おいしい旅 しあわせ編 の商品レビュー
大崎梢、近藤史恵、篠田真由美、柴田よしき、新津きよみ、松村比呂美、三上延の各氏による七つのおいしい旅の物語。ドキドキワクワクしたり、ちょっぴり切なかったり、情けなかったり、さまざまな気持ちを抱え、最後にはあたたかな気持ちになれる。登場する食べ物も魅力的で、あれこれ想像するのも楽し...
大崎梢、近藤史恵、篠田真由美、柴田よしき、新津きよみ、松村比呂美、三上延の各氏による七つのおいしい旅の物語。ドキドキワクワクしたり、ちょっぴり切なかったり、情けなかったり、さまざまな気持ちを抱え、最後にはあたたかな気持ちになれる。登場する食べ物も魅力的で、あれこれ想像するのも楽しい。個人的には伊勢うどんは巷の評判ほど悪くはないかな、と。
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おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。 誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。 旅と食はテッパン! 伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど...
おいしい旅シリーズ、ずっと気になっていた。前のと合わせて購入。 誰かのレビューで「アミの会は外れがない」と言っていたが、おいしい旅シリーズはどれもおもしろかった。 旅と食はテッパン! 伊勢や松本など、行ったことのある場所には懐かしさを感じた。石垣島の話はちょっと切なかったけど、今はやりの?女性の自立っぽくていい。ヴェネツィアや三沢、アイスランドの話ではどうなることやらと思った。”家族”はいいこともあるが、そうでない人も少なからずいる。
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旅と食をテーマにしたアンソロジー。 行先は伊勢、松本、石垣島、ヴェネツィア、三沢、東京、レイキャビク。 「初めて編」「想い出編」は既に読み終えていて、今回は「しあわせ編」です。 やっぱり旅行と食べ物の話は読んでいてウキウキします。 非日常の中で自分を見つめ直したり出会いがあった...
旅と食をテーマにしたアンソロジー。 行先は伊勢、松本、石垣島、ヴェネツィア、三沢、東京、レイキャビク。 「初めて編」「想い出編」は既に読み終えていて、今回は「しあわせ編」です。 やっぱり旅行と食べ物の話は読んでいてウキウキします。 非日常の中で自分を見つめ直したり出会いがあったり、特別な時間を過ごす。それぞれ違った切り口で楽しめました。 特に気に入ったのは三上延さん、近藤史恵さんの作品です。 銀座の有名なビアホールはレトロなお店ならではの使われ方。行ったことあります。 崎陽軒のシウマイ、イギリスではなくてアイスランドのフィッシュアンドチップス。 お腹が空いてしまうのが難点だけど(笑)ちょっとした隙間時間に読むのにちょうどいい短編集でした。
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【収録作品】 「もしも神様に会えたなら」大崎梢 「失われた甘い時を求めて」新津きよみ 「夕日と奥さんのお話」柴田よしき 「夢よりも甘く」篠田真由美 「旅の理由」松村比呂美 「美味しいということは」三上延 「オーロラが見られなくても」近藤史恵 タイトル通り、おいしそうな食べ物がてんこ盛りで、話の結末も温かく前向き。 「もしも……」は、伊勢市が舞台。小五の元喜と泉美の掛け合いが楽しく、口開けの一篇にぴったり。 「失われた……」は、松本が舞台。亡くなった両親の話を思い出しながらの旅がいい。ちょっとしたニアミスもうれしくなる。 「夕日と……」は、石垣島が舞台。知っているつもりで知らない連れ合いの話。一人で自分を見直す時間が必要だな。これは我が身にも教訓。 「夢よりも甘く」は、ヴェネツィアが舞台。旅は散々だったが、母と祖母の思いに気づく。 「旅の理由」は、青森県三沢市が舞台。くすっと笑える明るい話。 「美味しいと……」は、東京が舞台。祖母との食べ歩きの思い出を振り返り、息子と思い出の店に行く父。その感慨が身につまされるのは、そういう年齢だからだろう。 「オーロラが……」は、アイスランドが舞台。コロナ禍、ミュージカル俳優の厳しさ、そして介護に明け暮れたあげく放り出された女性のつらさは、フィクションではない。今ある現実で、お話自体は明るく前向きに結ばれてはいるが、宿題をもらった気分。ラストでよかった。
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しあわせ編だけあって、旅を通して新しい一歩を踏み出せそうな話ばかりで気持ちよかった。 柴田よしき「旅と奥さんのお話」と篠田真由美「ゆめより甘く」が好きです。 アンソロジーは、知らなかった作家さんを知ることが出来てる良いですね。
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ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。 他...
ちょうど今年は伊勢に行こうと決めていたので、初めのお話はとても参考になった。行き方や伊勢うどんの由来、参拝の仕方など物語にちりばめられていたし、少年達の冒険を見守っている感じの話で、一番この中で楽しかった。どの作品も終わりに少しほっと出来てしあわせ編とはその通りたど思った。 他5作 ・失われた甘い時をもとめての二人は無事に出会ったのだろうか。続きが気になった。 ・浜崎の奥さんを検索してしまった。そんなに美味しいのか。食べてみたいな。 ・ベネツィアは1度は行ってみたい憧れの街だな。 おばちゃんの話はきっと妄想だったようだけど、現実をみて主人公は学んだし、母との距離も縮まって良かった。 ・旅での事故で旅の理由を忘れてしまったお話。佳佑のYouTube気になる... ・祖母と二人東京の食べ歩き旅。本当に美味しいというのはその味を忘れないということ、と祖母に教えられ、大人になった今、その事を息子に教えてる最後の場面がよかった。物語に出てくるビアホールはライオンかな?あそこ美味しかったな。また行きたいな。 ・アイスランドで出会った女性とご飯を食べるお話。主人公の境遇が壮絶すぎて、ちょっと悲しかった。 タイトルのとおり、オーロラは見えなくてもこの旅がご褒美となって良かった。
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シリーズの他アンソロジーより、読んだことのある作家さんが多く感じました。 1番印象に残ったのは篠田真由美さんの「夢よりも甘く」という作品。チョコラータというココアやホットチョコレートのような飲み物の描写が甘い香りがしてきそうで、飲みたくなりました。またおばあちゃまのお話の内容もレトロで、セピア色を思わせる雰囲気が感じられ、私も主人公の横でお話を聴いている気持ちになりました。
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どのお話もほっとする内容で心が温まった。特に好きだったのは三上延さんの「美味しいということは」。 卓郎とお祖母様の絶妙な距離感、2人の会話が素敵。読んだ後、おばあちゃんに会いに行こう、そして今年こそは念願のお花見を一緒にしようと思った。
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旅と美味しいものを綴ったアンソロジーしあわせ編 前回2作が良くて期待値が高かったせいか、あまり心を掴まれる物語はなかった 幸せの形や感じ方は人それぞれで、前作のような「初めて」や「思い出」より抽象的なテーマのせいか、これって幸せ編だよね?と自問してしまう物語もあり、読後感は微妙
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短編集 思い出の食べ物や新しく出会った食べ物と共に、 人生についての考え方や見方を新たに知って行く物語
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