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半暮刻 の商品レビュー

4.2

142件のお客様レビュー

  1. 5つ

    52

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2025/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

虚の伽藍、欺す衆生と読んできて今回3作目の小説。翔太が刑務所から出てきて大切な人のために更生していく姿に救われた。後半は何となく展開が読める話ではあったけど、それでもページを捲りたくなった。月村さんの小説は社会の闇、グレーな部分が描かれていて事実を基にしている部分もあるようだが、毎回何でこんなに詳しいんだろうと感心させられる。

Posted byブクログ

2025/09/29

翔太と海斗。生まれも育ちも全く対照的な二人は、女の子をナンパしてクラブに通わせ、大きな借金を負わせ、ソープに売り飛ばすという、最低の仕事をしていた。その仕事を辞めてからも、二人の生き方は正反対だ。 この物語は、ついていない奴は何をやってもついていない、ではないところが良い。 ...

翔太と海斗。生まれも育ちも全く対照的な二人は、女の子をナンパしてクラブに通わせ、大きな借金を負わせ、ソープに売り飛ばすという、最低の仕事をしていた。その仕事を辞めてからも、二人の生き方は正反対だ。 この物語は、ついていない奴は何をやってもついていない、ではないところが良い。 やはり、人間は真面目で思いやりがないと、上手く生きられない。翔太の幸せを願うばかりだ。 バブルの頃の○通や博○堂って、アドルーラーみたいな感じだったのだろうと思いながら読了。

Posted byブクログ

2025/09/27

直木賞受賞作だと思って読んだら違った。 裕福な家庭に生まれた有名私立大学生の海斗。 母親に捨てられ施設育ちで身寄りのない翔太。 同年代の二人は、若く美しい女性たちをたぶらかして金を使わせ、借金まみれにした末に風俗送りにする、という違法スレスレの会員制クラブで出会い、互いに協力し...

直木賞受賞作だと思って読んだら違った。 裕福な家庭に生まれた有名私立大学生の海斗。 母親に捨てられ施設育ちで身寄りのない翔太。 同年代の二人は、若く美しい女性たちをたぶらかして金を使わせ、借金まみれにした末に風俗送りにする、という違法スレスレの会員制クラブで出会い、互いに協力して組織を上り詰めていく。 前半を読みながら、なんか同じような感じの小説を昔読んだような気がしてブクログの自分の本棚を遡ってみたら、6年前に読んだ白川道『竜の道』だった。 全くタイプが違う男ふたりがタッグを組み、一人は表の道で、一人は裏の道でそれぞれ頂点を極め、周囲に気付かれないよう、秘密裏に共通の目標に向けて突き進んでいく、というストーリーを思い出す。 ただ、後半は思ったより海斗と翔太の絆が深くなることはなく、それぞれ違う道を辿っていく。 最後に再び少し交差することになるけれど、さほど強いインパクトはなかった。 むしろ再会のシーンは、ここだけ違う人が書いたの?と思うくらい、海斗の口調や人格が変わっているように感じて、違和感を覚えた。 彼の常軌を逸した性格やサイコパス感は、たしかに物語の随所でちょこちょこ描かれてきていたようには思うけれど、時代的背景や社風を鑑みればこのくらいのパワハラ上司は当時いくらでもいただろうし、海斗に対してサイコパスというほどの印象は持っていなかったから、終盤の豹変具合にちょっと置いてけぼりを食らったのだと思う。 せっかくキャラクターの立った二人を主人公に据えたなら、中盤にもっと二人の人生が交差するような展開があればよかったなぁと個人的には感じた。

Posted byブクログ

2025/08/27

うーん。電通の闇を暴くって感じの話なんだけど、リアルさがなく(ネットに転がってる話って感じで) ストーリーの展開もなく…。邪悪な人間像もありきたりというか…。養老孟司推薦で読んでみたけど、私にはいまいちだった。

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2025/08/19

女性を騙す詐欺集団。優秀だった翔太と海斗。犯罪がバレた後、対照的な人生を送る。 半グレの手口+(大手広告代理店+新都市博)が赤裸々に描かれる。作者が葬られるんじゃないか?と思うぐらいリアルで面白かった。

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2025/04/28

本物の悪とは何なのか。 作品がたどり着いたラストがすごかった。 会話の流れがどこに行き着くのか、一緒にその場で聞いているような緊張感を味わった。 第1部の「翔太の罪」はスムーズに内容が理解できたけど、第2部の「海斗の罪」は、海斗がトップ企業で活躍するエリートなだけあって、話の内...

