間の悪いスフレ の商品レビュー
ビストロ パ・マルにもコロナ禍が。 レストラン飲食業界とは全く接点のない私(お客さんとして行くだけ)は、フレンチ業界に希望を持てなくなったという若者の話は興味深く読んだ。 営業時間などだけではなく、そういう視点もあるんだなぁ。 この本には書いていないけど、飲食業だけ給付金が・・...
ビストロ パ・マルにもコロナ禍が。 レストラン飲食業界とは全く接点のない私(お客さんとして行くだけ)は、フレンチ業界に希望を持てなくなったという若者の話は興味深く読んだ。 営業時間などだけではなく、そういう視点もあるんだなぁ。 この本には書いていないけど、飲食業だけ給付金が・・・と当時はたいそう報道され問題視されていたことを思い出した。 でも、給付金をもらうのは店の経営者であり、そのお金が個々の従業員まで行き渡るのかどうか、従業員もプロとして働いている以上、経験を積んだり研鑽の場を求めるのは他の仕事と同じはず。それが失われる状況だったわけで、若いときの挑戦のチャンスや研鑽の時間というのは、失われたら戻れない・・・ということに、私は目がいっていなかった気がする。 お金だけ入ればラッキー♪という人がいたことも否定しないけど、美味しいものが大好きな日本人が、美味しいものを追及する仕事をしている人たちを追い詰めるような風潮を作ってしまっていたことは、心苦しいなと思い返した。 当時、飲食業だけずるいよね、という風潮があったことに直接触れずに、でも当時を生きていた人がこの本を読めば必ず当時のその風潮を思い出すわけで、そういうところが、すごく近藤史恵さんの本らしいなと思った。 そして表題作。スフレがしぼむ絵面を想像して、私もとても悲しくなりました。 スフレが運ばれてきたタイミングで大事な話をしてはいけません。という教訓。
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シリーズ第4弾。とても読みやすく1日で読めてしまった。ただドラマを見てしまったおかげで頭の中でずっと濱田岳さんが語っていたが… 今回はちょっとミステリー要素が薄かった。 まぁ元々そんなに事件が起こる訳ではないが、謎解きが少ないというか。 え?ここで終わり?という章もあったし。 ...
シリーズ第4弾。とても読みやすく1日で読めてしまった。ただドラマを見てしまったおかげで頭の中でずっと濱田岳さんが語っていたが… 今回はちょっとミステリー要素が薄かった。 まぁ元々そんなに事件が起こる訳ではないが、謎解きが少ないというか。 え?ここで終わり?という章もあったし。 料理は相変わらず美味しそう。
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TVドラマ「シェフは名探偵」の原作にあたる4冊目、西島秀俊や濱田岳の姿が目に浮かんで来た、第二期が期待されたが今のところ放送の予定はないようだ、もう一冊ぐらいの原作が欲しいところかもしれない、しかしテレビ東京は良いドラマを作るように感じる、TBSはまだマシだけどフジテレビやテレ朝...
TVドラマ「シェフは名探偵」の原作にあたる4冊目、西島秀俊や濱田岳の姿が目に浮かんで来た、第二期が期待されたが今のところ放送の予定はないようだ、もう一冊ぐらいの原作が欲しいところかもしれない、しかしテレビ東京は良いドラマを作るように感じる、TBSはまだマシだけどフジテレビやテレ朝のドラマの酷さ、あげくに日テレは原作者まで殺してしまうという体たらく、もうテレビは終わっていると言いたい、まあこのクールのドラマも3本ぐらいは見ているが、その他のテレビはほとんど見ていない今日このごろではある。
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ああ、ここにもコロナ禍の波が………。 と、思いましたが、そこまでコロナコロナしてなかったように思います 相変わらずちょっとしたミステリーで大好き 面白かった!
