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うれしい近況 の商品レビュー

4.4

11件のお客様レビュー

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2026/04/08

大学の図書館で見つけた歌集。著者の名前を見て「あ、知ってる」と思った。 気持ちが落ち込んでいて仕方がなく、このどうしようもできない感情を解決する術を本を読んで見つけ出そうとしていたときに出会った「きみを嫌いな奴はクズだよ」というだいぶ攻めた題名の歌集の中で名前が出ていたから。そし...

大学の図書館で見つけた歌集。著者の名前を見て「あ、知ってる」と思った。 気持ちが落ち込んでいて仕方がなく、このどうしようもできない感情を解決する術を本を読んで見つけ出そうとしていたときに出会った「きみを嫌いな奴はクズだよ」というだいぶ攻めた題名の歌集の中で名前が出ていたから。そして私がまだ許せない奴に名前が似ているから覚えていたみたい。 愛犬についての一首が好き。少ない文字数でどうしてこうも感情を動かせるのか。すごい。 途中に誰かが挟んでしまったのかと思うような感じでショップカードみたいなものが挟まれているのも乙である。

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2025/01/27

日記を部分的に読ませてもらっているような感覚になれる歌集。他人の近況だけど自分と重なる部分が時折あったりするので短歌は面白い。好きだったのは下記六首。 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった あなたとはハウ・アー・ユーで始めたい 百年ぶりに会ったとして...

日記を部分的に読ませてもらっているような感覚になれる歌集。他人の近況だけど自分と重なる部分が時折あったりするので短歌は面白い。好きだったのは下記六首。 誰だろう毛布をかけてくれたのは わからないからしあわせだった あなたとはハウ・アー・ユーで始めたい 百年ぶりに会ったとしても ひどいこと言ってしまって夢のなかとはいえ言われるよりこたえてる 人が嫌いで人が好きだな降る雪に手を差し伸べてしまう感じに へたに連絡はできない ゲームでもして生き延びてくれていたらな Disc1 さみしいことがうれしいに変わりはじめるころ Disc2

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2024/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・公演日までが遠くてこの遠さがコンサートってかんじでいいな ・あらすじにふれずに話してくれている大切だった絵本のことを ・夜だからさびしいなんて嘘じゃない?さびしいだからさびしいじゃない? ・裾がいい服を着ていく今日たぶん俯きがちなわたしのために ・電車まだ大丈夫です?遠回りになるけどおすすめの帰り道 ・絵に描いたようなピクニック日和にはほんとうに行ってみるピクニック ・ほんとうに?置いてけぼりに思うときそこは先頭かもしれないよ ・人間でいえば何歳、ってあれさ 知ったところで、って話じゃない? ・人が嫌いで人が好きだな降る雪に手を差し伸べてしまう感じに

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2024/04/20

#岡野大嗣 #短歌 生活のちょっとした場面がドラマのワンシーンのように蘇る。平易な言葉で優しい眼差しが伝わる。 バンド活動もされているから音楽に関する歌は特に好き。外来語カタカナや身近な店名が効果的、一コマ空ける効果も活かされていてじんわり沁みとおる。 装丁は名久井直子さん、写真...

#岡野大嗣 #短歌 生活のちょっとした場面がドラマのワンシーンのように蘇る。平易な言葉で優しい眼差しが伝わる。 バンド活動もされているから音楽に関する歌は特に好き。外来語カタカナや身近な店名が効果的、一コマ空ける効果も活かされていてじんわり沁みとおる。 装丁は名久井直子さん、写真は岡野さん自身で閉じこみが幾つかあるのも楽しめる。 特に気になった歌を抜粋 うしろから3曲目?のやつよかったね お互いおぼろげを泳ぎつつ いま買ったレコードを見る 出てすぐの階段の夕日の踊り場で あなたとは次の90年代を巡ってもいいラジカセ掲げて 注文に声を張れない3人で2回に1回は通らない 隠しごとを打ち明けるなら春の夜の廻るタイプのジャングルジムで きみの撮るきみの近所はうつくしい世界遺産も間近だろうね 誰にでもわかるパスワードでひらく今日のよかった時間の写真 ヨドバシはいつ来てもクリスマスのにおい、ってまぶしそうにしている声の主 タワレコを出て水を飲む トイレまでのタワレコではないエリアを歩く

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2024/02/03

とてもやわらかい感覚をお持ちの方だと思う。 ともだちのお師匠さんの本。 虹色えんぴつの直筆短歌、サイン入りのものを買いました。 そんなことをされてしまってはたくさん買いたくなってしまう。みんなそれぞれ違う色で違う短歌が書かれている遊び紙。 短歌の歌集というものはとてもすてきなもの...

