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絵物語 動物農場 新訳版 の商品レビュー

4.3

8件のお客様レビュー

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2024/04/19

地元の図書館のおすすめ本にあったので読んでみました 『1984』は途中で読むのやめてしまったのですが、 こちらは挿絵の良さもあって読了! ソ連の成り立ちとその崩壊間際までを擬動物化?した物語風にしてます 新訳版は少し登場人物の名前に変更があるみたい 理想があったはずなのに権力を手...

地元の図書館のおすすめ本にあったので読んでみました 『1984』は途中で読むのやめてしまったのですが、 こちらは挿絵の良さもあって読了! ソ連の成り立ちとその崩壊間際までを擬動物化?した物語風にしてます 新訳版は少し登場人物の名前に変更があるみたい 理想があったはずなのに権力を手にしたら元の理想とはかけ離れた姿に変化していく豚の不気味さ、 少しずつの変化には被支配者は気づきにくい、あるいは気づこうとしないことの愚かさ(これは自戒にもなった)など 普遍的なテーマを扱ってると思います 最後に、素敵なイラストの中には有名絵画のパロディーも多数あるので それを探しながら読むのも楽しいですよ

Posted byブクログ

2024/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ディストピアもの」として紹介されていたので気になって読んだ。絵がかわいいし内容も面白いと思うと同時に、豚に徐々に支配されていくゾクゾクする恐さがある。 人間が管理する農場で、待遇を不満に思った動物たちが反乱を起こし、人間を追い出すことに成功する。その後は比較的頭がよかった豚が中心になって動物たちだけで農場を運営していくが、最初に掲げられた「動物主義」の7つの掟に徐々に豚たちに有利な変更が加えられていき……という感じ。 ロシア革命とソビエト連邦をモデルにした寓話。それぞれのキャラクターにもスターリン、トロツキーなどモデルがある。 訳者の解説部分にある『資本主義社会のなかでもこういうことは起こりうるということを書きたかったのだと思います』という推察が、きっとその通りだと思うし、現に今いろいろな国でその様子がうかがえる。 ボクサーが馬肉業者の馬車に連れ去られるシーンはすごく嫌な気分になる。

Posted byブクログ

2024/02/23

こちらの本は児童でも読める作品にされたのでしょうか?内容が内容なのに寓話作品の濃さは薄まってたように感じました。ナポレオン、スノーボール、絞首刑など原作どおりに表現されてるのでしょうね。人間が動物に追い払われたり、革命を起こしたり、よくよく考えたら今ではヤバい表現方法ですよね。絵...

こちらの本は児童でも読める作品にされたのでしょうか?内容が内容なのに寓話作品の濃さは薄まってたように感じました。ナポレオン、スノーボール、絞首刑など原作どおりに表現されてるのでしょうね。人間が動物に追い払われたり、革命を起こしたり、よくよく考えたら今ではヤバい表現方法ですよね。絵が内容を和らげてくれてますね。子供たちはそこまで分かるのかな。

Posted byブクログ

2024/02/14

以前、ジョージ・オーウェルの著作、「1984年」を読了しその、“今となっては“、現実的な創作の意外性に大いに感銘を受けた。著者のその他代表作にこの作品があることを知ってはいたのだが、たまたま昨年末に「絵物語・動物農場」として発刊されたことを知り、絵本なら飽きずに読み遂げられるので...

以前、ジョージ・オーウェルの著作、「1984年」を読了しその、“今となっては“、現実的な創作の意外性に大いに感銘を受けた。著者のその他代表作にこの作品があることを知ってはいたのだが、たまたま昨年末に「絵物語・動物農場」として発刊されたことを知り、絵本なら飽きずに読み遂げられるのでは…との思いから読み始めた次第である。 動物を主人公とした作品であり、絵物語として描かれている(著名なベルギーの絵本作家、カンタン・グレバン氏によるものであるらしい…)こともあり、読む者はある種、子供時代の、母親に読み聞かせをしてもらっていた時のような、「暖かく包まれるような」感覚を持って読み進めていくことができるように思う。 ただ、そのような感想を抱くのはあくまで序盤の、動物たちによる、ドタバタ喜劇の顛末が一件落着するあたりまで、であろう… 実際の動物たちの社会を創作的に、しかし明らかに人間社会(見るものによっては汚らしい、権威的な、独裁的な)に照らし合わせて描いたと思われる中盤からのくだりは、とても私が子供時代に経験した、暖かさに包まれた…ような夢物語ではなかった。 かといって失望などすることはない。私自身は今やそういう汚らしさ、えげつなさ、をこれまで存分に見てきた大人である。この作品の中で全ての愚かな動物の為す行為と、自分がこれまで属してきた、いや、今も属している、現実世界での全ての愚かな人間の行動とを重ね合わせて俯瞰して見ることができる。 「1984年」を読了した際にも感じたことだが、このような創作が、今から75年以上前に描かれていた事に驚きを隠せない。と同時に、著者のその半生にも、興味を抱くようになった次第である。

Posted byブクログ

2023/12/19

動物が人間を追放し動物農場を勝取る。動物の楽園のはずが,豚が独裁者となり悲惨な社会へ変貌。ソ連社会主義崩壊を予言。 自分の頭で考える事を放棄しない。 忙殺されないで日々を楽しむ。

Posted byブクログ

2023/12/14

ジョージ・オーウェルの名作。ずい分前に文庫本で読んで衝撃を受けたが、絵物語の新訳は改めてスゴイと思わされた。原作の出版は1954年と知り、ますます驚く。イラストレーターは、ベルギーの方だとか。

Posted byブクログ

2023/11/30

始めは同じ立場にいた者同士の間に段々と支配関係が生じていく様子が、上手く描かれている作品でした。挿絵も素敵で見入ってしまいます。

Posted byブクログ

2023/11/10

人間の戦争時代の酷い歴史を動物に例えた物語 独裁者がどのようにして生まれ独裁国家はどういうふうに作られてくか。 今の時代にもまだあるけど、こうやって国民は洗脳されてるのかなって思ってしまう 変えるには相当の熱量とか覚悟が無いと無理だなって

Posted byブクログ