未来地図 の商品レビュー
頑張っている人に読んでもらいたい。人に助けを求めることは恥ずかしく無い。躊躇わないで欲しい。そうするとで今度は自分が誰かを助けることができるようになる。人はそうやって支え合って生きていく。
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柔らかで読みやすい文章で、内容がすっと入ってきた。中学の国語教師という、自分と同じ仕事をしている久児に共感する部分も多かった。ただ、普通の中学生はあんな流麗には文章を書けない。 恋愛物は苦手だから、直己との恋愛話にはあまり惹かれなかった。時々出てくる俳句は私好みだった。
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愛と再生といえばそうだと思うが、この主人公の一歩引いたような人間関係の不確かさがずっと気持ち悪く感じた。教師としても採用試験ってこんなに落ち続けるものかと不思議だったし、極め付けはだまってケーキの上にのっていたいちごとかを食べた事に怒ったマコちゃんへの解釈。こんなの怒って当たり前!どうしてこんな簡単なことを複雑にするのかと呆れてしまった。 生徒には慕われているようだが、この赤木先生には全く共感できなかった。
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一度目の結婚相手には花屋で働いていたところで出会った。そして、別れ。 教員採用試験にも落ち続けていた赤木久児(ひさこ)。冒頭は別れを決意し、少ない荷物であてもなく歩いているシーンから始まる。 その後、新しい地、奈良県の王寺町で生活する久児の仕事と恋愛が語られる。仕事で出会った中学...
一度目の結婚相手には花屋で働いていたところで出会った。そして、別れ。 教員採用試験にも落ち続けていた赤木久児(ひさこ)。冒頭は別れを決意し、少ない荷物であてもなく歩いているシーンから始まる。 その後、新しい地、奈良県の王寺町で生活する久児の仕事と恋愛が語られる。仕事で出会った中学生とのエピソードや作文が秀逸。恋愛のほうも普通とは異なり、久児がずっと抱えていた重さを分かち合うところが美しかった。相手の男性がカッコいい。もしかして少年G(現在のパートナー)がモデルなのかしら。 内容は恋愛要素が大きく、問題となるような性表現はないものの中学生以上がふさわしいです(ルビもないし)。ただ、中学生とのエピソードのあたりは小学生にも読んでほしいかな。 ヤングケアラーということばには、軽い響きがあります。「中学生介護人」と読んでほしい。
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読み終わり胸がジーンとなりました。ステキな言葉で表現される情景、人を思いやる気持ちがひしひしと伝わってきました。こんな先生に出逢えたら人生変わったかも・・・ ぜひ沢山の人に手にとって貰いたい本です。
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大きな出来事が展開されていくわけではないが、丁寧な心情の描写と様々な日本語を使った表現で話を進めていて面白かった。
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読みやすかったが、自分と境遇も考え方もかけ離れている登場人物たちのせいか、微妙に白けてしまった。感情移入できれば、良い小説と思う。
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「愛と再生の物語」の紹介文に魅かれた。 赤木先生は、著者の実在の恩師だった方。 詩や俳句がたくさん出てきて、 ストーリーにリズム感があった。 直巳からプロポーズされたあとで、 「幸せは、なったり、してもらったり、するものではなくて、日常生活に隅々まで張り巡らされている糸のよう...
「愛と再生の物語」の紹介文に魅かれた。 赤木先生は、著者の実在の恩師だった方。 詩や俳句がたくさん出てきて、 ストーリーにリズム感があった。 直巳からプロポーズされたあとで、 「幸せは、なったり、してもらったり、するものではなくて、日常生活に隅々まで張り巡らされている糸のようなもの」 すごく詩的。 読書感想文の授業で、 「あらすじは造花 感想は生きた花」 うんうん、なるほど~、と納得。 ヤングケアラーの問題や、思春期の傷つきやすい心に寄り添った優しい物語だった。
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赤木先生は、小手鞠るいさんの恩師だったのか。 教員試験に落ちまくったあたりはフィクションな気がするけど、先生との出会いが小説家を生み出すきっかけになったのだと思うと、教職っていいなと感じる。 そして、聖徳太子ゆかりの地である王寺が魅力的に描かれていて、訪れてみたくなった。
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主人公が中学生の教諭を目指していたけど 今の時代足りないくらいなのだから教員採用試験落ちても講師やら非常勤募集あると思うのに塾のバイトや花屋のバイトをしてたのが腑に落ちなかった
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