ぼく、いいたいことがあるの の商品レビュー
時間は過ぎる… 生まれて、生きて、死ぬ… 生まれて、出会って、別れる… 出会った人みんなに感謝して死ねるように生きようって思う。 絵本、深いねー
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大切な人とおわかれするときのどうすればわからない気持ち。きつねの「ぼく」とおばあちゃんの話。絵がとてもいい。
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少しさみしいお話を優しい絵で綴っている。 大好きなおばあちゃんが亡くなって、思い出を反芻している小さなきつね。 おばあちゃんに言いたかったことを、最後にやっとお手紙にしたためることができた。
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きつねが登場する絵本を探すシリーズが久しぶりになってしまいました 表紙からして、どうしたのきつねのぼうや…と心配になる装画ですが、その印象のままの作品でした いつも一緒に遊んでいたおばあちゃんが亡くなって、寂しくてふさぎこむけど、おばあちゃんを思ってお手紙を書こうと決めた、優しい...
きつねが登場する絵本を探すシリーズが久しぶりになってしまいました 表紙からして、どうしたのきつねのぼうや…と心配になる装画ですが、その印象のままの作品でした いつも一緒に遊んでいたおばあちゃんが亡くなって、寂しくてふさぎこむけど、おばあちゃんを思ってお手紙を書こうと決めた、優しいきつねのぼうやの物語です おばあちゃんが存命だった頃の暮らしの風景が何ともいいです 一緒に工作をしたり冒険(ごっこ)をしたりする場面が柔らかな日差しと濃い影の差す室内を対比させるように描かれていて、大切な相手の死に向き合うための物語なのだと率直に伝えてくれてます 最後の場面でのきつねのぼうやは、おばあちゃんがかつて見せてくれたような勇敢な騎士の姿をしていて、おばあちゃんとの記憶を大切にしていくんだと決意がみなぎってるなあと感じます 気になったこととしては、きつねの絵本を読む上で求めたい“きつねっぽい逸話”がなかった事です きつねっぽい逸話、例えば化けるとか、人を騙すとか、タヌキと仲が悪いとか、しっぽが美しくて自慢に思っているなどの、きつねあるあるが無くて、きつねの物語である必然性が弱いのです このおばあちゃんが亡くなって悲しむ孫、という物語は、うさぎでも、熊でも、それこそ人間でも成り立ちそうな話に見えました それが残念です 絵にはすごく惹かれたので、余計に残念
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小さい子には死ってどこまで理解できてるのか難しい部分があるよね。 うちの娘たちは0歳3歳の時に曽祖父が亡くなったんだけど、あの時はきょとんとして理解していなかったもんな。 年長小3で曽祖母が亡くなった時はコロナ禍でオンラインでお葬式に参加したから、下の子はやっぱりよく分かってない感じで。 でも幼くても大人でもこんな風に思い出を辿って時間をかけて少しずつ理解して自分の心に落とし込んでいくんだろうな。 亡くなった祖父母に言いたいことは、私もこのキツネくんと同じだよ。 おーい、聞こえてる?
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せつない。 でも、どうしても避けられないこと。 岡田千晶さんのやわらかくも精密なタッチの絵がまた最高です。
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カナダの作家さんで、日本で紹介されるのはこの本が初めてだそう。 おばあちゃんにはもう会えない。子ぎつねは、もう、読まれることはないけれど、おばあちゃんに手紙を書きます。そして、『いまは、さようなら』。 表紙の子ぎつねの後ろ姿だけで、胸に迫るものがある、岡田千晶さんの絵。岡田さん...
カナダの作家さんで、日本で紹介されるのはこの本が初めてだそう。 おばあちゃんにはもう会えない。子ぎつねは、もう、読まれることはないけれど、おばあちゃんに手紙を書きます。そして、『いまは、さようなら』。 表紙の子ぎつねの後ろ姿だけで、胸に迫るものがある、岡田千晶さんの絵。岡田さんの他の絵本の絵も見たことあって好きだったけど、この本が今までで一番好きになりました。 ちょっとした子ぎつねの目線だけで、その想いが溢れ出ていて、おばあちゃんきつねの笑顔が幸せそうで優しくて、日本のイラストレーターさんは本当に凄いですね。 おばあちゃんと森の小道を歩いているシーンの絵なんかも、子ぎつねの上げた腕の向き一つで全体の絵の雰囲気が変わってしまうと思うのですが、絶妙だし…。 おばあちゃんとお別れしないといけない悲しいお話だけど、同時に愛に溢れた温かいお話でもありました。この本は手元に置いて何度も読み返したいです。出会えてよかったと思える一冊でした。私も、おばあちゃんに伝えたいことがあります。もう会えないけど、伝わってるといいな。
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ママが帰って来て言った。お婆ちゃんが、いってしまったって。もう、帰ってこないって。ママのいう事なんか、信じない。お婆ちゃんを探しに行った。ふたりしか知らない場所にも行ったのに。どこにも見つからない・・・。川のそばに行って、しばらく眺めていた。川はずっと流れていて、とめようとしても、とめられない。時間が過ぎていくように、すぎていく。・・・朝、手紙を書こうとしたんだ。もう、読んでもらえないのは分かってる。それでも。言いたいことがあるから。お婆ちゃん、大好きだよ・・・〟大切な人との別れの切なさに、涙する絵本。
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文字が少ないので詩のような。穏やかで温かい絵がその世界観を広げてくれている。 頭の中のイメージに近くて、写真よりも身近に感じられる。 文のないところの挿し絵がまたストーリーに沿っていて、ステキな想像力だなと思った。
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〈 大切な人とわかれる気持ちを、キツネの男の子に託して、あたたかく、包みこむように描きます。〉 ストーリーが心に響きます でもこの絵が! 岡田千晶さん、なんて静かで温かい絵なんでしょう 色々な絵本が色々な国で出版されているのですね すごいです ふと気づけば、私もたくさん読んで...
〈 大切な人とわかれる気持ちを、キツネの男の子に託して、あたたかく、包みこむように描きます。〉 ストーリーが心に響きます でもこの絵が! 岡田千晶さん、なんて静かで温かい絵なんでしょう 色々な絵本が色々な国で出版されているのですね すごいです ふと気づけば、私もたくさん読んでいました 今も心の陽だまりに残っています 表紙のキツネの子のうしろすがた そしてラストのポーズにはつい涙が ≪ おばあちゃん 見ててねぼくを 川流れ ≫
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