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関ケ原よりも熱く の商品レビュー

4.2

9件のお客様レビュー

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2026/03/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

徳川家康と羽柴秀吉との小牧・長久手の戦いを題材にした作品。2人の独白と言う形で、物語は進んでいく。 本能寺の変からはじまり、史実通りに事は運ぶ。2人とも信長を尊敬していて、トップに立つ信長の横にいる姿しか思い描いていなかった。 しかし、本能寺の変で長男信忠も死に、次男信雄は無能、三男信孝は有能だが、賤ヶ岳の戦い後、信雄の命令で切腹している。 秀吉が立てた三法師はまだ子供。戦いの中で、2人はもはや信長の後を継ぐのは、自分ではないかと思えてくる。 そんな2人の後には、名参謀黒田官兵衛と石川数正がいる。 彼ら2人が、主君にアドバイスを送りながら、主君2人も相当な影響を受けていく。 そんな中、ついに直接対決に突入する。発端は、信雄が三法師をさておき調子に乗り始めたこと。これに、秀吉が怒り、信雄が家康に泣きつくところから始まる。 兵力は、徳川3万に対して、羽柴10万。どう見ても、羽柴有利。しかし、まだ寄せ集め。一方三河武士はすでに死ぬ気である。本拠地三河に向かう、秀吉軍は秀次を総大将に、池田恒興、森長可、堀秀政歴戦の猛者たちがいた。これを気づかれないように、奇襲をかけ撃破。池田恒興、森長可は討ち取られる大敗を喫する事に。 秀吉は、徳川と戦う事を恐れ、矛先を信雄の伊勢に向け、難なく落とす。信雄は、命乞いをし許されるが、秀吉は家康との和睦を進めようとするも、黒田官兵衛は家康の命を取るまでは、やめてはならないと進言する。 官兵衛も和睦阻止に向け画策するが、結局家康の命を奪えず。 しかし、官兵衛の不安通りに秀吉亡きあと、天下は徳川へと転がっていく。 黒田官兵衛と石川数正がいなかったら、違った方向に行っていたかも知れないと思わされた内容でした。とくに数正は、小牧・長久手の戦いの時も、長宗我部、佐々、雑賀衆、根来衆に協力要請をし、戦が開始したら反乱を起こさせるなどしていた。最終的に離反するが、三河武士達からはいつも嫌われ役を担っていて嫌味を散々いわれていた。しかし、鋭い感覚で戦況を見極めたり、これは作者の創作でしょうが、常に徳川家を守るための事を考え、その離反までもが自分が寝返る事で、徳川家の内情を教え、手の内を見せることで、さらなる秀吉との争いを避けたのでは、という考察はすごいなと思いました。 また、秀吉が自分が死んだら誰が次の天下をとるかという話で、皆が家康という中、秀吉は、官兵衛だと言ったという逸話も、納得しました。 さらに、信孝辞世の句   昔より主を内海の野間ならばやがて報いん羽柴筑前   カッちょいいなと思いました。 私が勘違いしていたのは、地震の時期と場所。勉強不足がわかりました。

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2025/11/12

やはり合戦は熱いが、知謀はもっと熱い。天下人といえど、道中に苦労はあって当然、さらに天下なのだからその心労は想像を絶するよなと。実際の合戦は記録としてあってもその背景や意思はあくまで推察でしかない。それを加味して小説としてはやっぱり面白い。

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2024/09/20

面白かった! 歴史、とくに戦国時代がとても苦手で、戦いのシーンは全て飛ばしてしまう私が最後まで一気読み!

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2024/04/11

Kindleにて読了。 相変わらず…楽しく読めました。 あとがきでも書いてありましたが… 白蔵さんの想像が大半ですが、まぁ〜、しっくりきますね(笑) そして、毎回ながら現代の社会にも通じる・・・あ〜こういう上司いるよな。と 何はともあれ楽しかったです♪

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2024/03/14

以下はこの小説の感想で、史実ではないという前置きが必要だろう。本能寺の変後にいち早く天下人に手が届いたように見えた秀吉も、軍師・官兵衛がいなければ踏ん切りがつかなかった。家康が暗愚な織田信雄に与したのは秀吉が嫌いだったから(笑)。この物語は、そんな二人の独白によって構成される。信...

