食べると死ぬ花 の商品レビュー
後味がめちゃくちゃ悪い短編がずらり。イヤミスにしても、どうなの?という感じ。 ある一家を起点とした連作になっているが、辻褄があっているのかいないのか。そこを求めてはいけないのか。 タイトルの意味もいまひとつ。 雰囲気ミステリという感じでしょうか…
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聖書に関連した内容ですごく歪曲された解釈だったけど家族が振り回されて破滅の道に進み、長男だけが信奉者という感じ。 なんだけど死ぬ花の意味がよく分からず読み終わる。どれも心が萎える話だった。
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キリスト系喪黒福造。 SF×ホラー×短編集…と思いきや、ひとつの家族を軸に話は繋がっていたりする。 個人的には《帰還の壺》が一番しんどかった。 全体的な雰囲気は好き。読んだ後もジワジワと背筋が冷たくなるような感じ。 因みに一花語はラテン語らしい。 ざっと調べた感じでは こいとす=結合 びるぼなす=戦争(喧嘩?) ぷえれ=望む ふぇりくす=幸せ らなんきゅらす=蛙 ラテン語は詳しくないから全く分からない。 これを機にラテン語勉強してみるのもいいかも思ったけど、外国語が大の苦手な私には当分先の話になりそうである。
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全体的に、 笑う◯ールスマン、銭◯堂、的な話 最後に出てくるやつもお前かよって感じ 他に語り部はいると思うんだが
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一つの家族が深く関わる、それぞれの暗く歪んだ短編集。 絶望に包まれる最中、美しい男との出会いが彼らの人生を変える。 なぜがその男に魅せられ、心を許し、心の内を吐露してしまう。 そして、ある時期に贈られる謎のプレゼント。 はたして彼は何者なのか? 絶望に沈む人々に、更に追い打ちをかけて突き落とす物語。 嫌い…ではないが、気持ちが落ちている時に読んだため、ちょっと沈んだ。 きっと毎年この時期になったら思い出してしまう…
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この著者の書籍化された小説はほぼ読んでいます。 著者はクリスチャンで以前の著作にもキリスト教に絡めた作品がありました。 『食べると死ぬ花』はその集大成と言っても過言ではないのでしょうか? 私は聖書を読んだことはありませんが、久根ニコライの話す言葉は聖書の内容を一般人にも分かりやすく伝えようとしているのでは?? そんな気がしてなりません。
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気味悪い謎の男が関わって不幸になっていく一族?の連作短編。不穏な空気は続くしニコちゃんの正体と花にはへーと思ったけど『とらすの子』ほどの衝撃はなかった。面白すぎる作品あるとハードル上がる……
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ある一家の人々を一人一話で描い短編集。 キリスト教でいう父と子とと、日本の家父長制が重なり合ってまあどれも嫌な話。 誰もが生きていくことに絶望し、差し出されたものを間違って使い地獄への道を進む。渡す方も間違えるってわかってんだろうに、苦しむことが信仰であり素晴らしいことだというこ...
ある一家の人々を一人一話で描い短編集。 キリスト教でいう父と子とと、日本の家父長制が重なり合ってまあどれも嫌な話。 誰もが生きていくことに絶望し、差し出されたものを間違って使い地獄への道を進む。渡す方も間違えるってわかってんだろうに、苦しむことが信仰であり素晴らしいことだということかと思ったが、それは日本での家族にも使われる言い回しだなと思い更に嫌になる。 元凶の父はどちらにも罰はない。
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