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今回は、ネトフリ「シェフは名探偵」のイメージを思い描きながら、読み進め、楽しめた。Vin chaudは今回も効いていたなあ。 この物語にもコロナ禍が描かれているのが、リアリティある感じ。
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ビストロ「パ・マル」で起きる日常の些細な出来事を描いた作品。 謎とも言えないけれど、ちょっと気になる事をビストロの店員達が解いていく。 それぞれ短編なので読みやすい。 表題作は食事の席でプロポーズされた女性が浮かない顔をして返事を保留してしまう。うまくいっている二人のはずなのに何...
ビストロ「パ・マル」で起きる日常の些細な出来事を描いた作品。 謎とも言えないけれど、ちょっと気になる事をビストロの店員達が解いていく。 それぞれ短編なので読みやすい。 表題作は食事の席でプロポーズされた女性が浮かない顔をして返事を保留してしまう。うまくいっている二人のはずなのに何故なのか、というもの。 その後、女性の気持ちを知るとなるほど確かになと思う。 全てビストロでの料理が絡めてあり、フレンチの知識も得られて楽しい。
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〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ第4弾。 今回は新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、円高がビストロ・パ・マルにも影響を与えていた。そんななかで、新たな試みも始まったりしていた。スタッフの皆さんは、相変わらず元気で働いていてよかった。いつも通り、色々なお客様の問題解決の手助けとなる...
〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ第4弾。 今回は新型コロナ、ロシアのウクライナ侵攻、円高がビストロ・パ・マルにも影響を与えていた。そんななかで、新たな試みも始まったりしていた。スタッフの皆さんは、相変わらず元気で働いていてよかった。いつも通り、色々なお客様の問題解決の手助けとなる観察力の鋭さに感心した。思い込みや他人に言われて気づくことは、たくさんあるなあと、読んでいて思った。『クスクスのきた道』と『幻想のフリカッセ』が、特に考えさせられた。フランス料理は無知なのだけれど、こんなビストロがあれば行ってみたいといつも思う。このシリーズは大好き。次回作もきっとあるだろうから、楽しみに待とうと思う。 クスクスのきた道 未来のプラトー・ド・フロマージュ 知らないタジン 幻想のフリカッセ 間の悪いスフレ モンドールの理由 ベラベッカという名前
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間の悪いスフレはまさに間が悪かった。しぼむ…。コロナ禍はもちろんウクライナ戦争や円安など時事ネタが多いのが印象的。
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ビストロ・パ・マルの第4弾。 スタッフ4人の顔ぶれは変わらず、また会えたね!と嬉しくなる。 今回はコロナやウクライナ侵攻など、ちょっと前の厳しい状況下でのお話。お店の存続の危機!? テイクアウトや料理教室などで起きた謎や事件がたくさん。変わらない、お客さんに対する温かいスタッフの...
ビストロ・パ・マルの第4弾。 スタッフ4人の顔ぶれは変わらず、また会えたね!と嬉しくなる。 今回はコロナやウクライナ侵攻など、ちょっと前の厳しい状況下でのお話。お店の存続の危機!? テイクアウトや料理教室などで起きた謎や事件がたくさん。変わらない、お客さんに対する温かいスタッフの目線が嬉しいです。 美味しそうなメニューが今回も沢山。 近くにパ・マルがあれば、ハレの日に喜んで行くのに。
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シリーズ第4弾 下町の小さなビストロを変わらず4人(三舟シェフ、志村スーシェフ、金子ソムリエール、高築ギャルソン)が切り盛りしている この世界にも新型コロナウイルスやウクライナ侵攻の影が…ここばかりは現実世界いらないよという思いと同じ世界線で生きているんだなという親近感(安心感)...
シリーズ第4弾 下町の小さなビストロを変わらず4人(三舟シェフ、志村スーシェフ、金子ソムリエール、高築ギャルソン)が切り盛りしている この世界にも新型コロナウイルスやウクライナ侵攻の影が…ここばかりは現実世界いらないよという思いと同じ世界線で生きているんだなという親近感(安心感)とがせめぎ合う… これまでの謎がお客様と来店するパターンだけでなく、テイクアウトや料理教室を始めたり、高築くんの従兄弟がお店でプロポーズをしたり、と今までになく動きのあった今作でした
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