食べると死ぬ花 の商品レビュー
全7話の連作短編。 主人公たち(とあるひと家族)が久根ニコライという美青年と出会い物語が進んでいく。 救いがあったり、なかったり。 この家族たち、どいつもこいつも残念な人間ばっかり・・・ ーーーーーーー 絶対に、それを■■■はいけない――。ページをめくるごとに後悔が増す戦...
全7話の連作短編。 主人公たち(とあるひと家族)が久根ニコライという美青年と出会い物語が進んでいく。 救いがあったり、なかったり。 この家族たち、どいつもこいつも残念な人間ばっかり・・・ ーーーーーーー 絶対に、それを■■■はいけない――。ページをめくるごとに後悔が増す戦慄ホラー。 最愛のひとり息子を失った桜子は、カウンセラーの久根からふしぎな壺を与えられる。3つの約束さえ守れば、息子が帰ってくるというが……。「もう本当に最悪でした、もちろん褒め言葉」「吐きそうなくらい嫌な話」連載時から話題沸騰! デビュー作でネット民を震撼させたホラー界の気鋭が描く、血と涙で彩られる美しき地獄。
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ニラとスイセンを間違えて食べて食中毒になった、というニュースを先日見た。食べると死ぬ花(葉)は意外と身近なもののようだ。スズランも可愛い花だが猛毒らしい。本書ははじめは『笑ぅせぇるすまん』みたいで面白いなぁと思っていたのだが、4話目くらいから「??」となり、最終話に至っては「読ま...
ニラとスイセンを間違えて食べて食中毒になった、というニュースを先日見た。食べると死ぬ花(葉)は意外と身近なもののようだ。スズランも可愛い花だが猛毒らしい。本書ははじめは『笑ぅせぇるすまん』みたいで面白いなぁと思っていたのだが、4話目くらいから「??」となり、最終話に至っては「読まなきゃよかった」と本を投げたくなる始末。文章や醸し出す黒い雰囲気は良いが、全体的なストーリーやキャラクターが支離滅裂。そして読めば読むほど不愉快になるしこの手のジャンルが苦手なのもあってやっぱり「読まなきゃよかった」。
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ある一族を狙い撃ちにした笑うセールスマン的なテイストの連作短編集。 面白かったんだけど、一話目の序盤の姑と嫁と旦那の描写がめちゃくちゃストレスでおえってなった(笑)
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後味がめちゃくちゃ悪い短編がずらり。イヤミスにしても、どうなの?という感じ。 ある一家を起点とした連作になっているが、辻褄があっているのかいないのか。そこを求めてはいけないのか。 タイトルの意味もいまひとつ。 雰囲気ミステリという感じでしょうか…
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聖書に関連した内容ですごく歪曲された解釈だったけど家族が振り回されて破滅の道に進み、長男だけが信奉者という感じ。 なんだけど死ぬ花の意味がよく分からず読み終わる。どれも心が萎える話だった。
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キリスト系喪黒福造。 SF×ホラー×短編集…と思いきや、ひとつの家族を軸に話は繋がっていたりする。 個人的には《帰還の壺》が一番しんどかった。 全体的な雰囲気は好き。読んだ後もジワジワと背筋が冷たくなるような感じ。 因みに一花語はラテン語らしい。 ざっと調べた感じでは こいとす=結合 びるぼなす=戦争(喧嘩?) ぷえれ=望む ふぇりくす=幸せ らなんきゅらす=蛙 ラテン語は詳しくないから全く分からない。 これを機にラテン語勉強してみるのもいいかも思ったけど、外国語が大の苦手な私には当分先の話になりそうである。
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全体的に、 笑う◯ールスマン、銭◯堂、的な話 最後に出てくるやつもお前かよって感じ 他に語り部はいると思うんだが
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一つの家族が深く関わる、それぞれの暗く歪んだ短編集。 絶望に包まれる最中、美しい男との出会いが彼らの人生を変える。 なぜがその男に魅せられ、心を許し、心の内を吐露してしまう。 そして、ある時期に贈られる謎のプレゼント。 はたして彼は何者なのか? 絶望に沈む人々に、更に追い打ちをかけて突き落とす物語。 嫌い…ではないが、気持ちが落ちている時に読んだため、ちょっと沈んだ。 きっと毎年この時期になったら思い出してしまう…
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この著者の書籍化された小説はほぼ読んでいます。 著者はクリスチャンで以前の著作にもキリスト教に絡めた作品がありました。 『食べると死ぬ花』はその集大成と言っても過言ではないのでしょうか? 私は聖書を読んだことはありませんが、久根ニコライの話す言葉は聖書の内容を一般人にも分かりやすく伝えようとしているのでは?? そんな気がしてなりません。
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