以下はこの小説の感想で、史実ではないという前置きが必要だろう。本能寺の変後にいち早く天下人に手が届いたように見えた秀吉も、軍師・官兵衛がいなければ踏ん切りがつかなかった。家康が暗愚な織田信雄に与したのは秀吉が嫌いだったから(笑)。この物語は、そんな二人の独白によって構成される。信雄の独りよがりの無条件降伏は、危機的な兵站の家康軍を結果的に救うことになった。石川数正の出奔も、敵(秀吉)・味方(家康)双方を欺き、ただただ秀吉が徳川家を滅亡させない未来を信じた末の行動に思えた。面白い歴史の見方だな~

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2023/12/10

小牧·長久手...歴史で習ったような?程度。戦国時代と言うと確かに関ヶ原、川中島、桶狭間が有名だが、これほど重要な戦だったとは。 白蔵氏の著書多数は全部読んでるが、フィクションの部分含めいつもならがらその語り口、心理描写にはいつも引き込まれる。

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2023/10/31

今年の大河ドラマ「どうする家康」を見るまで存在を忘れてたレベルの「小牧・長久手の戦い」が、実はこんなに面白い対決だったとは!! 秀吉と家康というツートップの天下分け目の戦い。双方の思惑と感情、二転三転する対応とその裏事情が、それぞれの視点で交互に描かれるのが面白い。 秀吉も家康...

今年の大河ドラマ「どうする家康」を見るまで存在を忘れてたレベルの「小牧・長久手の戦い」が、実はこんなに面白い対決だったとは!! 秀吉と家康というツートップの天下分け目の戦い。双方の思惑と感情、二転三転する対応とその裏事情が、それぞれの視点で交互に描かれるのが面白い。 秀吉も家康ももちろん天才なのだけど、黒田官兵衛と石川数正の「先を見通す力」がやっぱりすごくて、彼らの暗躍もこの物語の肝だと感じた。 実は大河ドラマではいまいち納得しきれなかった数正さんの出奔が(もちろん実際には謎だし色んな説もあって、あくまでもこの物語の中でだけど)腑に落ちてすっきりできた。 数々の歴史小説を途中挫折・積読してきた私でも一気読みできる白蔵作品。これからも色んな時代のお話をいっぱい書いて欲しい。

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2023/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今作も白蔵さんの作品らしく人物達の感情が言葉にのってくるので人間味が色濃く出ている。 小牧長久手の戦いについては自分もボヤーとしか印象がなく何となく家康が勝ったんだよなあ、てくらいだった。 戦後のやりとりや裏のかきあいなど実戦以外での戦いもドラマがあり面白い。 両陣営の軍師の主張も強く、時には主もどぎまぎされる程になったりして。時にはキレられるのだけど。 当然この後も歴史は続いて行くが、本作品の最後は家康は秀吉にしてやられる。その怒りが豊臣を滅ぼすという流れを想像させられる。しかし今作内においてはどっちが上かという点では両者引き分け。という印象だった。

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2023/09/24

信長秀吉家康だったら 断然、家康派閥 歴史、よく知らんけど… 関ヶ原の戦いとか長篠の戦いとか 名前だけは知ってるけど それがなんなのか知らんくらい 歴史に疎いが 時代劇も時代小説も好きなほう たまたま歩いてたら頂けたので あ、これ気になってた著者だ! ってすぐ読みだした 最初は...

信長秀吉家康だったら 断然、家康派閥 歴史、よく知らんけど… 関ヶ原の戦いとか長篠の戦いとか 名前だけは知ってるけど それがなんなのか知らんくらい 歴史に疎いが 時代劇も時代小説も好きなほう たまたま歩いてたら頂けたので あ、これ気になってた著者だ! ってすぐ読みだした 最初は「楽しみにしてたんだから」と 無理やりおもしろいと思い込ませてたけど ちゃんとおもしろかったし やっぱり家康だよな~と思う 星4つでもいいかなと思うが よかったわー!という興奮はなかったので 星3つ

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