家康の誤算 の商品レビュー
磯田氏の著作の中でも可成り出来が良い。 1.討幕における主演・助演・脇役。 2.家斉(11代目)に置いて何と57人も居る事が分かる。 3.P137の解り易さ。 4.改易制度の緩和。 4.家康における誤算。 以上の点。
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各テーマ短くまとめられているため、1つ1つをそこまで深掘りされているわけではないが、論旨や引用事例が明快でわかりやすい。 徳川政権の成立と存続のカラクリ、天皇家の生殖管理とか東照宮によるじわじわ神格化とか、えげつない。 狸とか言われるのは司馬遼太郎作品から植え付けられたイメージ...
各テーマ短くまとめられているため、1つ1つをそこまで深掘りされているわけではないが、論旨や引用事例が明快でわかりやすい。 徳川政権の成立と存続のカラクリ、天皇家の生殖管理とか東照宮によるじわじわ神格化とか、えげつない。 狸とか言われるのは司馬遼太郎作品から植え付けられたイメージもあるとは思うが、こういう仕掛けの細やかさ、周到さに関しては本当に性悪だと思う。 崩壊の序章(?)の1つとして触れられていたが、阿部正弘の開明的な施策は、転じて徳川幕府の崩壊の一押しと裏表だと。優れた人材登用や教育への注力も、日本全体のためには良いことであったはずであり、従来の門閥主義ではなく能力主義で人を活かすと聞けば大変聞こえがいい。 それが徳川幕府の世襲制の悪習を断ち切った良い側面もあるが、新政権ひいては戦中内閣にまで連綿と繋がっていき、官僚主義的”利口”な処世術に長けた組織が出来上がってしまうリスクの1要素だというのもわかる。 新政権の大久保利通評価、難しくてよくわからなくなってきた。別の本では、ある意味政治的な天才的手腕ともされているし、思想によって評価分かれそう。 個人的には嫌い寄り。 どれだけ人から奪ったかではなくどれだけ人に与えられたか、めちゃくちゃ重要視点。自分が思っている資本主義へのもやもやも包含してくれた。 自身の著作に限らず様々な出典を明記してくれていたので気になるテーマはそちらをあたってみようと思う。
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病院に行くときにちょびちょび読んでいたので、前の方は忘れてしまっているなあ。まあ、江戸時代の末期になると、朱子学などによって固定された身分制度や幕府の制度にきしみができ、疑問を持つものも多くなっていき、倒幕へと繋がっていったということだ。いろいろな要素がからんでいて単純ではない。...
病院に行くときにちょびちょび読んでいたので、前の方は忘れてしまっているなあ。まあ、江戸時代の末期になると、朱子学などによって固定された身分制度や幕府の制度にきしみができ、疑問を持つものも多くなっていき、倒幕へと繋がっていったということだ。いろいろな要素がからんでいて単純ではない。改易制度の緩和、人質制度の廃止、通貨の鋳造、意思決定機関の劣化、身分制・家制度への疑問、お伊勢さん、文人たちのサロンなどなど。 江戸時代の上への奉公、正直の美徳などの意識は根強く残っていて、いい面も悪い面もある。 まあ、また読み返して確認してみるか。
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明治新政府の太政官制が「2階建て」構造になっており、これは江戸時代の会議体(藩の政策決定)を踏襲したものという記述が気になった。この点については今後考察を深めていきたい。
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巻末の戦時下における日本人の行動を省みて、歴史学者としてみれば「人間の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」決して出世なんかじゃない、戦国時代の英雄は「奪い、独り占め」して成り上がったというくだりに、活躍する著者が言いたいことなんだと思った 家康が江戸幕府で構築した平和持続の仕組みが崩れる様は哀しい・・・慶喜さえいなければ 「徳川家康 弱者の戦略」の続編で通史の様に俯瞰した見方で、個別の事柄は知っていたものの、歴史学者が『コレが痛かった』的な寸評をくれるのが心地よい 家康ドクトリンは多岐にわたり様々な仕組みを構築したが、制度のキモを軽くとらえて台無しにした諸々を列記すれば ①改易制度を肝心な相手に使わず緩和した(家綱) ②文久の改革(阿部正弘、参勤交代・人質制度の緩和) ③城・大船建造の解禁(船は阿部正弘) ④通貨鋳造権(家光の寛永通宝⇨天保通宝でトドメ) ⑤積極的外交の停止(秀忠) ⑥幕政参与の解禁(阿部正弘) 異国船が目立つ頃の幕閣がちゃんとしていれば・・・ 本書では、平和な江戸時代の教養が民に影響を与えたことが分かり易く書かれている 家康が造った制度で長い平和を保ったが時代・情勢の変化に伴い想定しなかった問題が出てきて、制度疲労が害悪になる⇨「家康の誤算」は現代にも通じる話だ
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変化は必然、人も政治も 徳川幕府が崩壊した理由が多く語られているが最もな理由は「時代と共に環境が代わり、人が変わることでの弊害をその都度「法の緩和」で乗り越えた。だが多くの緩和策がより平等と自由を求めて動いた」と見る。現代でも「法と規則の緩和と新たな法・規則交付」無くして改革もな...
変化は必然、人も政治も 徳川幕府が崩壊した理由が多く語られているが最もな理由は「時代と共に環境が代わり、人が変わることでの弊害をその都度「法の緩和」で乗り越えた。だが多くの緩和策がより平等と自由を求めて動いた」と見る。現代でも「法と規則の緩和と新たな法・規則交付」無くして改革もなく国、国民が前に進むことがないと感じる。ただ、現状にあぐらを描いて何もしないことで全てに世界から乗り遅れた日本、政治家だけの自己主義、自己満足的な政治家、政策活動等は断絶すべきだ。
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アルベルト・アインシュタイン:人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる 正直や勤勉は、家康が作った徳川時代が高めていった日本人の美徳です
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長期にわたる繁栄を可能にした家康の戦略と 江戸末期にそれが壊れていく過程がよくわかる 日本人らしさがどこからきてなぜ続いているのかもよくわかる
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著者は「どの戦国武将が好きですか?」という歴史少年の質問に「戦国武将は、ほとんど人を殺して地位を保ってる人です。だから基本的に戦国武将は嫌いです」とわざと答える234 「王孫思想(自分は王あるいは皇帝の子孫だという考え)」。中世「百姓」は姓(カバネ)を天皇から賜った子孫だという...
著者は「どの戦国武将が好きですか?」という歴史少年の質問に「戦国武将は、ほとんど人を殺して地位を保ってる人です。だから基本的に戦国武将は嫌いです」とわざと答える234 「王孫思想(自分は王あるいは皇帝の子孫だという考え)」。中世「百姓」は姓(カバネ)を天皇から賜った子孫だという考え(王孫思想)が生まれ、それが「下克上」思想になった。一寸法師や物くさたろうも王孫思想物語166 天皇は中国と外交するときに姓が無いので困ったので、便宜的に「阿毎(あめ)」と名乗った。165
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幕末マニアなら知っていることばかりだったが、江戸幕府崩壊までの流れが簡潔に整理されているので読みやすい。個人的には、東照宮や伊勢神宮の話が興味深かった。
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