食べると死ぬ花 の商品レビュー
気味悪い謎の男が関わって不幸になっていく一族?の連作短編。不穏な空気は続くしニコちゃんの正体と花にはへーと思ったけど『とらすの子』ほどの衝撃はなかった。面白すぎる作品あるとハードル上がる……
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ある一家の人々を一人一話で描い短編集。 キリスト教でいう父と子とと、日本の家父長制が重なり合ってまあどれも嫌な話。 誰もが生きていくことに絶望し、差し出されたものを間違って使い地獄への道を進む。渡す方も間違えるってわかってんだろうに、苦しむことが信仰であり素晴らしいことだというこ...
ある一家の人々を一人一話で描い短編集。 キリスト教でいう父と子とと、日本の家父長制が重なり合ってまあどれも嫌な話。 誰もが生きていくことに絶望し、差し出されたものを間違って使い地獄への道を進む。渡す方も間違えるってわかってんだろうに、苦しむことが信仰であり素晴らしいことだということかと思ったが、それは日本での家族にも使われる言い回しだなと思い更に嫌になる。 元凶の父はどちらにも罰はない。
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好き。 後半の無欠の人が本当に本当に素晴らしかった。 悪趣味で気持ち悪い。久しぶりにすごく不愉快になれる本が読めた。 ハマる人は本当にハマると思う ニコライに会ってみたい
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意味がよくわからず 自分の感想よりもっと奥があるのかとネットで検索したけど、それ以上はなかった。 気持ち悪い話だった。 父親が元凶なのだろう。 でも本当によくわからなかった。 ただ、よく犯罪者が裁判で心神耗弱で無罪や刑が軽くなるのを求めるのがムカつくんだけど 精神科の先生の話...
意味がよくわからず 自分の感想よりもっと奥があるのかとネットで検索したけど、それ以上はなかった。 気持ち悪い話だった。 父親が元凶なのだろう。 でも本当によくわからなかった。 ただ、よく犯罪者が裁判で心神耗弱で無罪や刑が軽くなるのを求めるのがムカつくんだけど 精神科の先生の話で 詐病の類は見抜けると書いてあって そこは知れて良かった。
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一章ずつ短編っぽいけど、全てが繋がってます。 理不尽さが面白かったけど 選択の箱に関しては「あ、そこなんだ。もうちょっと色々あったやろ」って思ってしまいました。 そして全てが解き明かされるであろう最終章 読むのめっちゃ疲れた。 息継ぎさせてくれよって思うギュウギュウ感。 聖書...
一章ずつ短編っぽいけど、全てが繋がってます。 理不尽さが面白かったけど 選択の箱に関しては「あ、そこなんだ。もうちょっと色々あったやろ」って思ってしまいました。 そして全てが解き明かされるであろう最終章 読むのめっちゃ疲れた。 息継ぎさせてくれよって思うギュウギュウ感。 聖書読んでんのかと思う。読んだことないけど。 最後まで読んだらモヤモヤが増えた。 一花ちゃんの話がもっと読みたかった。
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人生に行き詰まった人間の前に現れる謎の美青年と彼に翻弄される家族の物語。 ただただ悍ましい物語。のっけから丁寧に胸糞描写をやってくれるから度々休憩を挟まないと読み続けられない。真相はまあ、芦花公園さんだよねーというオチだけどほねがらみよりは好きかな。
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生きることに絶望してしまった人たちへ 今そのとき必要としているだろう不思議な物を すっと差し出し 病んでいるその心の隙間に入り込み さらに惑わせ、苦しめ、地獄へと突き落とす そんな美青年のニコちゃんとはいったい 何者なんだろうとページがどんどんすすむ。 そして、その正体が明かされ...
生きることに絶望してしまった人たちへ 今そのとき必要としているだろう不思議な物を すっと差し出し 病んでいるその心の隙間に入り込み さらに惑わせ、苦しめ、地獄へと突き落とす そんな美青年のニコちゃんとはいったい 何者なんだろうとページがどんどんすすむ。 そして、その正体が明かされたとき うわー、なるほどーと妙に納得してしまった。 呪われたような一族の因果については 難しすぎてちょっとわからなかったけど…
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ニコは喪黒福造みたいだなと思っていたが暗黒サンタだったのか… 優しいのか怖いのか分からん存在、本当に天使みたいなもんなのか、この一族に巣食う呪いの具現化なのか…。 芦花公園先生の作品は多分全て読んでいるが、この難解さ、ジメジメさが面白い時とハマらない時があって、今作は好みで嬉し...
ニコは喪黒福造みたいだなと思っていたが暗黒サンタだったのか… 優しいのか怖いのか分からん存在、本当に天使みたいなもんなのか、この一族に巣食う呪いの具現化なのか…。 芦花公園先生の作品は多分全て読んでいるが、この難解さ、ジメジメさが面白い時とハマらない時があって、今作は好みで嬉しかった。これがホラーなのかは疑問だけど。個人的に「ほねがらみ」以外は怖くない。 連作短編なので今回はどんな秘密道具を出してくるの?的な楽しさと、しっかり一話一殺なのでどういう風に悲惨に突っ込んでいくのかという醍醐味。 一花語(ラテン語?)の意味、分かる方いるのだろうか…。
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短編集なのだけど、それぞれの話が繋がってると思わずに飛び飛びに読んでしまった。一気に読んだ方がゾクゾクきただろうなと後悔。 ホラーなのだけど、ホラーというより「嫌な話」。人間の嫌なところを煮詰めたものを飲んでしまったような気持ち。 どの話にも共通している美しい青年ニコライって...
短編集なのだけど、それぞれの話が繋がってると思わずに飛び飛びに読んでしまった。一気に読んだ方がゾクゾクきただろうなと後悔。 ホラーなのだけど、ホラーというより「嫌な話」。人間の嫌なところを煮詰めたものを飲んでしまったような気持ち。 どの話にも共通している美しい青年ニコライって何者なんだ。あと少しというところで、自分の理解が追いつかない。 一花の話している言葉の意味も知りたいし、理解できてない宗教的なところも知りたい。 公式で解説サイト出してくれないかな。
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