さんかく の商品レビュー

千早茜(著者)

2025/11/23

枠組みにとらわれずに人との関わりを持てたらいいいのに、、と思っていたところがあるため、
凄く共感できた。
私は食べるために生きているようなものなので、
食の好みは大切だなぁ。
美味しいを共感したい。

2025/11/22

さんかくの塩むすびとサンドイッチから始まるおいしい食べもので溢れた、女と男と女のさんかく関係。いわゆる三角関係ほど尖らず、自分に素直になれないもどかしさを抱えつつ、食べることで身体と心を整えながら新たなステージに向かうまでの物語。

2025/11/15

男女の関係とかじゃなく、美味しいご飯を共有したい関係でも、結局は終わりが来るんだなと、、、‬т т

高村さんの気持ちがいつまでも報われない気がして、切なくなりました

2025/11/10

食欲、食事をテーマにした作品は結構好きなので、五感を刺激するような描写も含めてよかった。
性欲とかならまだいいけど、食欲って日常に根付いた身近なものだから自分以外の人とそこを満たすって結構な浮つきだよなと個人的には思ってしまう。

2025/10/29

目次に惹かれて手に取った一冊。
美味しそうなラインナップがずらり。笑

高村さんの生活が理想的で憧れる。凛とした佇まいに品の良さ、着飾らないけど身綺麗で美しい。食事を大切にしているのも素敵。私も大人になってから気付いた、薬味の偉大さに。

三人を中心とした人間関係もリアルで、共感しつつイライラしつつ楽しんだ作品です。

2025/10/26

2人の温度感がちょうどいい

周りにある最低限なものを大事に暮らしていく生活

いつになったらできる時がくるのだろうか…

2025/10/24

高村さん・伊東くん・華の全員が、受け入れられたいという気持ちを相手に伝えないでいるからこんなに拗れたのかもしれない。
でも、心のままに相手にぶつけたりしないのが、大人になったって事なんだろう…と思うと、不自由なものだなと思います。つくづく。
千早さんの小説は、それとは気付かないうちに高温になっているから好き。今作も面白かったです。

機微…！と思いました。
食の趣味が合うだけで、恋愛ではない。でも全く恋愛に傾かないでいられるかというとそうはいかず、寂しさだけで容易に始まってしまうかもしれない。恋愛じゃないのに……
未満は、誰にぶつけても空回りに感じられるのがキツいです。

しかし食べ物描写がほんと美味しそう！！
胃袋が掴まれる文章です。明日はしみじみ「美味しい」と思える食事しよう。

2025/10/21

食が合う二人が京都で同居生活を行う話。
恋人や家族関係でないけど、食の好みが合うから一緒に暮らす。
普通ではないのかもしれないけど、そんないい距離感だからこそ居心地がいいのかもしれない。

この小説を読んでいると食は生活の中心にあって、いつでも自分らしさや今に立ち返る大切な時間だと思えた。
自分も食を大事にしているからこそ、読んでいて心地が良かったし、匂いや料理の情景がリアルに思い浮かんでくるこの小説はすごいなと。
これからも料理を通して自分を整えていきたいと思える作品でした。

ただ、伊東君は男の自分が見ても中途半端で良くないな〜と思いながら読んでました。
彼女がいる状態で誰かと一緒に住むのはどうかと思うし、それがたとえ恋愛関係でなくても。
そんな決めきれない人だからこそ年上の女性と上手く生活できたのかもしれないけど、はっきりして欲しいなと個人的に思いながら読んでいた。

2025/10/20

高村さんの生活は、こんなふうに丁寧に暮らせたら幸せだろうなぁと思える描写が多く、美味しい料理や季節の匂いまで読めるような作品でした。
千早さんらしくてとても好きでした。

登場人物の中では高村さんに感情移入して読んでいましたが、そのぶん終わり方は納得がいかず笑
作品の中では高村さんは清々しく先に進みましたが、清々しくなれない読者としては伊東くんにイラっとして終わりました。
人の優しさに甘えるだけ甘えて、最終的に伊東くんが華に尽くす生活が始まったとしたら、なおさら腹立たしいです。華に振られてほしいですね。
華の視点で読んでいたら、また違う感想だったかもしれません。

2025/10/19

私の好きな作品で再読です。誰かに受け入れられたい気持ちに歯痒さと共感を得ました。
また、千早さんの食べ物のシーンの表現が素敵で、リアルな擬音使いに２回目にもかかわらず圧倒されました。早速、週末手巻き寿司しようと思います。