扉の向う側 の商品レビュー
テルマエロマエの作者ヤマザキマリさんのエッセイ はじめは、自分とは違う世界の人の話だなぁという感じで読んでいた。 しかし読み進めていくうちに、世界のどこでどんな生き方をしていようとも、それぞれがリアルに生活している様、その思考や感情がスーッと流れ込んできて、登場人物と一緒に歓喜...
テルマエロマエの作者ヤマザキマリさんのエッセイ はじめは、自分とは違う世界の人の話だなぁという感じで読んでいた。 しかし読み進めていくうちに、世界のどこでどんな生き方をしていようとも、それぞれがリアルに生活している様、その思考や感情がスーッと流れ込んできて、登場人物と一緒に歓喜し悲しめた気がする。 心に残った一文 「世間体や常識の向こう側に行かなければ出会うことのない、かけがえのない人もいるのだということを、私はあの時知ったように思う。」
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挿画付きのエッセイ集。絵が文章をより良いものにしている。人との縁は、何処にでも有るんだなあ。結構淡々とした文章やエピソードが好きで、ヤマザキマリさんの本はよく読んでいるが、装画・挿画付きのこの本が一番のお気に入りだ。
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面白かった! ヤマザキマリさんは、テルマエロマエを一巻だけ読んだだけでしたが、原田マハさんとの対談を読み、博識とさっぱりとした人となりを感じ、興味を持っていた。 この本を読んでびっくり! これほどまでに世界を股にかけた人生だとは! 原田マハさんとの対談で、中学生でヨーロッパ一人旅...
面白かった! ヤマザキマリさんは、テルマエロマエを一巻だけ読んだだけでしたが、原田マハさんとの対談を読み、博識とさっぱりとした人となりを感じ、興味を持っていた。 この本を読んでびっくり! これほどまでに世界を股にかけた人生だとは! 原田マハさんとの対談で、中学生でヨーロッパ一人旅をし、10代でフィレンツェに留学していたことを知り、驚いたが、イタリア人と結婚し、イタリア国内はもとより、シカゴだったりポルトガルだったり…その先々で友人ができて交流しているヤマザキマリさんはものすごく魅力的な人なのだろうな。 息子さんも世界転校って。笑 世界転校のプロですね。ベテラン。 それにしてもマリさんも息子さんたちも何ヵ国語話せるのだろう…英語が苦手すぎる私には羨望の限り。
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図書館で借りてイッキ読み。ヤマザキマリさん作品にハズレなし!買い直し決定です。手元において読み返したくなる作品ですね。
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象の灰皿 本文より 私は狭いシートに座ったまま、体を屈めてしばらくの間誰にも気がつかれないように、黙って泣いた 私も同じように泣いた 。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
幼い頃からの異文化交流にただただ圧倒されたエッセイ。 14歳での一ヶ月も掛けたドイツ・フランスへの一人旅。それが実母からの勧めというから驚き。一人で降り立ったフランスの空港には、迎えに来るはずであった母の友人は来ないし、フランスからドイツへ移動する際には老齢のイタリア人陶芸家に付きまとわれるしで、もうなんだかすごい体験。これらの偶然の出逢いも必然的なものにしてしまうのはヤマザキさんの秘められたパワーなのかも。 高校時代には実母から、高校をやめてイタリアに留学したら、と勧められ高校を中退し単身イタリアへ留学する。ヤマザキさんのお母さんの影響力ったらない。 一番好きなエピソードは『アントニアとマリア』。 ヤマザキさんの義母アントニアはとてもエネルギッシュな女性。それに対する義父の母マリアはとてもシリカルな女性。ひとつ屋根の下で、水と油のように正反対な2人はアグレッシブな攻防を日々繰り広げる。「お互い気を許し合っているわけではないが、気遣いが無いわけでもない」不思議な関係がなんとも魅力的に私の中に残った。 日本は自分の故郷でありながら、「帰り」という言葉の指す先にあるのは日本ではない、というヤマザキさん。そんなヤマザキさんの世界に向けたどこまでも冷静な視線に、ヤマザキさんと年齢も近いというのにまだまだ狭い箱の中でジタバタもがく自分を歯がゆく思う。 ハードな内容と対極にあるような、ヤマザキさんのお洒落で穏やかな挿し絵がとても魅力的。このクールな挿し絵が巧くマッチして、エッセイ全体をいい塩梅に鎮めている。
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やっぱりかっこいいよ、ヤマザキマリさん。 海外生活だからって、決してきらびやかに飾り立てず、ごく自然で人間臭くて素晴らしい。 一体どれだけいろんなことを経験してるんだろう。このエッセイは、ヤマザキさんの海外生活の中でそこに暮らす人々、文化、思想、恋愛、出会い、人生観などなど…短い...
やっぱりかっこいいよ、ヤマザキマリさん。 海外生活だからって、決してきらびやかに飾り立てず、ごく自然で人間臭くて素晴らしい。 一体どれだけいろんなことを経験してるんだろう。このエッセイは、ヤマザキさんの海外生活の中でそこに暮らす人々、文化、思想、恋愛、出会い、人生観などなど…短い文章の中に、美しい言葉達でぎゅっと濃縮されている。 そして、時々ツボをついてくるセンス抜群のワードにクスっと笑える。 1日2.3話ずつをじっくり読んで、行ったこともない場所に思いを馳せ、想像力を膨らませながら楽しみました。途中の挿絵もとても素敵です。 ページが少なくなるにつれ、あーもう終わっちゃうな、もっと読みたいなという気持ちになりつつも、読了後は満足感でいっぱい。 息子さんやお母様のエピソードなどは他の著書でも見たことがあったので、とっつきやすかったです。
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(借.新宿区立図書館) ヤマザキマリさんはエッセイ的なものを次々と出していて内容の重複もあるので正直全部は読み切れない。ただこの作は世界各地で出会った印象的な人達が取り上げられており、一編に一枚のカラー挿絵もあいまって特別なものになっている。とりあえず図書館で借りて読んだが、これ...
(借.新宿区立図書館) ヤマザキマリさんはエッセイ的なものを次々と出していて内容の重複もあるので正直全部は読み切れない。ただこの作は世界各地で出会った印象的な人達が取り上げられており、一編に一枚のカラー挿絵もあいまって特別なものになっている。とりあえず図書館で借りて読んだが、これは紙の本(あるいは電書?)で持っていてもいい本なのかなあと思っている。
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イタリアのみならず世界の何カ国かで暮らした経験で培われた感性をみって表現された文を楽しみました。同じものを見てもそれを言葉にするには豊かな人間性と語彙力が必要だろう。いつもながら自分の単純な言葉しか持っていないことを思いやります。それにしても出会った人たちの人生が様々なことに驚き...
イタリアのみならず世界の何カ国かで暮らした経験で培われた感性をみって表現された文を楽しみました。同じものを見てもそれを言葉にするには豊かな人間性と語彙力が必要だろう。いつもながら自分の単純な言葉しか持っていないことを思いやります。それにしても出会った人たちの人生が様々なことに驚きました。日本はまだまだ人種が一様なのでここに出てくるような人生を歩んでる人は少ないかもしれないと思いました。
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マリさん、たっくさん経験してるなぁ。この経験はすごいな。自分の経験を本にするって、憧れる。自分でもこっそり書いてみたくなるな。絵日記みたいだった。
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