ヒトの幸福とはなにか の商品レビュー
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ヒトの幸福とはなにか 養老孟司 ∞-———————∞ 2003年以降に発行された単行本未収録のエッセイを選りすぐったもの。 「幸福」「風景」「虫の愉しみ」「健康」「文化・伝統」「犬と猫」「教育」と大まかなタイトルが付いてて、養老さんのどれかの本で読んだような内容が多いのだけど、だからこそか安心して読める。 私はこの本を読んで勉強したいのではなくて、安心したいんだなと分かった。 虫のところが特に生き生きして書かれてるように感じるし、マルを見ながら羨ましがっている様子が微笑ましい。 時間泥棒の話がかなり気になった。予定を入れるとその未来は現在を拘束するから「現在」だという話。 以前すごく辛かった時、精神科の先生に「予定はあまり入れないように」と言われたことがあった。実際、どんな予定でもずっと頭に残って他が疎かになる。好きなことでも嫌いなことでも、それが現在の私を左右しているということなんだというのがこれを読んでしっくりきた。 近々「モモ」は読んでみたい。 「サクラに毛虫と言うが、私はサクラ党ではなく毛虫党」 2024/04/08 読了(図書館)
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2003年以降に発表されたものをまとめたものだ。 ピックアップして興味のある頃をまず読んだ。 156ページに 落語と私 私と落語 と題した文章がある。 もといぬ 元犬かな。 録画したものにあった様な。 あとで聞いてみよう。 桂枝雀の枕に感心していた と言うくだりは納得でき...
2003年以降に発表されたものをまとめたものだ。 ピックアップして興味のある頃をまず読んだ。 156ページに 落語と私 私と落語 と題した文章がある。 もといぬ 元犬かな。 録画したものにあった様な。 あとで聞いてみよう。 桂枝雀の枕に感心していた と言うくだりは納得できる。 今もって一番好きな落語家は桂枝雀だ。 桂宮治が桂枝雀のネタを実演したことがあった。 100年早い気がしないでもなかった。 でも頑張ってほしい。 で養老孟司、おすすめの筑摩の文庫版の落語全集、さがしてみよう。
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