道草を食む 雑草をおいしく食べる実験室 の商品レビュー
道端によくみられる雑草の特徴や生態と食べ方を紹介している。 写真とイラストもあるが、道草をある程度知っている人向けで、食べると言ってもメインでガシガシ食べるというのではなく、いろどりや味のアクセントをつけるハーブ的な位置付けのように感じた。 雑草の子孫を残す仕組みが興味深かっ...
道端によくみられる雑草の特徴や生態と食べ方を紹介している。 写真とイラストもあるが、道草をある程度知っている人向けで、食べると言ってもメインでガシガシ食べるというのではなく、いろどりや味のアクセントをつけるハーブ的な位置付けのように感じた。 雑草の子孫を残す仕組みが興味深かった。 海岸植物のツルナの果実は、海流にのって種を運ぶために、海水を浸水させない作りになっており、淡水条件下でのみ発芽する仕組みを持っていたり、ツルマメは、自家受粉できる花と、普通の花の両方で子孫を残す戦略だったりが、小さな草も工夫して頑張っているのだなと感じさせられる。 カラスノエンドウ、ツル豆、ヤブツルアズキなどの小さなマメを調理する手間を想像すると、いかに食べやすく品種改良してきたかがよく分かる。 レシピは、ゆがいてアクを抜いてからご飯に混ぜて食べるパターンが多いように感じた。
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