本物の悪とは何なのか。 作品がたどり着いたラストがすごかった。 会話の流れがどこに行き着くのか、一緒にその場で聞いているような緊張感を味わった。 第1部の「翔太の罪」はスムーズに内容が理解できたけど、第2部の「海斗の罪」は、海斗がトップ企業で活躍するエリートなだけあって、話の内容も会話も難しくなって読むスピードが落ちる。 だけど後半になるに連れて、社会のしくみに愕然としながら、じわじわと追い詰められるように没入してしまった。 派手に盛り上がる訳ではないのに、独特の作風で魅力を感じた。 半グレの世界を描く暗めの作品だけど、キーアイテムとして「本」が出てくるのが意外だし素敵に思えた。 作中に登場した外国文学は読んでみたい。

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2025/04/10

図書館にて借りる、第684弾。 (京都市図書館にて借りる、第149弾。) 2人の半グレの男が歩む、それぞれの罪と罰。 読み応えがあり、最後まで飽きさせない。 翔太と海斗、それぞれの物語だが、2人の対照的な生き方が印象的だった。 ただ、ラストの着地がふわっとしていまい、締めが...

図書館にて借りる、第684弾。 (京都市図書館にて借りる、第149弾。) 2人の半グレの男が歩む、それぞれの罪と罰。 読み応えがあり、最後まで飽きさせない。 翔太と海斗、それぞれの物語だが、2人の対照的な生き方が印象的だった。 ただ、ラストの着地がふわっとしていまい、締めが決まりきっていないように感じた。勿体無い。ラストは翔太の物語で閉じても良かったように思う。 ただ、満足度は高い。3.8とかある。

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2025/02/16

起きている出来事はノンフィクションと捉えても過言ではないかと。主人公である翔太海斗の2人の章から成る本作ですが、それとは別にホスト時代とそれ以降という、時系列での2部構成にもなっています。事の発端は悪質なホストグループの仕組みではありますが、誰が悪いのかを考えると、そもそもは日本...

起きている出来事はノンフィクションと捉えても過言ではないかと。主人公である翔太海斗の2人の章から成る本作ですが、それとは別にホスト時代とそれ以降という、時系列での2部構成にもなっています。事の発端は悪質なホストグループの仕組みではありますが、誰が悪いのかを考えると、そもそもは日本社会自体の構造や政治(家)を始めとする既得権益に大きな問題があるのだろうなと。本作で表現されているホストグループにしろ広告代理店にしろ癒着や談合にしろマスメディアにしろSNSにしろ、そして人の生い立ちにしろ、それぞれが単体で歪んでるだけではなく全ては一本の線で繋がっているんだろうなと。どこかひとつだけを直しても、海斗のような人間はなくならないし、大手広告代理店の働き方も変わらない、国や自治体プロジェクトの金の動きにだけ注視する役人も後を経たないでしょう。とにかく読んでる最中はあまり気分の良いものではありませんでしたが、今も日本で起きている様々な問題、またその繋がりを改めて提起している作品だと思いました。半グレとは、黒でもなく白でもなくグレーであるというニュアンスの表現がありますが、正直、黒だと思います。ダメだと思います。

Posted byブクログ

2025/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

翔太の罪 半グレ、カタラ、掛けのみ、風俗落とし 反社、読書、印刷工、有紀 海斗の罰 G大学、アドルーラー(電通)、都市博、ハラスメント

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2024/12/30

とても面白かった 普通に半グレの話かと思ってたらまさかの電◯案件になったw 後半になるにつれページを捲る手止めれず一気読み とくに締め方、とてもとても良かった この案件、ニュースとかではみてたけど、本当にこんなんあったんかな 本当ならただただ胸くそ案件 裏社会系好きな人にはおす...

とても面白かった 普通に半グレの話かと思ってたらまさかの電◯案件になったw 後半になるにつれページを捲る手止めれず一気読み とくに締め方、とてもとても良かった この案件、ニュースとかではみてたけど、本当にこんなんあったんかな 本当ならただただ胸くそ案件 裏社会系好きな人にはおすすめ

Posted byブクログ