1,800円以上の注文で送料無料

博物館の少女 騒がしい幽霊 の商品レビュー

4.1

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イカルちゃんとその身の回りに起こる不思議な物語をまた読みたいと思っていたので、とても嬉しい。前作ほどに壮大な怪異ではないけど、現実に起きている事件と不思議な出来事が色々絡み合って、ドキドキしながら読んだ。イカルちゃんの素敵な先生っぷりに驚いたし、継母と継子の距離の縮まった様子にはホッとした。

Posted byブクログ

2024/06/08

う~~~んまさかの捨松様(小説の呼び方に引っ張られた)がこんなにいきいきと描かれているとは。 今作もとてつもなくおもしろかった。 富安陽子さんがすきすぎる~~~!! 1作目よりイカルが落ち着いていたのもあり、こちらもなれたのもあり、より読みやすく楽しかった。

Posted byブクログ

2024/05/02

前作以上に素敵な2冊目。 今回の舞台はポルターガイスト?に悩まされている大山巌の邸宅。この家に後妻として嫁いだ山川捨松や大山家の娘たちと、イカルとの交流が描かれる。 前作から登場の河鍋暁翠(トヨさん)にしても山川捨松にしても、今「こそ」注目すべき人々にスポットがあてられていて。こ...

前作以上に素敵な2冊目。 今回の舞台はポルターガイスト?に悩まされている大山巌の邸宅。この家に後妻として嫁いだ山川捨松や大山家の娘たちと、イカルとの交流が描かれる。 前作から登場の河鍋暁翠(トヨさん)にしても山川捨松にしても、今「こそ」注目すべき人々にスポットがあてられていて。この本を読んで育つ子どもたちは、わたしの頃よりも歴史について、はるかに豊かだなぁ。 ホラータッチではないが、「死霊館 エンフィールド事件」をうっすら想起する(ド直球ではない方法で、"愛"をテーマにする感じが!)

Posted byブクログ

2024/04/07

博物館の少女シリーズ第2弾。 面白くって読み終わりたくなかったわい。 ってくらい面白い(⁠^⁠^⁠) イカルちゃんの安定の可愛らしさにラブ♡ 今回は、実在の人物・山川捨松という女性が登場。 幕末の戦争で宿敵であった人物と結婚。 この物語の中で、捨松のことをあれこれ悪く書く新聞記...

博物館の少女シリーズ第2弾。 面白くって読み終わりたくなかったわい。 ってくらい面白い(⁠^⁠^⁠) イカルちゃんの安定の可愛らしさにラブ♡ 今回は、実在の人物・山川捨松という女性が登場。 幕末の戦争で宿敵であった人物と結婚。 この物語の中で、捨松のことをあれこれ悪く書く新聞記事が出てくるけど、 実際にも世間から相当叩かれたんだろうな。 一方では女性教育に情熱を注いだ生涯を送る。 信念が強くて賢い、素晴らしい女性が明治の時代にいたことに感動☆ そして捨松の困りごとを、イカルちゃんの活躍により解決。 結構後半は怖くてぞわっとする場面も。 そしてアキラくんとのほんのり恋の予感も続行中♡ いい物語でした!

Posted byブクログ

2024/03/28

博物館の怪異研究所の助手、イカルが活躍する明治時代の話の2作目。 今度は陸軍卿のお屋敷で怪しい物音と幽霊が。 科学だけでは解決出来ない出来事は昔も今もあるのかも。 不思議な出来事は人の心が起こしているのかも、と思った。 しかし、この時代の子どもは今の子どもとは比べものにならないく...

