもあるけど、今回はイギリスの富豪の一家にスペイン人女性や南アフリカの青年も混じって、その土地で育った人々の個性が滲み出てくるような会話や人物描写が楽しかった。 あとこの作品の冒頭に、『マクベス』の引用がある。 「あの老人にこんなにたくさんの血があったなんて、だれが考えたでしょう……」 そして、クリスティーが義兄から「もっと血が大量に流れる元気で凶暴な殺人」をと望まれてこの作品を書いたことが記されている。 たしかにこの事件の被害者であるシメオンは、血溜まりの中で遺体として発見されたが…正直、時間が起きたときはこれだけ?と思ってしまった。 元気さと凶暴さ足りなくない?と… でもポアロが暴いた真犯人は、思ってもみなかった人物で、その人物の立場からするとより一層事件の凶暴さが際立つ… そして「血」!! この事件はまさしくシメオンと同じ「血」が流れている人物によって行われたものだった…ここで冒頭のマクベスの引用を思い返すと、全く違う印象を受ける。なんと皮肉めいた言葉なんだろう… 解説でこの作品が『死との約束』のあとに書かれたものだと知り、なるほど、と思った。 たしかに家族の中に一人、殺される理由が十分にある人物がいて、という状況が全く同じだ。 これを中東からイギリスに舞台を変えて続けて書くことに、クリスティーの自分への自信を感じる。 たしかに今回はイギリスの暗いどんよりした雰囲気を楽しめた。状況は似ているけど全くの別物として読むことができた。 というかクリスマスが近いからぴったりだ!と思って読んだけど、全然クリスマスって感じじゃなかったな…
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最後まで予想外の展開だった。動機としては弱いような気がしたけど長年の恨みって恐ろしいね。マクベスの一説が引用されて物語が進むところも楽しい。
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