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椿ノ恋文 の商品レビュー

4.4

273件のお客様レビュー

  1. 5つ

    124

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

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2024/11/11

やっぱり好き。 先代の道ならぬ恋。 ぽっぽちゃんと思春期を迎えたQPちゃんの複雑な関係。 その後のパンティとバーバラ夫人。 それぞれが歳をとり、成長し変化していくのがとにかく素敵。 そして優しい。 伊豆大島に行きたくなったー。

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2024/11/09

あのぽっぽちゃんがわたしと同年代になっていて、子育ての悩みや身体のこと、いろいろ重なる部分があって、そのいろいろを一歩ずつ、辛さや苦しさを乗り越えながら過ごしている、その姿勢に勇気づけられた。 わたしは傷つくのが本当に怖くて臆病で、自分の感情をあまり感じないように過ごしてしまって...

あのぽっぽちゃんがわたしと同年代になっていて、子育ての悩みや身体のこと、いろいろ重なる部分があって、そのいろいろを一歩ずつ、辛さや苦しさを乗り越えながら過ごしている、その姿勢に勇気づけられた。 わたしは傷つくのが本当に怖くて臆病で、自分の感情をあまり感じないように過ごしてしまっていて、それなのに、いや、だからこそ生きにくさを感じていて。この本をよんでそんなすぐには勇気は出せないけど、ほんの少しだけ、勇気を出してみるのもいいのかもと思えた。

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2024/11/09

図書館で予約待ち…87人!まだかなぁ、まだかなぁと、まるで手紙の返事を待っているような気持ちでした。 待ち遠しかった「椿の恋文」、開けてみたら先代のラヴレター!?QPちゃんは反抗期だし、家族は5人になってる…! ポッポちゃんと同じく、子どもを産んでからは息抜きに読書をすることが何...

図書館で予約待ち…87人!まだかなぁ、まだかなぁと、まるで手紙の返事を待っているような気持ちでした。 待ち遠しかった「椿の恋文」、開けてみたら先代のラヴレター!?QPちゃんは反抗期だし、家族は5人になってる…! ポッポちゃんと同じく、子どもを産んでからは息抜きに読書をすることが何よりの楽しみな私。図書館から帰るやいなや読み始め、息抜きどころでは止められず、1日家事育児を放棄させていただきました。反省。 どの手紙も、おおー!と思わず唸って納得してしまうものばかり。やっぱり前作同様に、自分も手紙を書いてみたいなぁと、思わずペンと便箋を探してしまいました。 QPちゃんからの手紙には涙が溢れ、ポッポちゃんの優しさにじんわりとあたたかくなり、鎌倉の魅力的な人達や街並みに癒され、あっという間に読み終わってしまいました。 あ〜鎌倉行きたい。

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2024/11/08

前作からだいぶ時間が進んでいることに驚く。代書屋を再開した鳩子が依頼者の想いを汲み取り手紙にしていく姿を見て、誰かに想いをしっかり伝える大切さに改めて気づき手紙を出したい気分になった。

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2024/11/04

とても良かった。本を読みながら、泣いてしまった。 子育てや親との関係を色々と考えさせられた。 前向きに笑って生きていけばいつか。。トキグスリの話も心に響いた。

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2024/11/04

 ポッポちゃんの優しさ、温かさに、また癒やされました。また、思春期真っ只中のQPちゃんとのやり取りも、うるっと来るものがありました。    音がうるさいという、お隣の苦情に、どう対処するのかと思っていたけど、バーバラ婦人の「家に呼びましょうよ」というアイデアには膝を打ちました。 ...

 ポッポちゃんの優しさ、温かさに、また癒やされました。また、思春期真っ只中のQPちゃんとのやり取りも、うるっと来るものがありました。    音がうるさいという、お隣の苦情に、どう対処するのかと思っていたけど、バーバラ婦人の「家に呼びましょうよ」というアイデアには膝を打ちました。  日常の何気ないことにも感謝し、たくさん笑って、人生を楽しみたいと思いました。  【心に残った珠玉の言葉】 「この世界って、遊園地みたいなものかもしれないね。  ジェットコースターで恐怖を味わったり、メリーゴーランドでロマンスを知ったり、みんな、人生を謳歌するために遊園地に来るんじゃない?  お釈迦様は、人は苦しむために生まれてくるので、人生は苦労の連続だなんておっしゃったみたいだけど。  それも確かに一理ある気はするけど、人は笑うために生まれてくるんだ、ってバーバラ婦人は信じているの。  遊園地で、思いっきり楽しむのが人生の醍醐味。怖いことや苦しいことも全部全部ひっくるめて、経験そのものを、楽しむってこと。  でもね、絶対に誰もが必ず遊園地を出なくちゃいけないの。それが、この世の唯一のルールなのかもしれないなぁ、って思うんだ。  遊園地でどれだけ楽しめるかが、人生の真価のような気がするわ。」 (P328~329)    