とてもやわらかい感覚をお持ちの方だと思う。 ともだちのお師匠さんの本。 虹色えんぴつの直筆短歌、サイン入りのものを買いました。 そんなことをされてしまってはたくさん買いたくなってしまう。みんなそれぞれ違う色で違う短歌が書かれている遊び紙。 短歌の歌集というものはとてもすてきなものなのだな、と一層思った。 とてもすき。大事にする。

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2024/01/26

きらりと光る、日常が蘇る、そんな短歌が散りばめられた歌集だった。 短歌なんて興味はなかったし、少し敬遠していた存在だったように思う。でも、短歌とはこんなにも日常に近いのかと、文字数という制限のある短歌だからこそ、さらに凝縮された「原風景」が込められていると思った。

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2024/01/22

心の友に教えてもらった岡野大嗣さん。 以前別の著書で、夜にそれぞれの家から漏れるオレンジ色の光を、いろんな国のはちみつのビンと表現されている歌があって、なぜだかずっと忘れられずにいた。 今回また同じような表現があって、大事にしていたものにまた出会えたようで嬉しくなった。

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2023/12/11

そうだなと思ったり、きゅんとしたり、切なくなったり、悲しくなったり。 短歌もよかったし、個人的には短いお話の、FMオレンジがすごく好きだった。

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2023/11/13

『NHK短歌』の2023年度の選者のお一人でもある岡野大嗣さんの第四歌集です。 岡野さんの歌集は初読みです。 音楽のお好きな方でやっていらしたのかもしれないと思いました。 軽~く詠まれているような感じがしました。 わざとやっていらっしゃるのかもしれないですけど。 ちょっと素人...

『NHK短歌』の2023年度の選者のお一人でもある岡野大嗣さんの第四歌集です。 岡野さんの歌集は初読みです。 音楽のお好きな方でやっていらしたのかもしれないと思いました。 軽~く詠まれているような感じがしました。 わざとやっていらっしゃるのかもしれないですけど。 ちょっと素人っぽい感じがして、プロっぽくないところがいいと思いました。 <あげるのにもらった気分 巣みたいにラッピングしてもらった陶磁器> <春といえば鳴らしていない自転車のベルがほのかに鳴ってくる道> <おかわりを最初とおなじにしてみせるおひつごはんのおいしいお店> <一生って早いよね、ってどこにでも見られる花をよろこびながら> <あらすじにふれずに話してくれている大切だった絵本のことを> <住んでいた町での夏を思い出す2番の歌詞で歌う感じに> <先に夢を捨てたひとからめいめいに幸せになれるならなってくれ> <ように、から先は読みたくないような詩のようにたとえばさよならを>

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2023/11/05

図書館の水がおいしいきっとまた好きじゃなかったこと好きになる 今すごく東京にいる縦長の間口の狭いファミマの奥で ミュージックビデオ プロモーションビデオ 8bitの国歌斉唱 . 都会の中でインターネットや音楽に触れながら生きる。テンポの速い日常の中で好き/嫌い...

図書館の水がおいしいきっとまた好きじゃなかったこと好きになる 今すごく東京にいる縦長の間口の狭いファミマの奥で ミュージックビデオ プロモーションビデオ 8bitの国歌斉唱 . 都会の中でインターネットや音楽に触れながら生きる。テンポの速い日常の中で好き/嫌いや気分は移り変わっていく。 都会的で透明感のあるクールな手触りと、そこに生活感(と同時にうさぎ魔まみ的なかわいさを感じさせる)を当てることで温かみを両立させている。そこのPOPさがこの歌集(≒CD)の魅力だと思う。

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