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おいしい旅 しあわせ編 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2024/01/19

旅の醍醐味は、おいしい食べ物だと改めて思わせてくれるようないいお話ばかりでした。 一番食べてみたいと思ったのは、「もしも神様に会えたなら」の“伊勢うどん”。関西住みだけど、食べたことなかった。主人公の少年2人が“優しい気配り”で表現した味を食べてみたいと思いました。 話が好きだっ...

旅の醍醐味は、おいしい食べ物だと改めて思わせてくれるようないいお話ばかりでした。 一番食べてみたいと思ったのは、「もしも神様に会えたなら」の“伊勢うどん”。関西住みだけど、食べたことなかった。主人公の少年2人が“優しい気配り”で表現した味を食べてみたいと思いました。 話が好きだったのは、「旅の理由」。主人公の青年がすごく良かった。 「美味しいということは」では、主人公の祖母の、“美味しいということは、いつまでもその味を忘れないってことなんだ”という言葉にぐっときました。今まで味わった忘れられない味を大切にしていきたいし、これからも忘れられない味を増やしていけたらいいな。

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2024/01/17
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おいしい旅シリーズは疑似旅行している みたいで読んでいて楽しいし いったことがあるところでは自分も旅している みたいでそこがまた楽しいし美味しい! 『夕日と奥さんのお話』のオチに あぁ~やっぱりそうかと思ったけど、 そういった聞いたらわかる事ですら 聞かない夫婦がお互い色々と覚めちゃって 離婚しちゃうんだろうなぁ。だから夫婦って お互いのことを知るって大事なんだなぁ~ なんて当然のことなんですが改めて 思いました。まぁそれって夫婦間に関わらず 人間関係にも当てはまるもんですよね。 『美味しいということは』のなかで 卓郎とお婆さんの会話の中で出てくる 「美味しいということは」の問いかけの答えの 「いつまでも、その味をわすれないって ことなんだ」にすごく納得した。たしかに 美味しいと思うことなんて多々あるけど 忘れないほどに記憶に残っている美味しいは 今思い出してもほんとに美味しいと 思えるものでした。そしてその味を食べたいと 思った時に限ってその食べたいお店が なくなってたりするんでこれからは 思った時には面倒くさらずに食べに行こう。

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2023/12/24

旅行とご飯を話を掛け合わせた短篇集 印象に残っている話は、ヴェネツィアに思い出探しにいく話、おばあちゃんの思い出話を巡り探すが、実際のところ、、、 読んでいて、どこか旅行に行きたい気持ちになりました。

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2023/12/17

読みに行くいものは飛ばして。 海外の内容も多かった。 個人的には国内の短編が読みやすい。 食べ物はハンバーグ、サンドイッチとか 挟まれる系が多かったかも

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2023/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体的に少しビターテイストなアンソロジーでした。 お気に入りは柴田さんの「夕日と奥さんのお話」 突然旦那さんが実家の田舎に早期退職して終の住処としたいと言い出した。反対すると、自分に有利な条件で離婚を言い渡されて… 浮気をされたわけでもなく、価値観の違いが生じてしまったけれど、石垣島への旅で和解の道が開けたのは救いでした。 旦那さんの言っていた石垣島の「浜崎の奥さん」の正体がビックリでした。

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2023/11/29

これを読むと旅に出たくなる。 そして、美味しいものを食べたいって思う。 コロナ禍で、すっかり出不精になってしまって、旅支度するのも億劫なんだけど、あとどのくらい好きなものや珍しいものを食べられるかわからないと思うと動かなきゃという気持ちになった。 「もし神様にあえたなら」祖母と...

