映画監督はこれだから楽しい わが心の自叙伝 の商品レビュー
自主製作畑からメジャー映画製作へ進出したが、結局「ヒポクラテスたち」を超える作品はなかったように思うし(テクニックは大きな問題ではない)、それを本人も感じていたのではないかと思うが、本書では自分がプログラムピクチャーの監督を目指していたと述べているのだが本音だろうか? もちろん医...
自主製作畑からメジャー映画製作へ進出したが、結局「ヒポクラテスたち」を超える作品はなかったように思うし(テクニックは大きな問題ではない)、それを本人も感じていたのではないかと思うが、本書では自分がプログラムピクチャーの監督を目指していたと述べているのだが本音だろうか? もちろん医学系のドラマについてのこだわりはあったようだが、彼の特徴としてよかったのは群像劇にあったと思っている。 その意味では村上春樹はミスマッチだったろう。 亡くなる直前まで映画に関わった喜びは伝わるのだが、どうも才能の浪費のようにも思えてしまうのは錯覚だろうか?
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