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くろねこカフェのおやつ 午後三時の蜂蜜トースト の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

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2025/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・死はいつも身近にある。絶望するたびに、親しい幼馴染みのように、あの世に来ないかと囁きかけてくる。 ・くろねこカフェが死者と生者をつなぐものなら、しろねこカフェは生者と生者をつなぐものだ。 くろねことしろねこがこれからもふたり力を合わせて幸せに生きていけますように。

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2024/09/03

死を通じて、生前よりも心の距離が近くなることってあると思う。実際、亡くなった人のことを考えている間、その人は私の中にはっきりと存在している・:*+.\(( °ω° ))/.:+そして、いつもエールをくれる! 実際にこんなカフェがあったら素敵☕︎♡

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2024/08/31

葬儀社とカフェを家族で経営、カフェでは故人からの招待でオヤツを振る舞うって良い発想です、そこで思い出話が出来るってイイですよね。(私ね前々から思ってた事があって海の見える火葬場があってもいいんじゃないかなって、そんな思いを重ねての読了でした)

Posted byブクログ

2024/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

事故で両親を亡くした兄妹が、両親が経営していた葬儀会社とカフェをそれぞれ引き継いだ。妹の風花が社長を務める葬儀会社には「くろねこのおやつ」というオプションサービスがある。申し込めば葬式の数日後に兄の景が営むくろねこカフェで大切な人におやつが振舞われる。生前葬を申し込んだ病気の老婦人、幼馴染で初恋の相手を亡くした少女、母と暮らす手術を控えるサッカー少年。3つの「くろねこのおやつ」、そして兄妹の事情とは…? ちび猫亭〜のシリーズとほぼ同じでは?と思って読み始めたが、似た設定でもこちらは生きている人間だけだった。最後まで読むと兄がカフェを継ぐことになった理由も明らかに。 個人的にはいくつか読んだ高橋由太さんの作品で一番好きかもしれない。泣ける話としんみりしていたところに、最後風花のしろねこカフェで笑ってしまった。

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2024/08/12

葬儀屋とカフェが家族によって繋がっている不思議なお話。 残された人たちを想っておやつを用意する、というシステムはとても感動的だった。

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2024/08/06

「午後三時の蜂蜜トースト」 届いた招待状は。 こんな素敵なオプションがあるのならば、何故小さく表記しているのか尋ねてみるべきではないのか。 「失恋とブルーベリータルト」 突然失った想人。 何が起きるかなんて誰も予想できないこととはいえ、目の前で消える命を見たら辛いではすまないな...

「午後三時の蜂蜜トースト」 届いた招待状は。 こんな素敵なオプションがあるのならば、何故小さく表記しているのか尋ねてみるべきではないのか。 「失恋とブルーベリータルト」 突然失った想人。 何が起きるかなんて誰も予想できないこととはいえ、目の前で消える命を見たら辛いではすまないな。 「少年と焼きとうもろこし」 大人になった時。 もしも長生きできる可能性があるのであれば、いくら少ない確率でも賭けたくなってしまうだろうな。 「蜂蜜トースト、ふたたび」 倒れた後のこと。 ただでさえ情緒が不安定な状態なのに、こんな爆弾を抱えていることを話すなんて難しすぎるだろう。

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2024/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の死をテーマにしたお話。 両親を失った兄妹が、両親から受け継いだ葬儀屋とカフェをそれぞれ営み、人の死に触れ、残された人を癒すお話。 大切な人を失うのは辛いけど、それでも前を向こうと思える作品で、何度も目が潤んだ。 特に第2話の「失恋とブルーベリータルト」がお気に入り。

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2024/06/15

全体的に文章の書き方が好みではなくて読むのがキツかった。ストーリー自体は、葬儀屋や故人の話でも残された人を前向きにさせてくれる明るさのある話で悪くはなかったけど、文章に奥行きがなくて薄っぺらく感じてしまった。

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2024/02/28

両親を早くに亡くした、葬儀屋社長の妹と、故人の思い出のおやつを出すカフェを営む兄の話。 「死」に直結する場所が舞台なので、当然ながら悲しい別れも描かれるけど、全編を通して「生きる人」に優しく寄り添っていて前向きになれるお話でした。 思った以上に短くて感情移入する前に終わってしま...

両親を早くに亡くした、葬儀屋社長の妹と、故人の思い出のおやつを出すカフェを営む兄の話。 「死」に直結する場所が舞台なので、当然ながら悲しい別れも描かれるけど、全編を通して「生きる人」に優しく寄り添っていて前向きになれるお話でした。 思った以上に短くて感情移入する前に終わってしまったのが残念。でもその分誰にでも読みやすい。続編があればぜひ読みたいです。

Posted byブクログ

2024/01/20

残された大切な人に贈る最後のおやつ。 現実的に考えて実現するには難しい部分も多いかもしれないけれど、もしそういうサービスがあるなら自分もお願いしたいなと思えるほど素敵だなと思った。 思わずグッとくる場面が何度もあった。

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