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2024/11/02

「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」の続編。 代書屋である主人公の鳩子を取り巻く環境が変わっていく中(家族が増えたり、お隣さんが変わったり)、人と人との変わらぬ交わりや昔からの文化・しきたりが、優しい文体で綴られている。鎌倉、鎌倉高校前、大島など舞台となっているところが、いずれも知...

「ツバキ文具店」「キラキラ共和国」の続編。 代書屋である主人公の鳩子を取り巻く環境が変わっていく中(家族が増えたり、お隣さんが変わったり)、人と人との変わらぬ交わりや昔からの文化・しきたりが、優しい文体で綴られている。鎌倉、鎌倉高校前、大島など舞台となっているところが、いずれも知っているところであったので、描かれている風景などを想定できるところも良かった。

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2024/11/02
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シリーズ3作目 今回もぽっぽちゃんのお手紙たち どれもほんとに素敵でした。 産休明けで代書屋を再開するご挨拶の手紙の字がこれが本来のぽっぽちゃんの字ということなのでしょうが、本当に美しい字でした。 代書依頼の話の中で一番感動したのは茜さん。 鎌倉高前駅のホームで 茜さんが結婚する娘に送るお手紙の話は 泣いてしまいました。 ぽっぽちゃんが前作から二人も子供を出産して QPちゃんの反抗期など前作より時が経っていて 悩みや日常のエピソードも より現実的で濃いものになったような気がします。 バーバラ婦人の名言! 「男は嗜好品、嗜むもの。必需品にしちゃダメ。 だっていなくなったら自分も生きていけなくなるでしょう。」  こんなセリフがサラッと言えるようになりたいわー。 しかしながら、先代と美村氏との道ならぬ恋の話がどうにも引っかかって、途中からするすると読めなくなりました。 美村氏の奥様はどんな方だったんだろう。 手紙供養をして先代と美村氏が二人寄り添って天へ登っていったら 奥様はそれからどこに行けばいいんだろう。 奥様のことは本には一言も出てこなかったので 考えても詮ないことなのに、心のどこかにシミがついて残ったような気持ちになりました。

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2024/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『ツバキ文具店』も『キラキラ共和国』も大好きで、その続編のこの本を手に取った時は嬉しかったのですが…。 相変わらず、代書の手紙は「あっぱれ!」と言いたくなるような、こんな風に伝えれば、相手を尊重しながら、自分の気持ちを主張できるのか、と感心してしまう手紙ばかりで。 不倫とか子育てとか家族になっていく夫婦間とか隣人関係とか…いい意味では人間味があり、親近感を感じるのだが…。 私が既婚者だからか、どうしても不倫をきれいな恋愛のように描かれるのは受け入れられず…先代の厳かさは壊され、薄っぺらい存在になってしまい、とても残念でした。 当人達がいくら深く愛し合っていたとしても、その代償に大きな裏切りと2人の愛以上の深い傷を与えている行為を綺麗なものとして描くのは無理があると思ってしまう…。 これだったら、『キラキラ共和国』で止めておいたほうが、この物語が綺麗なままだったかなぁ…。 残念。

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2024/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ツバキ文具店第三弾。六年前に小梅ちゃん、その翌年に蓮太朗くんが誕生し、QPちゃんが中学三年生になったという代書屋再開のお手紙から始まった。いきなりこういう展開、しかもQPちゃん反抗期真っ只中だし。親の方が何気なく言った言葉で傷つくんだ。QPちゃんはぽっぽちゃんの実の娘じゃないということを、たくさんの年月をかけて、少しずつ受け入れ、咀嚼し、自分のものにしてきたのだろう。人生はそんなに甘くないが、サーフィンにハマってる能天気なミツローさんの言葉「今、手のひらにあるものを大事にしたらいいんだ」が1番響いたりした

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