博物館の怪異研究所の助手、イカルが活躍する明治時代の話の2作目。 今度は陸軍卿のお屋敷で怪しい物音と幽霊が。 科学だけでは解決出来ない出来事は昔も今もあるのかも。 不思議な出来事は人の心が起こしているのかも、と思った。 しかし、この時代の子どもは今の子どもとは比べものにならないくらいしっかりしていたんだろう。 次もあるといいなあ。

Posted byブクログ

2024/03/21

面白かった! とても中学生向きのYA文学。 推理小説としても、ところどころに伏線があり、怪異小説としても、摩訶不思議な描写あり、時代小説としてもその時代が感じられる言葉や動作、衣装などが描写されていて雰囲気がしっかりと感じられて、好ましかった。 私的にはイカルの13歳にしてはしっ...

面白かった! とても中学生向きのYA文学。 推理小説としても、ところどころに伏線があり、怪異小説としても、摩訶不思議な描写あり、時代小説としてもその時代が感じられる言葉や動作、衣装などが描写されていて雰囲気がしっかりと感じられて、好ましかった。 私的にはイカルの13歳にしてはしっかりとした話し方、考え方、態度に好感が持てたが、今時の子ではあまりないかなと思ったり。 余談だけども、イカルとアキラの今後が気になる♡とこなので、続編を期待したい。

Posted byブクログ

2024/03/17

『博物館の少女 怪異研究事始め』の続編。” 騒がしい幽霊”という副タイトルは、大山巌とその婚約者・山川捨松の婚姻が素材となっていた。2人が仇敵である薩摩と会津の出身であることを根拠に、反対する輩たちがあらぬ噂を立て大山邸では怪異現象が続いている。自身の故郷が鹿児島のために、当時そ...

『博物館の少女 怪異研究事始め』の続編。” 騒がしい幽霊”という副タイトルは、大山巌とその婚約者・山川捨松の婚姻が素材となっていた。2人が仇敵である薩摩と会津の出身であることを根拠に、反対する輩たちがあらぬ噂を立て大山邸では怪異現象が続いている。自身の故郷が鹿児島のために、当時そんな風潮だったと初めて知り今更ながら刺激された。相談を受け、所長は大山邸に巌と亡き先妻との子どもの教育係としてイカルを送り込む。 『博物館の少女 怪異研究事始め』では、隠れキリシタンゆかりの品である黒手匣の落ち着きどころが気に入ったけれどhttps://booklog.jp/users/lemontea393/archives/1/4038145107、今回は大山邸で夜な夜な現れる幽霊たちや怪奇現象の落とし所が物足りなく尻すぼみに感じられて残念。

Posted byブクログ

2024/03/17

間違えて2巻目を先に読んでしまったらしい。とくに問題はなかったけれど、やはり順番に読むべきだったと思う。上野の博物館にある怪異研究所で働くイカル。友人が河鍋暁斎の娘だったり、津田梅子と一緒に留学した女性が登場したりと、当時の有名人も登場する。面白いんだけれど、最後がちょっとしっく...

間違えて2巻目を先に読んでしまったらしい。とくに問題はなかったけれど、やはり順番に読むべきだったと思う。上野の博物館にある怪異研究所で働くイカル。友人が河鍋暁斎の娘だったり、津田梅子と一緒に留学した女性が登場したりと、当時の有名人も登場する。面白いんだけれど、最後がちょっとしっくりこない気がする。

Posted byブクログ

2024/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時代美術ミステリーを期待してたけど やっぱりホラーも出てくるし 謎解き事件簿みたいになっちゃうのが自分としては(^_^;) 歴史人物のからみも出て来るし 今後青春ものも出てきちゃったら 富安先生、盛り過ぎです笑 博物館や美術ネタは大好きなので 今後シリーズは追いかけていきたいです

Posted byブクログ

2024/02/25

ちゃんとミステリーでサスペンスだった。 そして歴史ものでもあり伝奇ものでもある。 実在の人物が登場するのは、読んでる人間としては楽しいけれど、書く方にとっては相当なプレッシャーなんじゃないだろうか。 梅子さんのお姉ちゃん的存在としての認識だった捨松さん。 新しいイメージになるな。

Posted byブクログ