1,800円以上の注文で送料無料

詐欺師入門 の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/07/24

新聞広告をみて読んでみた。事例がたくさんあるのだが、翻訳書特有の読みにくさがあったり、個人的なニーズに合わず途中で読むのを辞めてしまった。 古典の名著らしいので、詐欺を深く掘り下げたい人にはいいかもしれない。

Posted byブクログ

2024/02/16

 人を欺いて、金銭等を自身の懐に入れる詐欺師。本書は、そんな詐欺師の特徴と手法を余すところなく解説する。著者によると、一流の詐欺師は、相手から感謝されるのが特徴だという。その為、相手から信用される人物像であることが何よりも大事である。そこで、詐欺師は、相手を惹きつけるために、自分...

 人を欺いて、金銭等を自身の懐に入れる詐欺師。本書は、そんな詐欺師の特徴と手法を余すところなく解説する。著者によると、一流の詐欺師は、相手から感謝されるのが特徴だという。その為、相手から信用される人物像であることが何よりも大事である。そこで、詐欺師は、相手を惹きつけるために、自分磨きをしなければならない。具体的には、年齢にかかわらず、身なりを常に清潔に保つこと、政治、経済等の教養を身につけるなど、自分にメリットとなることは、積極的に取り組む。このように、彼らは詐欺に働く前の段階から、抜かりなく下準備をする。  では、本格的にカモを探す段階に入るが、本書によると、カモの対象となるのは、無条件で要件を呑む人はもちろんのこと、実業家や医者といった富裕層も含まれる。一方で、カモが正直者である場合、ことが容易に運ばず、ベテラン詐欺師でも苦労する。その為、ある段階で相手にしない。以上から、詐欺師は、相手の様子を常に確認して、自身の養分になるか否かを見極めなければならない。。  ちなみに、この本は古典的映画『スティング』のネタ本とあり、故に詐欺師の実態を知るのに優れている。詐欺の形式は時代とともに多様化するが、詐欺師そのものの本質は変わらない。

Posted byブクログ