その絵ときたら! の商品レビュー
1850年代には絵本はたくさん出ていたけれど、絵には動きがなく気取ったポーズをとる人ばかりで、背景もごちゃごちゃ。 1860年代の子ども向けの本はは「トイ・ブック」と呼ばれる、粗末な絵のついた安価なもの。 その後出てきたコールデットの絵本はどのページにも生き生きとした世界が広がっ...
1850年代には絵本はたくさん出ていたけれど、絵には動きがなく気取ったポーズをとる人ばかりで、背景もごちゃごちゃ。 1860年代の子ども向けの本はは「トイ・ブック」と呼ばれる、粗末な絵のついた安価なもの。 その後出てきたコールデットの絵本はどのページにも生き生きとした世界が広がって、誰もじっとしていない。 そんな彼を絵本で紹介してくれるなんて! 動物が大好きで、描かずにはいられない。 いろんなものを見たい・描きたい!という好奇心。 旅の本の挿し絵で景色でなく「動き」を描く。 そして絵本の世界へ… ページをめくるごとにいろいろなできごとが起こり、物語がどんどん進んでいく。 絵を見るだけで音が聞こえる。 絵を見るだけで物語がわかる絵本。 ジョンギルピンはコールデット賞のメダルに使われているそう(写真も載っていました)。 情報が素晴らしくまとまって、絵もコールデコットを紹介するのにぴったり(絵が語る!)の良書でした。 かいじゅうたちのいるところなどの受賞作品や、バーバラ・マクリントックご本人も登場していて熱い〜〜!
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コールデコット賞のコールデコット本人の話しの絵本 絵をかいたバーバラ・マクリントック自身が絵本の中にいたり、モーリス・センダックが「かいじゅうたちのいるところ」を読み聞かせしていたり(私には、そう見える) 楽しいページがあります。 裏表紙の動物達が楽しそうで クスクス笑...
コールデコット賞のコールデコット本人の話しの絵本 絵をかいたバーバラ・マクリントック自身が絵本の中にいたり、モーリス・センダックが「かいじゅうたちのいるところ」を読み聞かせしていたり(私には、そう見える) 楽しいページがあります。 裏表紙の動物達が楽しそうで クスクス笑っちゃいました。
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今普通に見ているこの形の絵本を最初に作った人の伝記絵本。 身体が弱いのに走り回るフットワークの軽さに脱帽! 子ども心を忘れないから魅力的な絵が描けたんだろうな。
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1860年代の子ども向けの本は「トイ・ブック」と呼ばれ、粗末な絵のついた安価なものだったそうだ。 コールデコットは、絵に生き生きとした動きを与え、絵を見ただけでストーリーが分かるような作品 新しい絵本の時代 を作った開拓者だ。 現在では、絵本は ことばと絵が生み出す 価値ある...
1860年代の子ども向けの本は「トイ・ブック」と呼ばれ、粗末な絵のついた安価なものだったそうだ。 コールデコットは、絵に生き生きとした動きを与え、絵を見ただけでストーリーが分かるような作品 新しい絵本の時代 を作った開拓者だ。 現在では、絵本は ことばと絵が生み出す 価値ある芸術で、子どもから大人まで幅広く手に取り、恩恵を受けている。 これもコールデコットのおかげだ。
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ランドルフコールデコットという、絵本の原型を作った人なのかな?? いつまでも少年のような心をもつ先生は、世界の絵本に影響を与えたんだろうな。 ありがとうランドルフ先生!!
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8歳9ヶ月の娘 5歳9ヶ月の息子に読み聞かせ 思っていた内容と違ったーーー 動きある絵 絵本が 当たり前だったけど そっか~ こうやってスタートしてたのね 誰もしてない初めてって すごいことだよなあ
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これは、絵本の歴史を知りたい人にはとても良いテキスト。(私はコールデコットを女性と勘違いしていたのことに気が付きました。。) コルデコット賞の受賞者たちとその作品を絵本の中に描いているのも憎い演出。 絵が好み、と思ったら『ないしょのおともだち』と同じなのね。
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「コールデコット賞」の名の元になったランドルフ・コールデコットの伝記絵本です。これは絵本でなくちゃ! 今でこそ当たり前になった、登場するものの生き生きとした動きを絵で表現することを始めた偉人なのですね。
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絵本だけど興味深い楽しい作品。題名がなんかいい。というか、日本語の音が読んでていいなと思った。 コールデコットという絵本の時代を作った人物の人生を描いている。現在はその人物の名前のコールデコット賞がある。
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コルデコット賞に名を遺したランドルフ・コルデコットの話。 動きのある絵の絵本を考え出した人。 19世紀なんて、印刷技術もまだまだだろうし、子どものものを作ろうなんて考える人も少なかっただろうに、 この人がいて、今の絵本の世界がある。
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