これを読むと旅に出たくなる。 そして、美味しいものを食べたいって思う。 コロナ禍で、すっかり出不精になってしまって、旅支度するのも億劫なんだけど、あとどのくらい好きなものや珍しいものを食べられるかわからないと思うと動かなきゃという気持ちになった。 「もし神様にあえたなら」祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参りに小5の少年が、同じ学年の男の子と知り合って…。 伊勢うどんは、この少年と同じ反応だったことを思い出した。讃岐うどんで育った私には、全く別物のうどんだったから。 「失われた甘い時を求めて」3歳までの記憶って、母親から聞いたことしかわからないけれど、31年ぶりに松本市で自分探しツアーをする。 マサムラのシュークリームに同じ年の男の子との思い出。 もっと、先を読みたいと思ってしまった。 「夕日と奥さんのお話」48歳で、離婚話が浮上しもやもやした気持ちのまま、石垣島にひとり旅行へ。 底地ビーチのサンセットに心奪われ、浜崎の奧さんは最高だとわかり、お互いに心を動かされるものが何であるかの違いに気づいた。 子どもが言う、人生はあっという間。気がついたら、高齢者だから。やりたいことはやっちゃわないと損。 そうなのだ。 「夢よりも甘く」祖母の話は夢物語だったのか…。ひとりでヴェネツィアに来たけれど。祖母の話と現実は、かけ離れていてバラもチョコラータも幻のよう。 「旅の理由」旅先でのアクシデントで、ここはどこ?の状態の中、青森県三沢市だと。 頭を打って病院へ運ばれる最中に母へ電話。 旅の楽しみは、母へと…。 最後にわかったのは、ほっき丼が食べたくてここへ来たこと。 「美味しいということは」祖母と出かけたのは15歳のとき。新宿までの特急で崎陽軒のシウマイを食べ、目当てのドラクエIIIを手に入れたあと、今度は祖母の食べ歩きに付き合う。ポークカレーにベーコンエッグ、ロールキャベツ。祖母は半分以上を僕に分ける。プランセスケーキでお茶して、夜には焼きソーセージと牛肉の煮込み、ナポリタン。 美味しいっていうのは、いつまでもその味を忘れないってことだと祖母に教えてもらった。 今度は、子どもに…。 もう、たくさんは食べられないから…というのわかるなぁ。 「オーロラが見られなくても」介護生活で、まともに働くこともなく、海外旅行は二十年ぶり。 30代半ばの美しい女性といっしょになり、彼女と話しているうちにちょっと前向きな気持ちになり、いっしょに食べるとより美味しそうに感じてしまう。 ホットドッグ、ハンバーガー、フライドポテト。 パンがおいしいのかな。やけにパンばかり出てきてたような…。

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2023/11/07

おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。 このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。 1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。 時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった...

おいしいもの食べるってしあわせな気持ちになる。 このアンソロジーでも、色んな事情で旅をする人が、おいしいものと出会っている。 1作目の大崎梢さん。小学生の男の子の1人旅という冒険が素敵。2人は、その後もいい関係を築いていけるね。 時空を超えていく篠田真由美さんの旅も素晴らしかった。 柴田よしきさん、近藤史恵さんも安定の面白さ。 新津きよみさんもよかった。でも、どこかに落とし穴があるかもと身構えながら読んでいたけどw (仮)のとれたアミの会、今後も大いに期待。

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2023/11/01
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どの旅もおいしそうで、たのしそう。 でも最期のアイスランドの旅は自分の介護の経験も重なって少しつらかったかなぁ。 介護をしていない人間は口だけは出すものですからねぇ。 いろいろ思うことありの最後の一遍でした。

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2023/11/05

旅先で美味しい体験を一緒に味わっている感覚が楽しい。人との出会いが大切だと解る本。いつの日か、同じような旅に出たい。

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2023/10/24
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間違いなくしあわせなお話だよね。 友達を得たり、実は想い人はもうすぐそばにいたり 離婚危機の夫婦の糸をつないだり… 切ないお話としては切れない運命に 翻弄された女性たちが出てくる 『夢よりも甘く』かな。 結構不幸が続くんだけれども それはあることのせいで… これは私も受けている宿命だから 痛いほどわかる。 まあ精一杯私は抗ってるけどな。 それでもいやというほど因果は感じるときもある… あとは最後の作品ね。 ヤングケアラーとして生きた女性のお話。 結局オーロラは見られなかったけど それぞれに傷を負ったけど明るい 女性二人に出会えたこと。 そしておいしい食に出会えたこと。 しあわせだよな。

Posted byブクログ