実母と義母 の商品レビュー
家族の話。生まれ育った家族と結婚した先の家族。どちらも一筋縄では行かなくて、それでも立ち向かう著者の姿はあっぱれな部分が多い。実母に関しては重なる部分が多く色々考えてしまった。数年後には他人事ではなくなる状況に胸が締め付けられるように痛い。笑いもたくさんあったけれど、最後はやっぱ...
家族の話。生まれ育った家族と結婚した先の家族。どちらも一筋縄では行かなくて、それでも立ち向かう著者の姿はあっぱれな部分が多い。実母に関しては重なる部分が多く色々考えてしまった。数年後には他人事ではなくなる状況に胸が締め付けられるように痛い。笑いもたくさんあったけれど、最後はやっぱり泣いてしまった。
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「家族」というのは、昔も今も、難しい。 近しいからこそ、譲れない、許せないものがある。 でも、変に愛情も関係してくるから後悔や懺悔の気持ちも湧き上がる。 他人の家族の話は、あまり聞くことができないという意味で、赤裸々に書いてくださっているのがありがたい。 (一方でここまで書いて...
「家族」というのは、昔も今も、難しい。 近しいからこそ、譲れない、許せないものがある。 でも、変に愛情も関係してくるから後悔や懺悔の気持ちも湧き上がる。 他人の家族の話は、あまり聞くことができないという意味で、赤裸々に書いてくださっているのがありがたい。 (一方でここまで書いても大丈夫か?と心配にもなるが…) 自分に重なるところ、重ならないところ、感情を揺さぶられながらよんだ。 文章が、少しあっちに行ったりこっちに行ったりするので、乱雑に感じるけれど、私は村井理子さんの書く文章を好ましく感じているようだ。 (ただ、ホラー小説の翻訳は読もうと思わない^^;) ジェンダー的に、なぜ村井さんが義父母の介護を?という疑問はぬぐえないけど、人の人生というのはその人にしかわからない流れのようなものがあるのだから、興味深い。
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他人の家の話なのにするすると面白く読めた。 やはり文章が上手いからかな。 今度は村井さんのお兄さんについてのエッセイも読んでみたいと思う。
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私は 彼女の「兄の終い」をすでに読んでいた。 その家族の続編のような本である。 彼女の波乱の人生。 いや彼女の家族の波乱の人生の物語である。 そして結婚後の義母の家族,義母自身の これ又波乱の人生の物語でもある。 彼女の率直な物言い、猛然と前に進む彼女の力強さに惹かれて読み進...
私は 彼女の「兄の終い」をすでに読んでいた。 その家族の続編のような本である。 彼女の波乱の人生。 いや彼女の家族の波乱の人生の物語である。 そして結婚後の義母の家族,義母自身の これ又波乱の人生の物語でもある。 彼女の率直な物言い、猛然と前に進む彼女の力強さに惹かれて読み進んだ。
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気鋭の翻訳家が活写する、癌で亡くなった実母と認知症の義母、昭和を駆け抜けた「二人の母」の人生。 実母も義母も認知症になり、双方の介護をしなければならない、という状況に少なからず恐ろしさを感じる。それと同時に、介護をするにせよされるにせよ、自分の行く先も考えさせられた。
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実母もお兄さんも、義母までも、こんなにも強烈な人とは…。なのに義母義父の介護をここまでするとは。 私なら介護できるとは到底思えない。心の広さは持ち合わせていない。すぐに音を上げ離婚している。母ふたりが認知症になり、実母の介護から逃げた後悔で義母の介護をする動機だそうだけど、それに...
実母もお兄さんも、義母までも、こんなにも強烈な人とは…。なのに義母義父の介護をここまでするとは。 私なら介護できるとは到底思えない。心の広さは持ち合わせていない。すぐに音を上げ離婚している。母ふたりが認知症になり、実母の介護から逃げた後悔で義母の介護をする動機だそうだけど、それにしてもそうそうできるものではない。 実母とうまくいっていないので私はどうなんだろう。自分の人生と重なることがあり、考えなければいけないが、逃げている。
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最近、先に「義父母の介護」や「家族」を読んでいたので重複する内容も多く、そういう意味で☆2にしてしまった。 しかし、こちらの本の方が「義父母の介護」より先に出ていたことに気づく。 はじめてこの本を読む方は評価も変わるかもしれない。 「家族」だったかこの本だったか忘れてしまったが...
最近、先に「義父母の介護」や「家族」を読んでいたので重複する内容も多く、そういう意味で☆2にしてしまった。 しかし、こちらの本の方が「義父母の介護」より先に出ていたことに気づく。 はじめてこの本を読む方は評価も変わるかもしれない。 「家族」だったかこの本だったか忘れてしまったが、「もし時代や何かの掛け違いが変わったら原家族と今でも仲良く過ごせたのではないか」といった言葉が書かれていて、 その後悔というか、原家族で向き合いきれなかった悔恨が、強烈ではある義父母であっても正面から向き合い続ける介護の原動力になっているのかなと勝手に思った。 この本を書いて「実母と義母」の整理をした上で、「義父母の介護」の本を間髪入れず出版されたのかと思うと、書くことで昇華させているというか、逆に何度も書かないと昇華できなかったのかとか、それぐらいやはり義母も実母も介護を通して向き合うというのは大変なことなのだろうという思いに至った本だった。
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村井さんのエッセイは、初めて。 ユーモアある文章なので、楽しく読んだが、 まず結婚の段階で、躊躇してしまいそうな義母。 村井さん自身、持病があり、執筆活動しながらの 介護はかなり大変だと思うが、 書くことで、これまでの義母とのやりとりを 消化して(そう簡単には出来そうにない エ...
村井さんのエッセイは、初めて。 ユーモアある文章なので、楽しく読んだが、 まず結婚の段階で、躊躇してしまいそうな義母。 村井さん自身、持病があり、執筆活動しながらの 介護はかなり大変だと思うが、 書くことで、これまでの義母とのやりとりを 消化して(そう簡単には出来そうにない エピソードばかりだけど)、介護に向き合って いるのかなと思う。他の本も読んでみたい。
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友人に薦められ読了。結婚前後は苦手な義母で自分をよく知る実母の方が気楽であった。年を経て実母や困ったちゃんの兄が亡くなり、義両親介護が現実なった時には、接し方が180度変わり、義両親とも上手くやれている筆者のエッセイ
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フォローしているどなたかが読まれていたので。なかなかきつい内容、というか著者のメンタルが心配というか、書くことでコントロールしているのでなと感じる。幸い図書館にほとんど全てそろっているので順に読むつもり。
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