マリスアングル の商品レビュー
姫川玲子シリーズ最新作。従軍慰安婦問題にまつわる新聞社とIT会社のトップの対立。そしてその裏にある根深い罪深さが引き起こした事件を追う姫川と捜査一課の刑事たち。何より恋われて移動してきた魚住久江と接するうちに、その懐の深さを自らと比して打ちのめされ、ある意味殻を破って更に成長した...
姫川玲子シリーズ最新作。従軍慰安婦問題にまつわる新聞社とIT会社のトップの対立。そしてその裏にある根深い罪深さが引き起こした事件を追う姫川と捜査一課の刑事たち。何より恋われて移動してきた魚住久江と接するうちに、その懐の深さを自らと比して打ちのめされ、ある意味殻を破って更に成長したようでもある。いい化学反応が起きたようで、姫川の危うさがいささか安定したようにも思えて喜ばしい。姫川には幸せになってほしい。
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シリーズ11作目。とても入り込めた作品。 暴行などは著作の中で良く見るものだが、そこに慰安婦問題という政治的問題を絡めてきたのはやや意外だった。 事件の構成自体も興味深い作りであったが、個人的には魚住が合流したのが1番の驚きで姫川とどのように交わるのかにとても興味を持って読み進め...
シリーズ11作目。とても入り込めた作品。 暴行などは著作の中で良く見るものだが、そこに慰安婦問題という政治的問題を絡めてきたのはやや意外だった。 事件の構成自体も興味深い作りであったが、個人的には魚住が合流したのが1番の驚きで姫川とどのように交わるのかにとても興味を持って読み進められた。 魚住には何事も大らかに包み込むような母性を感じ、姫川が魚住と話す時だけ女の子口調に自然となっていることで魚住に懐の深さを感じた。 やっぱり生きている人と関係していたいという考えが魚住をこういう人物にしたのではないかな? シリーズそれぞれの主人公が一時的にクロスすることは多く、並行して進むことは少ないが、この2人なら良い相乗効果をこれからも見せてくれると思うな〜。 やっぱラオウとトキが合体したら最強だよな(⌒-⌒; ) それにしても誉田氏が作り出す行間はとても好き! ☆は4にしようかなと思ったけど、大好きな街の人形町が舞台なので5にしちゃおう!
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話は面白かったけど 慰安婦はなかったというのを筆者は言いたいだけだったような。 あと朝日新聞への怒り? なんだか淡々と話は進んで ラストは「おー!」とかなく淡々と終わった感じ。 私は憎む相手はあの殺人犯4人な気がする。
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感想 読みながら、菅原=ホリエモン?筆者は慰安婦問題否定派?など色々考えてしまう。筆者の最近の作品では少し政治色が見え隠れする気が前もしたような気がする。 玲子が最後に魚住に、自分を助けてくれた佐田の影を見て、心を開くところまでいったことが意外だった。 あらすじ 姫川玲子シリーズ。玲子は、警視庁の捜査一課第十一係に勤めており、35になっていた。新たに所轄から魚住久江巡査部長が加わった。魚住は、今泉から玲子を支えて欲しいと頼まれていた。 久松署管内で殺人事件が発生した。空き家で監禁されていたような部屋で殴打された死体で身元は分からないまま捜査が進む。 捜査の過程で、朝陽新聞の葛城が監禁されていた疑惑が持ち上がり、そこを買収しようとしていた浦賀龍騎も関係者として浮上する。さらに慰安婦問題は朝陽新聞が丁稚あげたとして、IT長者の菅原も関係者として浮上する。 事件は葛城がでっち上げた慰安婦問題に端を発し、在日韓国人である人物が葛城を監禁したところから始まっていた。
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どーしても、なんだろ。 こっわい、リアル感…な現場。 思想⁉︎右、左。 映像化は、厳しいのかもと、思ってしまう。 【オールドメディア】というword。 そして、想像してしまうキャラ…。 構成は、読みやすかったと、感じまして。 ジャックダニエルが益々好きになって。 なんといっても、姫川主任と、魚住チョウの融合‼︎ SSBC 〜あなたの心の中にいる、理名さんと、恵介さんの言葉に、耳を傾けて。〜 生きて、ここまで来てくれて。あなたと会えて、よかったー。 検事武見ぃ、出番増やしてぇ‼︎
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主義主張や何を信じるかは別にして とてもリズム良く、納得しながら読めた。 玲子の心の綾や、誰にだってある仲間に対する競争心や尊敬の気持ち、敗北感や劣等感が交錯して、その一々にうなづく自分がいる一方、男性である作家の思考回路は驚異だった。 興味深く読めたと同時に、単一の思い込み...
主義主張や何を信じるかは別にして とてもリズム良く、納得しながら読めた。 玲子の心の綾や、誰にだってある仲間に対する競争心や尊敬の気持ち、敗北感や劣等感が交錯して、その一々にうなづく自分がいる一方、男性である作家の思考回路は驚異だった。 興味深く読めたと同時に、単一の思い込みではなく、それこそ様々なアングルで世の中を見ていきたいと思った。
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姫川玲子シリーズ最新作やっと読めた〜 いつものメンバーに加え魚住さんも登場、これはドラマ化してくれたらぜったい面白いと思います。
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気付けてますか?その愛情に、優しさに。 そんなキャッチコピーが思い浮かびます。 物語がものすごく深かったです。 あと、日刊新聞法という法律が、 本当なら恐ろしいなと思いました。 どんどん良い方向にあらゆる事が、 変化していく事を願います。
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こんな場所で殺人事件とは!まともじゃ無い!さてこれをどう解決行くのかな?そんな事を考えながら読み進めた。実に面白かった。
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主語が不明瞭でわかりにくい部分もしばしば。おぞましくも、卑しい登場人物。いろいろ思うところはあったが、読後間は悪くない。流石に手練の誉田さん。それにしても、犯行の動機や背景に従軍慰安婦問題、それも“捏造報道”絡めるなんて、ナント大胆な。朝陽新聞、広告載せてくれないだろうな。「真実かどうかなんて関係ない。ただ自分たちに都合よく利用し、結果、相手を傷つけられればそれでいいのだ」「事実がどうだろうと政府が認めたんだから、俺たちが認めさせたんだから、嘘でも認めさせたら、それが真実になるんだ」反吐が出そうだけど、哀しいかなそれも今の社会の一面。
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